アメリカ西海岸、シアトルのお隣ベルビューにいます

2017/04/21

サンフランシスコ、小学生男子子連れ旅行

ちょうど4月10日から1週間、学校が春休みに入ったので、旅行行くか、ということでサンフランシスコへ行ってきた。
カリフォルニア州である!カリフォルニアっていうだけで、洗練されている気がする。

サンフランシスコはこぢんまりとしていて、見どころもだいたい決まっているので、2泊3日のショートステイ。
回ったところを地図にプロットしたら、3日間で結構たくさん回っていた。


ちょっと前に、ユナイテッド航空ダブルブッキング血みどろ事件がバズっていたけど、私たちは安定のアラスカ航空で。垂直尾翼におっさんの顔がプリントされているので、息子が
「おっさんの胃の中に入るのかよーいやだよー」
と、またろくでもないことを言って騒いでいた。本当によくまあろくでもないことを思いつくよな。

空港の近くで昼食を軽く取って、まだホテルのチェックインまで時間があったので、ツインピークスまで行った。

ツインピークス

残念ながらの曇天。

とにかくサンフランシスコはほぼどこもかしこも坂道である。しかも急こう配だ。何でこんな丘陵の街がこんなに発展したのかと思ったら、ゴールドラッシュだったのね。やっぱり金よ、金。

年老いたら、膝とかつらいんじゃないだろうか。老人は外を歩いたりしないのか。
道もそんなに広くないし、いつでもだいたい渋滞気味で、だんなさんはだいたいカリカリしていた。彼は渋滞にはかなりイラつくタイプである。

そんな街からちょっと小道に入った途端、突然山道が始まり、くねくねと登って行った先にツインピークスがあった。ここから街が一望できる。
ちなみに、夜景はアメリカ3大夜景の一つらしく、確かにきれいだった(夜も見に行った)。カップルだらけだった。

息子は、だんなさんがたまたま持っていた双眼鏡を首からぶら下げて、ずーっとどうでもいい場所を拡大してみていた。
ここからもゴールデンゲートブリッジが見えた。

ゴールデンゲートブリッジ

霞むゴールデンゲートブリッジ
ホテルにチェックインしてから見に行った。
帰ってきてから友人に聞いたところ、ここは夕日が美しいらしく、夕方は渋滞するから気を付けた方がいいそうだ。

私たちは、ちょっと手前の Battery Boutelle という砲台跡地に車を停めて、歩いて行った。 この砲台跡地は何というか、霊が出そうな天空の城ラピュタ、という印象だった。
古代遺跡のような貫禄がある Battery Boutelle
私は終始、憑りつかれたらどうしよう、とどうでもいいことを考えながらびくびく通り過ぎたんだけど、息子は登れるところは何でも登る、ザ・男子なので、すごく楽しそうだった。ずっと走り回っていた。
火サス?!
左手に海を見ながらゴールデンゲートブリッジを目指す。海と言っても穏やかな美しい海、と言うよりは青森の竜飛崎みたいな、硬派な海だった。
火サスな崖っぷちから、ザ・観光地、ゴールデンゲートブリッジへ
ゴールデンゲートブリッジのふもと(?)まで来ると、いきなり観光街になる。
自転車で橋を渡るのも楽しいらしく、レンタサイクル屋がたくさんあった。二人乗り自転車もあるんだけど、子供との二人乗りはなかった。
電動自転車のアメリカ進出はないのか。

どちらにしても、小雨がぱらついていたので自転車はやめて、徒歩で適当なところまで行って、適当に引きかえしてきた。
途中、とりあえず何でも登る息子が欄干に足をかけて橋の下をのぞき込んでいた。風がびゅーびゅー吹きすさぶ中、変顔しながら「死ぬ~助けて~!」という悪ふざけをしていたのだが、高所恐怖症のだんなさんはそれを見ながら後ずさっていた。息子は面白がって、
「オレこんなこともできる!」
とかさらに悪ふざけしていた。ふざけんな。

橋の下は波が高くて、サーファーがいっぱい波にもまれていた。

ロンバート・ストリート

こういう言い方をしてしまうと、身も蓋もないんだけど、ロンバート・ストリートというのは、住宅街のちょっとしゃれた小道である。ヨーロッパにいっぱいありそうな狭ーい道で、何が面白いかと言うと、急こう配のぐにゃぐにゃ道なのである。
道の両脇は、本当に普通の(金持ちかもしれないが)住宅である。
道のスタート地点には
「ここは住宅街です。住民に迷惑がかからないよう、静かに通りましょう」
的な看板が立っていた。
その看板のわきで、おそらくヨーロッパから来たと思われるフランス語とかイタリア語をしゃべっている人々が大声で話しながらわいわい写真を撮っていた。

私と息子は、だんなさんがどこぞに駐車するため、とりあえず道の下で車から降ろしてもらって写真撮れるスポットを探した。ところが、うまいこと見つからず、ここは何でも登りたがる息子がやっぱり
「オレ階段上りたい」
とか言い出しやがったので、一緒に上まで登ってみた。

いやでも、本当にきれいだった。
花も生垣もすべて手入れが行き届いていて、ここだけヨーロッパの香りがした。
一番上から見下ろすと、街が一望できて景色も美しかった。
ここらの住民は、この景色を手に入れるために、この急こう配の家を選択したんだろうなぁ。
私は住みたくないけど。

この後、夕飯を食べに中華街まで行って(治安がちょっとアレなので、夜はあまりお勧めしない)、ツインピークスの夜景を観よう、ということでもう一度ツインピークスまで登り、1日目終了。

***

そんなつもりなかったんだけど、長くなったので続きます。

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