「補習校」キーワードで来てくださる方が激増しているので、よくある質問などを元に、その準備について。
※新しい情報は、日本語補習校ページからも。
- 入学/編入テスト
シアトル日本語補習学校では、入学する前に簡単なテストと面接を課している。
シアトル日本語補習学校 Seattle Japanese School | 入学・編入案内
日本語で授業を受けられる日本語能力があるかどうかを測るテストで、渡米直後のお子さんなら必ずパスできる。
息子が1年生の9月編入で受けた時は、国語と算数のドリル両面1枚ずつの問題を解いた後、補習校職員のおじさん2, 3名と簡単な質疑応答があった(日本語で会話できるか測るだけなので、大したことは聞かれない)。
テスト中、親は別室で待たされる。 - ランドセルは持っていけますか? --- YES!!
ランドセルで登校している生徒さんはたくさんいらっしゃいます。
色も日本と同じでカラフルである。
お子さんが使いたいというのであれば、ランドセルでの登校はまったく問題ない。
ただ、荷物が増えて重くなってくると、ランドセルに入りきれなかったりすることもあるので、車輪のついたキャリーバッグで登校する生徒さんも多い。
先日、日本行きの飛行機を待つ出発ロビーにランドセルを背負った小学生らしき児童がいた。
日本に体験入学で帰るのかなー、なんて思った。ランドセルが機内持ち込みバッグなんてイカしている。 - 教科書
教科書は、海外子女向けに文科省が配布している。
出国前に受け取りたいという方は、こちらに方法が載っている。
(リンク先更新しました 3.20.2018)
日本の教科書の無償配付 | 海外子女教育振興財団コーポレートサイト
どこの出版社のものを使っているかは、こちらの表
平成30年度 海外子女用教科書の出版社一覧表
(2017.7 追記)
補習校HP学校要覧にPDFが置いてあったのでリンク。
配布教科書(小学部・中学部)一覧
漢字は、教科書によって習う順番が異なるので、出版社が異なっていた場合は、不運にも習わない漢字ができてしまうかも(まとめで繰り返しやるので大丈夫だとは思うが)。
シアトル日本語補習学校は、補習校の中でも規模が大きいので、知らずに渡米してしまったとしても学校でもらうことができるので、慌てなくて大丈夫です。 - 学用品
日本の文房具を求められることが多い。
アメリカの鉛筆は、消しゴム付きのものばかりなので、あまり望ましくないのだろう。
筆箱) 鉛筆、消しゴム、15cm程度の定規、朱鉛筆
文房具入れ) スティックのり、はさみ、セロハンテープ、色鉛筆
※文房具入れは、何でもいい。
その他、学年によって、竹の定規、分度器、三角定規、コンパスなどが必要となる。
たいていのものはシアトル紀伊国屋で購入できるが、日本で買う方が種類も豊富で格安である。
ダイソーにも一部売っているが、100均品質なので、どこで妥協するかによるかな...
詳細はまた別記事で。 - ノート類
学校指定のノートを使う。
アピカ学習帳「ムーミン谷のなかまたち」シリーズ
週に1度の補習校なので、そんなにたくさんは使わないため、渡米後に購入してもいいとは思う。
シアトル紀伊国屋書店、ベルビュー宇和島屋などに在庫しているので、近辺に住んでいる方は簡単に購入できる。
指定ノートの詳細は、また別記事にて。 - ワークブック
主に宿題用にワークブックの購入が義務付けられている。
教科書準拠のワークブックで、国語、算数、漢字用のものである。
8月に編入生向けの入学説明会があって、その時に説明がある。
日本で購入したいところだけれど、ほとんどのワークブックが学校直販の出版社のものを使用しているので、個人で購入することができない。
在校生は4月と9月に共同購入・配布なのだが、編入生はシアトル紀伊国屋書店で注文して、受け取る必要がある。
注文は電話でも受け付けてくれるはずだが、郵送してくれるかどうかはわからない。遠方の方は紀伊国屋に相談してみてください。必ず日本人スタッフがいるので、日本語で対応してもらえます。
(そもそも、英語で日本の書籍の説明なんてできない。ちなみに、日本語堪能なローカルのスタッフもいる。)
これらワークブックは新学期から使うのだけれど、最初は注文が間に合わないので、コピーなどで対応してもらえるよう、担任の先生にお願いする。
(2017.08 追記)
校長先生から、紀伊国屋書店からのお願いについてお話があった。
補習校関連書籍を紀伊国屋に注文するのはいいとして、その後キャンセルするのは控えてほしいということだった。日本でキャンセルしても書店はそれほどの損失にはならないが、シアトル紀伊国屋は注文があるたびに日本に発注するため、それだけで送料がかなりかかってしまう。その上「実は知り合いから譲ってもらったので要りません」とか言われてしまうことがたびたびあるそうで、補習校がらみの損失がかなりあるそうである。
注文したら、必ず購入するようにお願いします。 - 送り迎え
現在、間借りしているサマミッシュ高校が改修工事中のため、駐車場や校庭が使えない状態である。そのため、正門の前で子供だけを下ろし、帰りはやはり正門の前まで車で行ってそのまま子供を乗せて帰る、という方法を取っている。
おかげで保護者同士が顔を合わせることがほとんどない。
お子さんが複数通っていらっしゃる場合、下の学年のお子さんがメインロビーで待ち、上のお子さんと合流したのちお迎え、という方法を取っていたり、いろいろ工夫が必要である。
幼稚部は午前中で終わってしまうため、ロビーで待たせるわけにはいかず、やむを得ず何度もピックアップにいかれる保護者もいる。
(2017.08 追記)
平成29年度から、幼稚部もお弁当持参で13:40ピックアップになった。
(2018.3.12 追記)
サマミッシュ高校の駐車場がついに完成し、これまでのドライブスルー方式から、教室まで保護者がお迎えに行く方式に変わった(おかげで保護者同士の交流もできるようになった)。これで登下校時の渋滞はかなり緩和された。
駐車場完成に伴い、ベルビュー学区が構内にあるシアターを一般公開することになり、土曜の4時以降は全員退館するよう通達があったそうである。登下校の時間などはしばらく試行錯誤が続きそうである。 - その他
車で1時間以上かけて通って来られる方も。ワシントン州でこれほどの規模の日本語補習学校は他にないので、致し方ない。
「シアトル」と名打っているが、実は隣のベルビュー市にある。シアトル市から通っている方は、少ないと思う。
【併せてお読みください】
シアトル日本語補習学校の準備について ~ 教材編 ~
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