アメリカ西海岸、シアトルのお隣ベルビューにいます

2024/02/08

【ベルビュー学区】外国語の単位に替わるテスト - WLCC

ごぶさたしています。元気です。


1年に5記事以下という体たらくにもかかわらず、なぜか検索に引っ掛かるみたいで、思ったより多くの方に訪れてもらっています。ありがとうございます。


今回はタイトルの通り、WLCC - World Language Competency Credits について。

WLCC とは

World Language Competency Credits

今年度は、10月に Newport High で実施されたのを皮切りに、順次各ハイスクールで行われていくみたいだ。4月の Make-up はまだ申し込みが間に合う & BSD の生徒ならどこの生徒でも受け付けてくれるようなので、ご興味があれば。

BSD では卒業要件になっている外国語

World Language, 外国語はベルビュー学区ではハイスクールの卒業単位に入っている。絶対に取らないといけない必須単位である。

BSD Graduation Requirement

ただ、この World Language は卒業必須単位であるにもかかわらず、選択科目である。これを取ろうとすると、1年間 1.0 単位をささげないとならない。選択科目に使える単位は、3.5単位なので、言語学習大好きという人でなければ、他の取りたい選択科目を取れなくなってしまう可能性がある。

(あと、宿題出るのでウザいという話も聞いたことがある…)
(選択科目はなるべく宿題のないものを取りたい派)

テストで外国語の単位を取得できる

これに救いの手を差し伸べてくれるのが、この WLCC, World Language Competency Credits テストである。

以前、チラッと話していた↓

ミドルスクールの選択科目の希望提出


要は、最低でも卒業要件の2単位を取るために、2年間履修しなければならない外国語の単位を、一日でそれもたった数時間のテストで取れてしまうという、非英語ネイティブにとってはお年玉のようなシステムだ。

ちなみに、受けられるのは 9th 以上なので、ミドルでは受けられない。

テスト対象言語は限られているのだが、日本語は対象である。良かった。

※ Bellevue High / Chinook Middle には日本語のクラスがあるので、WLCC の結果によっては、Japanese5 以上しか履修できなかったり、テストを受けなくても、ネイティブだからという理由でJapanese1(一番簡単なレベル)の履修を断られることもあるかもしれないそう。


(余談ですが)ミドルから外国語を履修するメリット

ミドルは外国語は必修ではないのだけれど、ミドルから取っておくと、ハイスクールではより高いレベルから外国語を履修することが可能になる。基本的にレベル1から始まって、レベル6まであるのだけれど、そこまで取れると外国語ができるアピールにつながる。
(同一言語を取り続けること)

ハイスクールでレベル1から始めると、レベル6まで到達するのは厳しいので、それを狙うのであればミドルから始めることをお勧めする。ただし、外国語は1年間取る必要があるので、選択科目の自由度が減る。

日本語以外の言語をレベル6まで取れば、大学出願時に3言語できるアピールにもなる。


テスト形式

読む・書く・話す・聞く、の4技能すべて。

コンピュータによるテストなので、自分のラップトップは必ず持参すること。ライティングもあるので、申し込み時に「手書き」を選んでいない限り、日本語の入力ができるようにしておく必要がある。

スピーキングに必要なヘッドセットは学校が貸与してくれる場合が多いが、要確認。

また、学校から貸与されたラップトップは、さまざまな機能が制限されているので、日本語入力をインストールできない場合もある。その場合は学校のコンピュータ担当の先生に相談すること。


テストの難易度

過去問が公開されていないので、どの程度かはわからないのだけれど、息子から聞く限り、ふつうに小学生レベルの日本語の読み書き会話ができれば問題なさそう。


このテストを受けるメリット・デメリットについて

メリット

外国語の授業を取る必要がなくなる。これが圧倒的メリットである。
外国語を取る必要がなくなると、時間割に余裕ができるので、選択科目に自由度が生まれる。

デメリット

高校卒業要件は満たしているものの、私大受験の場合は、ほぼ問題ないはずだが確認が必要。あとは、授業に出て履修しているわけではないので、その辺を大学がどう見るかというのも気になるところ。

高校生活自体は特にデメリットは見当たらない。今までふつうに使っていた日本語を、ここで使わずしていつ使うのか。

言説

非ネイティブ言語である英語で授業を受けていること、日本語ネイティブであること、それにプラスしてもう1言語追加すると、大学出願時にメリットになる、と聞いたことがある。

確かにそれもひとつではある。

ただ、アプリケーションに書けることは多岐にわたるので、2言語だろうが3言語だろうが、それ以上にアピールできるものがあれば大した差にはならないので、あまり気にすることはないと思う。最終的にはどうアピールするかが大事で、それまではがんばって高い成績を保つことと、課外活動やボランティアなどにも精を出していくことが肝要だそうである。

言語習得が趣味、というのであれば、それを突き詰めていくのもいいと思う。


ついでに AP Japanese について



日本語のテストと言えば、やはり AP Japanese.

AP というのは、Advanced Placement の略で、平たく言うと、高校にいる間に大学の単位を取っちゃおう、という制度である。

ColledgeBoard という機関(?)が運営しているテストで、5段階評価で3以上を取ると、大学での授業についていけるよ、というアピールになるし、入学へ有利に働くと言われている。

ハイスクールでは、生徒向けにこれらのテストについて説明会もあり、ColledgeBoard の使い方なども懇切丁寧に教えてくれるらしい(息子によると)。

9年生から AP の授業をとることができ、毎年10月ごろ試験の申込&支払いをして、5月ごろ試験、という流れである。

基本的には学校で AP のクラスを取っていないと、AP テストを受けるのは難しいのだけれど、日本語に限って言えば、ネイティブなので、ほとんど勉強せずに合格点を取れる。AP は過去問も公開しているので、難易度などをチェックされるといいと思う。ネイティブなら問題ない!

AP Japanese Language and Culture Exam – AP Central | College Board


お勧めとしては、9th でさっさと AP Japanese を受けてしまうことである。

当然だけど、学年が上がるにつれて、他の AP 科目&テストに時間も労力も取られてしまうし、場合によっては、受験日が重なってしまうこともある。相談すれば、時間をずらして試験を受けさせてもらうこともできるみたいなのだけれど、本人の負担は大きい。


9th では、AP HUG (Human Geography) が推奨されていて、Social Studies の必修科目になっているので、試験を受ける人も多い。逆に言えば、9th で受験するのはこの1科目だけしかない。負担は圧倒的に少ないはず。

ぜひこちらも検討を。


※AP の申し込みは10月がピークで、11月からは $40 値上げされて、今年は3月15日が締め切りだそうである。

2024 AP Exam Fees – AP Students | College Board

※ColledgeBoard に学校経由でアカウントを作っても、AP担当カウンセラーに頼まないと AP Japanese の申し込みはできないので、要注意。


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