アメリカ西海岸、シアトルのお隣ベルビューにいます

2015/08/03

アメリカ生活 - 渡米への経緯 -


ものすごくプライベートな話なんだけど、状況が違うと手続きもいろいろ違うと思うので、私たち家族の渡米までの経緯を。

よくある話だけれど、夫の転勤。
でも、正確には「転職」なのだ。

どういうことかというと、元々だんなさんは米国系外資の日本法人に勤めていた。
法人自体は全く別会社なんだけれど、実務的には米国本社と同じチームの一員として働いていたのだ。
(すでにややこしい。)
それで、ある時仕事の電話を米国本社にいる上司の上司としていたら、最後に
「あのさ、アメリカに来る気ない?」
と突然聞かれたらしい。
ただ、自席でふつうに電話をしていただけだったので、周りに聞かれるのもアレな状況だったし、
「えーと、今家を建てているんだけど…」
と話を濁した(らしい)。
※ 1年前くらいに土地を買って家の設計を始め、ちょうどその2か月前に棟上げ式を終えたばかりだった。なんたるタイミング!

上司の上司「大した問題じゃないよ、そんなの誰かに貸せばいいんだし。」
あほか、おもちゃの家じゃないんだぞ。大した問題じゃないとか言われる筋合いはない!
などとはもちろん言わず、その場は何となくお茶を濁して終わった。

元々適当感たっぷりの上司だったので、もしかしたら冗談かもと思っていたのだけれど、どうやら本当に一人オープンポジションが出たとかで、プロジェクトの内容もよくわかっているうちのだんなさんを、日本から呼び寄せたいということになったらしい。
会社としても異例のノーインタビューで、そのまま1月に正式採用通知が届いた。

その後も本社の人事担当が突然引き継ぎもなしに辞めちゃったりした関係で、3月には渡米と思われていた予定が大幅に遅れ(VISAが5月まで下りなかったのだ。人事担当が書類も出さずに消えてしまったせいだ。)、5月末、息子の小学校の運動会を見て、もうやり残したことはない、と彼は一足先に渡米していった。
家ができたのが2月末だったので、たった3ヶ月だけだけれど新築の家で過ごすことができたのは、不幸中の幸いだったか(さすがアメリカ)。

というわけで、だんなさんは日本法人を退職し、米国本社へ入社した。
駐在ではなく、米国で就職してしまったということだ。
引き続き、元の日本チームとのやり取りはしているものの、完全に会社が変わってしまったのだ。

私たちはリミットのないアメリカ生活を始めたことになる…青天の霹靂…

2 件のコメント:

  1. はじめまして。私は結婚で渡米してかれこれ十年以上です。
    運転免許、早く取れるといいですね。車移動が可能になると、行動範囲が広がります。そして、心の余裕が生まれます。
    「どこどこへ行けない」のと「行けるけど行かない」の差は大きいです。
    そういう私も、日本ではペーパー、英語も微妙で免許取得は渡米後六か月でした。
    あ、私は免許の前にSSN取得しました。これで銀行口座はクリアしました。

    来た当初、何もできない自分に一番戸惑いました。ないない、できないづくしで、情けなくて孤独でした。
    みんな通る道だと思います。
    焦らずに頑張って乗り切ってくださいね、応援してます。

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  2. コメントありがとうございます。

    > 来た当初、何もできない自分に一番戸惑いました。ないない、できないづくしで、情けなくて孤独でした。
    全くその通りです。今はそんな心境です。
    うまく言葉にできないのが大変残念ですが、とても落ち着きました。
    ありがとうございます。
    しばらくもがいてみます。

    たまこ拝

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