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2017/07/20

一時帰国と小学校体験入学まとめ

意外と体験入学に関心が高いみたいなので、学校との連絡から実際通い始めて、それから終了するまでの流れをまとめておきます。

学校との連絡は、基本電話である。
しかも、息子をお願いした学校は、代表電話一本しかない。なるべく外部と連絡取りたくないとかそういうことなのかしら。

基本的に、日本の小学校はメールでの返信はほぼないと思っていいと思う。
Webサイトにメアド書いてあるけど、誰がどれくらいの頻度で確認しているかわからないし、今まで一度も返事をもらったことがないので、お飾りで機能していないと考えて、もし仮にメールだけでサクサク話が進んだら、ラッキーくらいの心構えで。

それから、連絡のタイミングも、春に運動会を開催している学校が多いと思うけど、なるべく運動会前の連絡はやめた方がいいと思う。だいたい人事異動したて+子どもたちもクラスに慣れていない状態なので、てんやわんやなのは目に見えているし、たとえ連絡しても忘れられてしまいそうなので、6月入ってから連絡入れても大丈夫なはず。
そもそも、ふつうに国内で親御さんの都合で転入する子も、そんな数ヶ月も前から転勤の話が出るケースばかりではない。

ただ、受け入れてくれる学校を探すところから始める場合は、フライトを取るタイミング(年明け辺り)でいくつか学校に問い合わせてみるといいと思う。先生と話せば雰囲気もわかるし、それでその学校がウェルカムかどうかもわかる。あくまで正式なお願いは6月でもいいということ。
(自治体によってはその辺のルールが明確に決まっているかもしれないので、事前に市役所の教務課などに聞いてみてもいいと思う。)

<今回の体験入学の申し込みから受け入れと実際に通うまでの流れ>
※東京都世田谷区の場合
一時帰国中の区立小中学校への就学について | 世田谷区
  1. 予定開始日2週間前に学校に電話
    編入生受け入れ担当の先生(副校長)に、帰国予定日および予定開始日と終了日(1学期終業日)を電話で伝える。
    帰国したら一度就学前に学校に来てください、と言われる。
  2. 帰国したら区役所学務課へ
    区役所で手続しないと学校は受け入れられないため、まずは区役所へ。
    今年は住民票入れたので、学務課へ行かなくても住民票を取ったタイミングで「学校指定通知書」をもらえたんだけど、住民票を取らない場合は学務課へ行く必要がある。
    ここでは、世田谷区に居住している証明をしなくてはならない。
    必要書類>
    • ガスの開栓やその他光熱費の請求書など住所が書いてあって居住を証明できるもの
    • パスポート
    その場で申請書類を記入。越境入学と同じ扱いになるらしい。
    区域外就学申請書<記入例>
    すると、学校指定通知書をその場でもらえる(就学許可された学校名が書いてある)。
  3. 登校開始日前に学校へ
    就学予定の学校へ電話し、登校始める前に書類をもらいに学校へ行ってきた。
    その時、学務課からもらってきた「学校指定通知書」の学校控の部分を提出。および転入届もその場で記入して提出した。
    転入届は学校の事務手続きに必要なものだそうだ。区とは関係ないらしい。
    (逆に、終了日に「転出届」を出した。)
    これらの手続きに基づいて、教科書が配布されたり、スポーツ振興センターと言って、登下校から学校にいる間のケガや病気の際の保険に加入できることになるそうだ。
  4. 各種必要書類
    学校からもらってきた書類は、大まかに以下の通り。
    • PTA加入申込書 - 短期なので無視してしまった
    • 学童申込書 - 世田谷区は新BOPという制度を使っていて誰でも利用できる。もしもの時のために申し込みした。
    • 緊急時連絡先
    • 保健調査書(アレルギーなど)
    書類の記入は本当に面倒くさい。
    家から学校までの登校ルートとか書かなくちゃいけなくて、正直言って、私みたいな地図が読めない人間にどうやって書けと。
  5. 内科検診
    6月末からプールの授業が始まるため、学校指定医の内科検診を受ける必要がある。学校からの健康診断票を持っていけば無料である。すごい。
    学校から書類をもらいにいった日に、その足で速攻行ってきた。初登校日の翌日がプール授業だったので、間に合った。
  6. 給食費
    基本的には、ゆうちょで口座を作ってそこから引き落としなのだけれど、短期間なので現金で日数分を支払った。20日ほどで6000円くらいだった。安い。
    息子は初日、「給食すげーうまかった!」と何度も何度も言っていた。本当においしかったんだと思う。毎日おかわりしていたみたいだ。ありがとう、給食。
  7. 教科書
    1週間くらいで全教科届いた。3・4年生共通で使うものもあるので、大事に使いたい。補習校で使っている教科書とは違うものだった。同じだったら同じで持ってこなくちゃいけないから、飛行機の手荷物重量超過しちゃうかも。
    ちなみに、学校にはほとんど予備の教科書は置いていないそうである。転入生が来るたびに発注かけていると言っていた。いろいろ難しいことがあるんだろう。
あとは、担任の先生とのやり取りで、ノートなどの学用品を用意した。
  • ワークブック - ほとんどページが残っていないということで、予備のワークブックをいただいてしまった
  • 文房具 - はさみ、のり、色鉛筆など。購入した。
  • ノート - 教科ごとに行数などの指定があった。こちらも購入。
  • 上履き - 本当は指定のものなんだけど、すごく高いので1000円くらいの安いのを購入
  • 体操着 - 1年生の時のものがまだ着られたが、短期間なので何でもいいと言われた
  • 水泳着 - これも1年生の時のものが何とか入った。紺色なら何でもいいと言われた
  • 防災頭巾 - 1年生の時に買ってある
  • 絵具セット、書道セット - 1, 2回しか使わないので、ということで学校の予備をお借りした
  • リコーダー - そんなに高くないのでその辺で買った。ジャーマン式(学校によってはバロック式。アメリカにはバロック式しか売っていなかった)。
  • 鍵盤ハーモニカ - まだ音楽で使っていた。1年生の時に買ってある。
<その他>
校庭で遊ぶ際は、必ず帽子をかぶらないといけないルールだったようで、持ってきていない子は体操着の紅白帽をかぶらされたそうだ。
ハンカチは必ず携帯すること。

気になっているのが、「そろばん」。
補習校でもやらないみたいなんだけど、算数の教科書みると最後の方でそろばんやるみたいだ。どうしようかな...それとも補習校でやるんだろうか(なんか、ダイソーで見た気がする)。

というわけで、日本の学校は用意するものが多くて最初が大変だ。
アメリカは教科書なんかないんだよ、と言ったら「どうやって勉強するの?」と聞かれた。えーと、プリントとか、パソコンとか...
学用品も全部共有だしね。

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