アメリカ西海岸、シアトルのお隣ベルビューにいます

2018/05/02

学校へ行きたくない

息子の話ではないのだけれど。
(息子は現地校であろうが補習校であろうが、学校自体が好きじゃないのでいつでも「行きたくない」と言っている。勉強なければどっちも好きだそうだ。そりゃそうだろうな。)

最近、子供が学校へ行きたがらなくて、という話を聞いた。
しばらく楽しく通っていたのだが、ここ数週間、学校へ行きたがらないという。理由はいろいろあるけれど、やはり

自分の意見を言えない

というのが一番大きいようである。
そのことでからかわれたり、誤解されたり、誤解されて叱られたり、そういうことが続いて心が折れかかっている。
(他にも、クラスにちょっとやんちゃすぎる子がいるようで、いじめられているわけではないのだけれど、いろんなものが飛んできたりするのが本当に嫌だそうである…食べ物とか…)

もちろん、英語で意見を言えるようになったら解決するかというと、結局は人間同士なので解決しないこともたくさんあるんだけど、「言えないストレス」は自分への怒りや焦りになるので、矛先が自分になる分辛いだろう。
中には荒れて手が出てしまう子もいる。学校側は「暴力はいけない」というだけで、心のケアまではなかなか行き届かない。スクールカウンセラーはいるものの、結局日本語ではないし(補習校のスクールカウンセラーを利用するのはいいかもしれない)。

担任やELLの先生に相談してみては、と彼女には伝えたのだけれど、やはり悶々とする。私が通訳できるレベルだったら直接先生に話しに行ったりできるのにな、といつも思う。せめてボランティアとして、学習の手助けをするか。でも毎日は行けないしな…

そんな悶々とした気持ちで、いろいろ調べていたら、こんな記事を見つけた。
第13回「いじめに対する学校の対応に不満— パート1
第14回「いじめに対する学校の対応に不満—パート2
第15回「いじめに対する学校の対応に不満—パート3

これはメンタルではなく、フィジカルないじめなので、今回のケースとは違うのだけれど、対応モデルとしてとても参考になった。

この記事を読んで、以下のツイートを思い出した。


ケースとしてはほぼ同じ。
一方的な暴力を受けて、先生に相談したら曖昧な対応をされたというもの。

アメリカではバイオレンスなもの(銃など)といじめに関しては厳しく取り締まっているので気をつけろ、と言われてきた。例えば、遊びで(中国人の)子供が指で銃の形(人差し指と親指だけ広げて後は握る形。チョキの変形)を作って友だちの背中に「バン!」とやったら退学処分になり、最終的には裁判まで起こしたが負けて、家族は中国へ帰らざるを得なくなったとか(退学になると、アメリカでは受け入れ校がなくなるそうである)。
噂かな…?

それなのに、そのアメリカでも「いじめられている」と報告しても取り合ってくれない教師がいるという事実に驚く。
結局は、親が学校に乗り込んで校長を巻き込んで先生と直談判するしかないのだろうか。直談判したところで、友達ができるわけではないだろうけど。

今年度もあと残りわずかではあるけれど、あと少しだから、と無理をさせると後に響く。子供にとって一日は長いから…
だれか一人でも仲よくしてくれたら、そこから突破口になると思うんだけど、それだと他力本願すぎるよな。親が乗り込んで「うちの子と仲よくしてくれる?」と頼むのも、違うよね…

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