アメリカ西海岸、シアトルのお隣ベルビューにいます

2018/05/29

小学生の通信教育始めました - Z会海外受講 -

以前から何度かぶつぶつ言っていたような気もするんだけど、息子の理科・社会問題である。

さすがに4年生に進級してしまい、いままではまあ、日本の学習は補習校でやってくれている範囲だけでいいか、と思っていたんだけど、昨夏に日本で体験入学した際、理科の単元テスト(時期的に1学期末なので、1学期の復習的なテストがたくさんある)の答案を確認していたら

習っていないので、わかりません。

としら~~~っと解答してあった。
やる気のない大喜利かっ💢
(先生からの赤字で「習っていなくても、考えてみよう」と書かれてあって、親の顔が見たいよ!と思った。)

その時さすがにやっぱりこれはちょっと何かしらやった方がいいのかもと考え始めた。
私の子育ての信条(というほどでもないけれど)は、

無理をしない

であり、もっと言えば、子供にも無理を強いない、である。
だって、生きているだけで精いっぱいじゃないですか。ひとりの人間を大人になるまで、そして何とか社会のメンバーとして育て上げるんだから、そう考えたらその責任の重さに震えが止まらないですよ。

しかし、それでもやっぱり、日本の子供ならだれでも知っている単語を知っていてほしいというのはある。「徳川家康」とか「百葉箱」とか。
前置きが長くなってしまったのだけれど、そんなわけで、噂の(?)Z会に入会してみることにした。

なぜZ会を選んだか

単純に
  • 小学生通信教育界の老舗である
  • 海外サポートがある
  • タブレットコースがある
という理由である。
郵送なんて面倒くさい(無理は体に悪いので!)。
二大巨頭(?)の進研ゼミと比較すると、みなさんZ会の方が難しい、と言っていて、どうかなー?とも思ったんだけれど、タブレットの便利さからやはりZ会を選んでしまった(無理しないから!)。あれ、でも今調べたら、進研ゼミもタブレットコースありますね…そうだ、付録いらなかったから進研ゼミ選ばなかったんだった。付録の整理も面倒ですよね!無理しないから!

意外と「海外は対応していません」とはっきり断られるところもいっぱいあった。別にサポートなくてもいいかなと思わなくもなかったけれど、その点Z会は海外受講用のページまであって、初めから海外子女を視野に入れているところに好感が持てた。

残念なのがZ会のタブレット、iPad の特定のバージョンでしか受講できない。
タブレットのご用意・受講上の注意について | 小学生の通信教育 | Z会 | 
どんな殿様商売だよ!と頭に来たんだけど、iPad も超古~いのしかうちになくて、だんなさんに相談したら「俺が買って、それをを貸すという条件であれば」と承諾してくれたので、購入に至った。専用タブレットだと、もちろん安いけど通信教育目的にしか使えない。iPad ならいろいろ汎用性高いから。しかし、高いですね、iPad. その代わり、ものすごく働き者だけど。なんて使いやすいのだろうか。Apple製品素晴らしいな。

タブレットコース

小学4年生 | 通信教育 小学4年生 小学生タブレットコース | Z会 | タブレット学習で確かな学習習慣と総合力を育む
デジタルネイティブと言われる息子にタブレットは特に真新しいものではない。
予想外だったのは、学校から帰ってきてすぐに電源入れて問題解き始める習慣ができたことである。タブレットの手軽さゆえだと思う。

教科書対応

基本的にどの教科も教科書対応している。
申し込み時に自分の通う区域の小学校を選択すると、自動的に出版社が検出されるようになっていた(すごい)。もちろん、自分で選ぶこともできる。
海外の場合も、海外子女用に配布されている教科書で指定することができる(すごい)。

最初、教材が届いてびっくりしたのは国語。国語はまるっきりオリジナル教材だった。おそらく、漢字の習得順は準拠していると思われるが、内容は実力テスト的なもの(つまり、初めて読む文章で解答する)。
その他、英語、総合学習もオリジナル教材である(社会は、たまにオリジナルの学習項目、事例があった)。
年間カリキュラム | 通信教育 小学4年生 小学生タブレットコース | Z会 | タブレット学習で確かな学習習慣と総合力を育む

社会は補習校でも授業はあるものの、国語との関連学習も多く、あまり丁寧にはやってくれない。もちろん、やらないよりはいいけれど。
4年生の1学期は警察や消防、地域の安全マップなどを学習することになっているのだが、おそらく補習校ではほとんど手つかず、音読の宿題でカバー、という感じだったので、やっておいてよかったかなーと思った。

地味に面倒な「手書き」

Z会では、タブレットでも「手書き」へのこだわりのようなものがある。
解答はキー入力ではないのだ。
選択肢の問題は解答のオプションをタップするだけでいいのだけれど、記入式の問題は、解答欄をタップして、そこに手書きする。手書き入力したものを文字認識させるのである。キー入力させてほしい…手書きこだわらなくていいです…
手書きしたものを認識してもらって入力する
Z会より
これがまた地味にイライラする作業で、息子なんてきれいに字を書けるはずないし、しかもタッチペンだし、うまく書けない。びっくりするくらいの精度で認識してくれることもあるけれど、何度書いても全然違う文字として認識されることもあり、私が書いてしまうことも多々ある。

ちなみに月末の提出課題は、すべてフリーハンドの手書きである。ただこれは先生が添削してくださるので、多少汚い字でも認識して〇にしてくれる。人間最高。

当人の様子

補習校の授業より少し進んでいるのがいいようだ。みんなより早く割り算のひっ算をやったので、少し得意げだった。
「ぷちぽ」というポイントをもらうことが意外にもモチベーションとなっていた。都道府県名を覚えるのにも役立っている(かもしれない)。
ぷちぽ画面
Z会より
タブレット学習なので、それほど抵抗がないのか、帰ってきておやつ食べながら(お行儀悪くてすみません…)遊び感覚でやっているようなところがある。
あと、「学習カレンダー」の予定もかなり気にしていた。
学習カレンダー画面
Z会より
このカレンダー通り進めればいいのだけれど、習い事やイベントがあったりしてできないと、「予備日」に自動的に学習コマが移動する。予備日でも消化できない場合、右側の「がんばるBOX」というところに移動する。「がんばるBOX」に学習コマが移動してしまうと、息子もがっかりしていた。意外とまじめである。今後は気にしなくなるかもしれないけれど。
一目で見られるのがいいのと、私が学習管理しなくていいのが楽だ。楽が一番である(私が)。

ここがイマイチ

Z会の会員用サイトはとても使いづらい。UIもひどいしデザインもひどい。
そのアプリでしか勉強できないにもかかわらず(代替サイトがない)、アプリの動作がよくない。殿様商売か。星も二つくらいしかついていない。
さらに、そんなクソなアプリのくせに、毎日ダウンタイムがある。
日本時間午前2時~6時(太平洋夏時間、午前10時から午後2時)がメンテナンスとかで使用できない。水曜日は学校から帰ってくるのが早いので、帰ってきてやろうとするとダウンタイムでできず、やる気がそがれるのである。信じられない。
学習内容は長年やっているだけあって、よく練られているし、一コマは子供が集中できるぎりぎりの量だし、もちろん文句はないのだけれど、IT技術はどうにかした方がいいんじゃないかとすごく思う。タブレットのメリット半減である。紙で代替できるわけじゃないし。時間という貴重なリソースを奪うのは最悪だ。

それから、Z会タブレットコースは教科を選択することができないのはちょっと痛かった(主に金銭面)。全教科セット受講しかない。しかも海外割増料金取られるし(2万5千円/年くらい)。どこもそうかな?
でもまあ、学習習慣がつくのはいいかな、ということでとりあえず、今年一年続けてみようかなと思っている。

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