年々上がり続ける賃貸料に、これ以上は耐えられそうもない。
私がよく使っている賃貸サイトはここ
Aparments.com
さて、ベルビューで 2-Bed の部屋を見てみよう。
2 Bedroom Apartments for Rent in Bellevue WA | Apartments.com
概ね $2,000/mo 越えである。
$4,000 以上の物件もある。誰が借りるんだよ。
絶対悪いことに手を染めてい...(以下自粛)
アメリカは、公教育と言えども地域差が大きい。
州によってどころか学区によっても異なっていることが多く、私の住んでいるベルビュー学区とお隣レドモンドのレイク・ワシントン学区ですら異なっている。学校の休みもずれていることが多い。
細かいことを言えば、同じ学校の同じ学年でも担任によっても振り幅が大きいと思う。ガイドラインはあるだろうけど、本当にベーシックな部分だけなのだろう。
ここからが本題なのだけれど、アメリカの公教育にかける予算はあまり大きくはない(たぶん)。公教育と言えども基本的に寄付文化である。金持ちが多ければ寄付金も多くなる可能性は高い。そしてお金があればその分手厚い教育を受けることができる。そしてここがさらに大事な点なのだが、学校のレベルが上がるとその土地の値段も比例して上がる。自分の家の資産価値を保つためにも学校のレベルを下げるわけにはいかないのだ。
Best Public Schools in Bellevue, Washington - SchoolDigger.com
(レーティングは、サイトによって違ったりする。)
(こういったレーティングサイトには、必ず不動産関連リンクが貼ってあるし、不動産関連サイトには必ず学校のレーティングリンクが貼ってある。)
人口が増えたり減ったりする影響で、たまに学校の境界線が見直されることがある。
レーティングが10の学校の区域に住んでいる人が、その見直しによってレーティング6の学校の区域になってしまった場合、それだけで資産価値がぐっと下がることがある。これは由々しき問題である(特にハイスクール)。
今まで自分がその学校のために寄付して高いレーティングを維持させてきたにもかかわらず、学区変更でその学校と縁が切れてしまい挙句に資産価値まで下がってしまった、寄付金返せ、という訴訟が起こったこともあったそうである。
この線引きに、1年以上費やされることもある。何度も説明会を重ねながら…(吐血)
大人の事情も甚だしい。
もちろん、うまく機能している間は、子供にとってもその地域住民にとっても win-win の関係になるわけだけど、やはり「子供の教育のために一肌脱ぎましょう!」というボランティア精神あふれる寄付というのはあまりなくて、すべては打算の中でのからくりなのだとわかると、まあ人間なので仕方のないこととはいえ、あまりに生々しく血なまぐさくてがっかりする。いやでも仕方ない。人間だから。
というわけで、一応、アメリカも教育機会の均等というのは憲法にも謳われているわけだけれど、その中身は地域格差も甚だしく、日本のようにすべての地域で同じような教育を受けられることとはわけが違う。
(公教育という点においては、という意味であって、実際には地域格差はある程度存在する。でもアメリカほどではないと思う。)
だから、いい学校(レーティングの高い学校)へ入れたければ、それなりの価格帯の住宅を選ばざるを得なくなるわけです!
それなりの!
価格帯!
です!!!
通いたい学校のエリア内で自分たちが支払い可能な範囲の物件を探し当てなければならない。価格も季節によって変動して(日本も同じだけど)、やはり新学期の始まる前の夏がピークであるようだ。
そういうわけで、私も毎日血眼で物件探しをしている。
これ以上今のアパートの賃料上がったらもう住めないぜ…
日本は日本で
「学校のアナログ文化なんとかして」
「せめてメールだけでも」
とか
「詰め込み式の学習なんとかして」
「漢字20回書かせることに何の意味が」
とかとか、
いろいろ目にするけれど、だからと言って
「アメリカいいよね、全部電子化されているし」
「ロジカルシンキングとか地頭とか鍛える学習方法素晴らしい」
と言われても、そうね、金さえ払えるならいいと思うよ、といつも思う。
日本のワーキングプアとか貧困スパイラルとか生活保護警察とかそれはそれで怖いけど、アメリカの格差もかなりパンチ効いていると思う。
ちょっと古い記事だけど↓
インフラ、不平等、教育、健康,etc.アメリカで発展途上国並みにひどい6つのこと
無事に引っ越しできるといいな!
↓決まったら決まったでパッキングやりたくないけどね!ポチっとしていただけたら嬉しいです↓
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