アメリカ西海岸、シアトルのお隣ベルビューにいます

2018/05/13

グリーンカード取得記念にステーキを食べに行った話

グリーンカードをめでたく受領して気が大きくなった我々家族は、ステーキを食うぞツアーへ。
グリーンカードが来た
グリーンカードが来た ~ 面接篇 ~

高級ブランド店がひしめくBravern 内にある John Howie Steak のディナーに行ったよ!
画像元: Happy Hour @ John Howie Steak – Bellevue, WA
今までランチタイムは行ったことあったのだけれど、ディナーは初めて。
ランチは25ドルくらいで食べられるのでまだ手が出るけれど、夜はやはり高い。何しろ高い。

準備が大事

ステーキのことはさっぱりわからないので、事前に下調べした。
誰もが大好き♪NYのステーキ特集 | ニューヨークナビ
もう、決定的におのぼりさんだ。
でもせっかくたっっっっかい肉を食うんだから、適当に注文とかもったいないじゃないか。人生準備が大事である。準備で9割決まる。

学生時代、ベートーベンの交響曲3番「英雄」という曲を弾いたことがあるんだけど、この曲がすごく難しくて、当時指導していただいていたプロオケのバイオリンの先生が
「音を出す前の準備で音の9割は決まるのよ!」
「弓は弦にしっかり乗せて」
「息を吸ってから弾き始める!」
と言っていた。これは何にでも応用できる至言だな、と今でもよく思い出す。

※2楽章の冒頭とか緊張する。

注文しよう

予約時間にお店に到着。
お店のスタッフはみな感じが良かった。当たり前だ。高い肉を出すお店である。

店内は、土曜の夜ということもあってわりと混みあっていた。
隣はスペイン語を操るグループ(子連れ)がわいわいやっていた。

席について、予習した通りに注文する。注文ごときに時間はかけない。
肉と前菜とスープ、それからビールを注文。息子にはリンゴジュースを。
だんなさんが、
「ここで前菜いろいろ頼みたくなるだろ?」
「確かにうまいんだけど、食っちゃうと肉が食えなくなるんだよ」
「パンも危ないよね、食べ過ぎないように」
などと言っていたが、結局誘惑に負けてスープも頼んでしまった。でもだからと言って、肉だけじゃあきちゃうじゃない?そうでもないの?

肉到着前

最初に一口の前菜的なものが。
もっと食べたかった。おいしかった。
おそらくホタテの貝柱で、ちょっとスパイシー。そしてパクチー。

それからすぐにスープ。
オニオンスープ。チーズとパンがいい感じ。
そして揚げ芽キャベツ(Fried Brussels Sprouts, すごくおいしかった。たぶんスイートチリソースを使っている)。
これもとてもおいしい
ここで息子がイライラしだす。オレの食べ物はまだか、と。
そう言えば、パンが来ていない。まわりを見渡しても、パンを食べている人がいない。えー、もしかして、パンはサービスじゃないのか?注文しないと来ないのか?よくわからんな、どうなっているんだ、とわれわれがそわそわしていたところへ、サーバーさんが

「パンをお召し上がりになりますか?」

ひょっとして日本語わかるのかしら?
よかった、パンは付いてくるようだ。

息子もうまいうまいとパンをむしゃむしゃと食べていた。
ここのパン、どれも変わっているけれど、とてもおいしい。温かいというのもあるんだろうけど、スーパーに売っているやっっっすいパンとは大違いだ。

しかし、待てど暮らせど肝心の肉が来ない。
やはり注文した肉が大きすぎただろうか。
すぐに洗脳される性格なもので、先のニューヨークナビの記事の中でお勧めしていたポーターハウス、しかも
一体そのお肉何グラムなのさ?!
1OZは約28グラム。サーロインは1人分で22オンス=約623グラム、厚さ5センチ近くのお肉が出てくることもあります。また骨付きで22オンスなら骨部分を抜かせば16オンスくらい。ランチコースの小さめサイズは8OZから10OZ(約220グラムから280グラム)。量の多さにビックリされた人も多いでしょう。でもご心配なくニューヨークのお肉は日本の物と比べると胃にもたれずさっぱりといただけます!
という内容を鵜呑みにして、3人いるし食えるだろ、と40オンス注文してしまったのだ。焼けるまで時間がかかっているらしく、3回ほど
「もう少し焼けるまでお時間かかります」
とサーバーが詫びを入れにきた。

やってしまった。
悪いことをした。
これだから無知は困る。
あの準備はいったい何だったのか。

そして肉がきた

30分近く待って、

ついに

肉がきた!
比較のために私の手と一緒に撮った写真もあったのだが、
あまりにもクリームパンみたいな手だったので自粛。
手のひら二つ分くらいあるよ!
でかい!!

でかいのにうまい!!!

すかさずサーバーが「ポテトでもいかがですか」とうまいこと言ってきたので、フレンチフライを頼んでしまった。ちょっと負けた気がしたが仕方がない。肉だけを食い続けるのはいささか辛い。ここは箸休めが欲しい。
そして息子にはこの肉のうまさがいまひとつ伝わらなかったようで、5切ほど食べたのち(それでもけっこう食べたな)、フレンチフライをモリモリ食べていた。

やはり食べきれなかった、そしておまけ

当然のように肉は食べきれなかった。残念だ。
しかし、アメリカにはお持ち帰りの文化がある。

片付けスタッフにボックスを頼んだところ、残り物を詰めて再び帰ってきたときにはデザートメニューをさらーっと置いて行った。
おなかいっぱいだし、もういいかと思っていたら、だんなさんが「アイスでも食わない?」という。私はいらないけど、もし注文するなら私はコーヒーが欲しい。

サーバーさんに「アイス食べたいんだけど、どんなのがある?」と聞いたら

いっぱいあります

と自信満々に言われた。
いっぱい…
おぉぉぉーい、いっぱいって…

そしておもむろにポケットからあんちょこを取り出して、ずーっとページをめくっていた。さすがに「いっぱい」では終わらなかった。よかった。

いっぱいあるんです、えーと、お待ちください、いっぱいあるんですよ

イケメン・長身・洗練されたスタッフが慌ててメモ用紙を繰っている姿を見つめるわれわれ。
途中で彼はあきらめ、別のスタッフを呼んできた。彼女はすらすらといろんなアイスの説明を始める。

おおおお

そして彼女お勧めのアイスがこれ。
画像元: yelp.com
めちゃめちゃおいしかった。
お肉食べた後だったからかしら。ものすごくおいしかった。よかったら食べて。
息子が夢中でかぶりついていた。
名前がわからないのが惜しい…

最後に自家製のチョコレートです、ビターチョコです、とお土産をいただいた。チロルチョコの2倍くらいの大きさの箱に入っていた。写真撮り忘れた。ごめんなさい。

***

以上がおのぼりさんステーキツアーでした。
何かのお祝いの時のとっておきのレストラン、という雰囲気があって、とてもよかった。サーバーさんも洗練されていたんだけど、英語にスペイン語なまりのある片付けスタッフの方がぐいぐい来なくて良かったです。
ステーキ専門店は他にも何店舗かあるので、何かのイベントの際には別のお店も行ってみようかなーと思っている。

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