シアトル市の住宅価格事情

ソイソース（2018年4月27日付）の北米報知ニュースピックアップ欄(18ページ)、読みました？

シアトル市の住宅価格、時給54ドルに相当
おそらく元ネタはこちら >
Homes "Earn" Minimum Wage or More in Nearly Half the Nation's Largest Cities - Apr 9, 2018

時給計算をどう算出しているのかわからないけど、仮に一日8時間、月20日勤務で1年間、と計算してみると、

$54 × 8時間 × 20日 × 12か月 ＝ $103,680

年収10万ドル以上ないとシアトルには住めないということに。

もちろん平均なので、信じられないくらいのミリオネアがガンガン不動産買いあさって、それがたとえ全体の１％だったとしても平均を上げることもできるんだけど、それにしたってどうなんでしょうね、これ。

先日、引っ越しについての記事を書いたばっかりなんだけど（引越しと教育学区）、結局、この時期の引っ越しはあきらめてしまった。
５月に入ってから賃貸料がガンガン上がっていて、３月まで$2,000台前半だった物件が、５月に入って突然$2,600になっちゃうとか、だって同じ物件だよ？２か月以上借り手がつかなかったような物件を、さらに値上げしちゃうんだよ？

今借りているアパートも、そろそろ更新の時期ということでリーシングオフィスから更新する際の賃貸料についての通知が来た。
毎年値上がりし続けているが、今年はとうとう$200の値上げである（12か月契約した場合の１月当たりの賃貸料）。手紙を手にしたときに、それこそ本当に文字通り叫んでしまった。

きえええーーー！

それでも、だんなさんと相談して、

この時期の引越しは得策ではない

という判断で、契約期間を少し短くしてしばらく引っ越さずにがんばってみよう、という結論に至った。
底値と言われる１～２月に引っ越せば、おそらく月々の賃貸料は今より安くなるだろうし、そうすれば、今急いで手を出すより結果的に安くなるのではないか、という試算である。
ただ、冬に必ず下がるという保証はないので、本当に得策なのかはわからない（涙）

全体的にとても強気な売り手市場である。

＊＊＊

ついでに リンク・ライト・レール について（同ソイソース12ページ）。

地価の値上がりは、この鉄道の建設も貢献していると思われる。
おかげで宇和島屋からBel-Redにかけてのエリアは常に工事中で砂ぼこりだらけである（だいぶましになってきた）。このあたりに駅ができるらしい。

人口増加に伴うアパート建設に加えて、鉄道の工事も本格化し、さらに便利になることを見越してアパート建設ラッシュ、もともと建っていた近隣のアパートは工事の騒音に悩まされている。そしていつまでたってもその工事は終わらない。
騒音まで考慮すると、どこに住めるんだろう？と思う。

便利さを手放せば、それなりの物件をもっと安く手に入れられるんだろうけど、結局学区にしばられてしまう。物件優先して学校変わっちゃって、子供にまた一から関係築かせるのは、やはり申し訳ない。そんな経験はアメリカに来たその時だけでじゅうぶん。

ベルビューいいところなんだけど、新興住宅地感が半端なくて、その勢いが怖いです。

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