アメリカ西海岸、シアトルのお隣ベルビューにいます

2015/09/03

たいていのことはメールで - アメリカ現地校 -

公園にて - 戦わない子育て -
現地校へ通い始めてまだ3日目だけれど、担任の先生とかなりメールでやり取りがあった。
他の保護者はどうなんだろう?
クラスは25人くらいいたから、全員からメールが来ていたら、単純に25通は返事を書かなくちゃいけない。
さすがに全員とはこんなにやり取りしていないんじゃないだろうか。

息子は英語が全くわからない。
ふつうに日本で生活してきた、一般的な日本人少年である。たぶん。
校長先生は「この学校には生徒の母国語が30言語もあります。ELLに通っている子も30%もいます。息子さんも大丈夫です。」と、たまたま夏休み中に会っただんなさんが言われたそうなんだけど、息子に聞いたら
「英語が話せないのは、オレだけだった…」
と落ち込んでいた。
胸が痛みますね。

学校の方針なのか1年生の学年の方針なのかわからないが、息子の学年である1年生は日本人が数人いたのに全員別のクラスになってしまった。
いくら子供は順応が早いと言っても、わざわざ言葉のわからない子に話しかけたり、逆に言葉が通じなくてもガンガン攻める子はそんなにいないだろう。

というわけで、息子は先生の指示もわからず、質問することもできないから、見よう見まねでやるのも限界があり、たくさん勘違いがあった。

10:00頃 - おやつタイム
11:30頃 - ランチ

というスケジュールだったようなのだが、まさかランチの前におやつの時間があるとは思わず、息子はお弁当をおやつタイムに食べようとして、あまりにも時間がなくておにぎり一口しか食べられなかった。
さらにランチの時間はカフェテリアに移動して食べることになっているんだけれど、よくわからなかったのか結局おやつとして持って行ったおせんべいをどこかで食べて、それだけでお腹を空かせて帰ってきた。

翌日2日目は、今度はものすごくがっかりして帰ってきた。
カバンを開けたらランチバッグ(お弁当が入っている)が入っていない。
本人に聞くと、ランチの後の休み時間に外で遊んでランチバッグを持っていこうとしたらどこにもなく、探しているうちに教室のカギを閉められて泣いて助けを求めたとか。
(泣ける)

これはもう、担任に事情をよーく知ってもらう必要がある。
どのブログにも「アメリカでは言えばやってくれるけど、言わなければやってくれない」と書いてあったので、躊躇しないで何でもメールした。
担任の先生の自己紹介にも「メールが一番いい連絡方法です」と書いてあったし。
先生からはわりと早く返事が来て、毎回「息子さんを混乱させてしまって申し訳ありません」というような出だしで、いろいろと解決策を提案してくれた。若いけれどプロフェッショナルなとてもいい先生である。良かった。
今までも英語の話せない子供の指導はしてきたことがあるし、たいていの子供たちは1年後には会話だけではなく、 Reading/Writing もそこそこのレベルにはなれます、大丈夫ですよ!と励ましてくれた。

***

私は恥ずかしながら、英語は TOEIC600 あるかないかくらいの初心者レベルである。
ただ、米国系IT外資に勤めていたので、メールやドキュメントの作成で読み書き英語はサバイバルしてきた。
アメリカではメールやオンラインでいろんなことができるので、読み書きだけでもできて、本当に良かったと思っている。運転も英会話もできなくて辛かったけれど、メール文化に少し救われた。

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