アメリカ西海岸、シアトルのお隣ベルビューにいます

2019/03/28

アメリカの風邪薬

ブログ初期に書いたこの記事がいまだにアクセス数上位に来ています。
アメリカの小児用市販薬 (常備薬)
渡米後すぐだったので、タイトルのわりに情報量が微妙でずっと気になっていた。

やはり、日本と違って医療費がばかにならない。
病院に行ったら、ドクターがうーんとうなりながらググっていたという話も聞いたことがある。「そんなの私だってできるよ」と体験者は語っていたが、全くその通りである。

そもそも医者も処方箋書いてはくれるけど、薬を取りに行ったら薬剤師がドラッグストアに陳列されている薬を袋に詰めているのを目撃したりしたので、もっと薬の知識があれば、なるべく医者にかからずにすむんじゃないだろうか。

注)以下は個人の感想です。最終的には、ご自分の目で効能を確かめて、個人の責任での購入をお願いいたします。

風邪薬&サプリ

DayQuil & NyQuil

人気があるだけあって、私も風邪症状でだるい時に飲んだけれど、よく効く。味もすーっとするのですっきりする。NyQuil を飲むと、よく眠れる。カプセルタイプもある。
でももしかしたら、強めなのかもしれない。

Vics Vaporub
同じVicsから出している、おなじみのこちら。

日本にいるときから愛用していた。劇的に効くわけではないけれど、やっぱり鼻がすーっとして呼吸が楽になる。子供にも大人にも使えるのがいい。

Emergen-C
Twitter で教えてもらったダジャレみたいなサプリ。

風邪にはやはりビタミンC。水で溶かして飲め、とか書いてあったけれど、お湯で飲んでいる。効果薄まっちゃうかしら。でも、体も温まるし、私はやはりホットで。ただ、シュワシュワするので、グラスに勢いよく注ぐとあふれそうになってびっくりする。
気分の問題かもしれないけれど、これも効く気がする。
ちなみに、なぜかトレジョで安く売られている。

Elderberry (Sambucus)
最近友達から教えてもらったのが、こちら。

"Elderberry" は商品名ではなくてただの果実名で、いろんなメーカーから出ている。
いろんな剤状のものが売られている(タブレット、液状、グミなど)。液体タイプはかなりドロッとしていて、味が濃い。子供は好きじゃないかも。小児用もある。自然成分なので、安心して服用できる。
ただこれ、サプリっぽい位置づけだけれど、よく効く。風邪の引き初めには特に効く気がする。のどが痛いのも一日で収まってしまった。

鼻詰まり

Flonase

鼻詰まりには、やはり直接シュッとできる点鼻薬が効く。
ステロイド剤だそうだけれど、点鼻薬に関しては局所にあてるので、全身への影響はほとんどないそうである。そしてこれもよく効く。一日一回のみ。
小児用もある(デザインがそっくりで、ただ上にオレンジで "Children's" と書いてあるだけなので見逃しやすいのが難点)。

小児用

Zarbee's シリーズ

この薬はナチュラル成分で作られているそうで、安心して服用できる。
一般的に咳止めはなかなか効き目を実感しづらいのだけれど、これは効いたように思う。
このシリーズにも点鼻薬がある。先に紹介した点鼻薬 Flonase にも小児用はあるのだけれど、やっぱりステロイド剤に抵抗があるという方は、こちらを購入してみては。息子には使っていないのだけれど、他の使用感からすれば効くんじゃないかと思う。

アレルギー

(08-25-2019 追記)
Benadryl
風邪薬ではないのだけれど、アレルギー薬も。
息子はアレルギー性鼻炎持ちなのだけれど、ベテラン看護師さんに Benadryl ブランドを推奨された。アレルギー薬としては、一番強いのだそうである。

こちらは、その時教えてもらったリキッドタイプのカプセル。息子はシロップタイプが苦手で、子供でも飲めるのであれば、錠剤かカプセルを選ぶ。このカプセルはわりと小さめで飲みやすい。
眠くなるので、就寝前がお勧め。

医者に行くか市販薬に頼るか

突然思い立ってこれを書いたのは、息子がここ数日、突然体調を崩したからである。
彼は大体において頭の中を蝶がひらひらと舞っているような、年中常春といった子供なのだけれど、先々週から続いた春の陽気のさなか、ひどい鼻詰まりで眠れない夜を過ごした。一斉に花が開花したせいで、何かのアレルギーが発症したのではないかと疑っている。
年末に日本に帰った時にもひどい鼻詰まりで苦しんでいたのだけれど、その時に「鼻炎」と診断され、確かに彼は常に鼻声なので、何かの花粉に反応していてもおかしくないんじゃないかと思う。

今回、あまりにもひどかったので医者に行ったのだけれど、その時に処方してもらった薬が、ドラッグストアで陳列棚からふつうに買えるものばかりだったので、知っていれば、あんなに長時間拘束されずに済んだのでは、とかなりがっかりした。
念のため、インフルエンザの検査もしてもらったのは良かったのかな…頼んでないんだけど…

アメリカで生活するには、一にも二にも健康である。医療費が高すぎる上、医者のクオリティにかなり格差がある。患者の前で平気でググったりできる医者とか、初期治療に当たったドクターがイマイチだったせいで、しなくてもいい検査をして高額請求されたとか、聞いているとこの国は医療先進国ではないのか!と声を大きくして問いたくなる。

みなさま、季節の変わり目ではありますが、どうかお体じゅうぶんにご自愛くださいませ。

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