アメリカ西海岸、シアトルのお隣ベルビューにいます

2015/09/23

ELLの宿題

ELLの宿題 - 戦わない子育て -
ELLから出た初めての宿題
状況がよくわからないのだけれど、今息子が通っている現地校では、英語のできない子が週に2回、15分程度別室に呼ばれて英語の学習をしているようだ。ELL (English Language Learner) と呼ばれる。
画像の通りで、宿題フォルダにこの紙が入っており、ポストイットが貼り付けてあって
お友だちや家族と練習しましょう。
とだけメモ書きしてあった。
さらーっと書いてあるけど、これ大変ですよ。

それで、アメリカ生活の先輩ママたちに「これ宿題って言われたんだけど?」と聞いたら
「全部覚える必要ないし、できるところまで適当に」
「とにかく反復練習させるのよ」
「似たようなことを何度もやるから大丈夫」
「いっぱい読ませていっぱい書かせてそのうち何となくわかるようになってくるんだよ」
などと有益な情報が得られた。

反復練習!
たくさん読んでたくさん書く!

これは語学学習には欠かせない要素ですね。
なるほど、と思ったので、とりあえず今回は

"I don't want to go!" / "I don't want to be last."

の二つだけ大声で二人で練習した。
大声っていうのも大事な要素なんじゃないかと思って。

***

いろいろ辛いなー、と思っていたら、担任の先生からお手紙をいただいた。
いや、息子あてに。アナログの手紙。
便箋には先生の直筆で書かれてあり、それと一緒に日本語訳もつけてあった。
機械翻訳かそれよりちょっと精度がいいので、誰かに添削してもらったかしたものなんだと思う。

あなたが私のクラスに来てくれて、とても嬉しいです。
あなたはとっても真面目に勉強しています。
今は新しい言語、特に英語を学ぶのは、とても苦しいと思います。
苦しさを感じるのはふつうのことです。
でもきっと楽になる日が来ます。
なんだか本当にジーンと来てしまって、息子にも読み聞かせて、先生はあなたのことをとても気にかけてくれているから、今は辛いかもしれないけど大丈夫だよ、という内容のことを何度も何度も話した。
息子はわかっているのかわかっていないのか「うれしいねー」と言っていた。
いつか「あの時は先生に救われたな」と息子が思い出す日が来てほしい。

苦しいこともたくさんあるけれど、たまにこういうことがあるので救われます。
人とのつながりって素敵ですね。

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