アメリカ西海岸、シアトルのお隣ベルビューにいます

2018/02/28

アメリカ現地校 3年目の成績

だいぶ過ぎてしまったのだけれど、2月上旬に息子の現地校の成績表が出た。

全米がそうなのかどうなのか知らないのだけれど、少なくともここベルビュー学区は前後期制を取り入れていて、変な時期だけれど前期の成績表が2月上旬に配られるのだ。
(そのために、1月最終週の月曜日が休校になったりする。先生方が成績をつけるための作業日とするため。残業させるとだれか血を吹き出すのかもしれない、というくらいみんな残業なんかしない。日本のブラックぶりとは大きな違いである。)

こちらが昨年の記事。
アメリカ現地校 2年目の成績

そう、昨年の成績は本当にひどくて…子供の名誉のために伏せていたんだけど、4段階評価で「1」がたくさんついていた。主に Reading に。後期は少し減ったけれど、それでもまだたくさんの「1」が残っていた。
ちなみに成績の基準は;
4: Exceeds Standards
3: Meets Standard <-- ここが標準
2: Approaches Standard
1: Below Standard
もちろん、英語力が達していなくての「1」なので、仕方ないということは理解しているけれど、でもやっぱりショックだった。本人は全然どうでもいいみたいだったけど。
気に病むよりはいいか。アホで助かった。

明けて3年生、今年の前期の成績はすごかった。いい意味で。

ほとんど「3」、たま~に「2」、そして体育が「4」だった。

すごくないですか?
親バカと言われてもいい!息子すごい!!えらい!!!

体育の「4」にもびっくりしたけど(息子は決してスポーツ得意ではない)、「1」がきれいさっぱりなくなっている!!
何?天変地異の前触れ??

今年の担任はやさしいみたいなので、先生のさじ加減かなぁ、という気もしないでもないけれど、とうとうローカルな生徒たちのスタンダードまで近づいてきたということで、素直に喜びたい。
(ふつうに考えたら、ちっともいい成績じゃないんだけど…これが補習校の成績だったら頭痛いレベル。)

以前書いた「子供の言語獲得の悩みは尽きず」という記事に張り付けたこちらのグラフとほぼ同じ軌跡をたどっている。
グラフによれば、最初に大きな伸びを示す Listening & Speaking 、それに遅れること2, 3年、突然 Reading & Writing が急成長する。おそらく、読み書き能力はオーラルコミュニケーションを基礎とするからなのだろう。
息子を見ていると、友達と英語で会話しているようには全然見えないんだけど、読み書きが伸びてきているということは、おそらくオーラルも私の知らないところで伸びているに違いない(と思いたい)。

3年生になって、Reading の宿題に ReadWorks.org というサイトの記事が出されている。
例)
Explore Our Solar System, Main Idea Reading Passage

これを音読させてから問題に取り組ませているんだけど、わりとすらすら読めるし、私の100万倍くらい素晴らしいアメリカンな発音である。記事の内容もなんとなく理解できているようだし、問題文もシンプルなものであれば、読んですぐに答えている。
最近は Writing の問題にも自分の言葉で書けるようになってきたし、本当に伸びている気がする(かもしれない)。

息子はかなり低空飛行だけれど、それなりに少しずつ伸びてきている。
この先、ネイティブの子供たちにどうしても追いつけないとしたら、語彙力だろうなと思う。ハイスクールに通っているお子さんを持つ親御さんと話した時、
「英語の方が断然得意なんだけど、ネイティブの子と比べると、語彙力に問題がある、とよく言われる」
と言っていた。
語彙力に関しては、家庭の語彙力との相関がかなり強いというのをどこかで読んだような気がするんだけど(すみません、出典見つからない)、さもありなん、というか、そりゃそうだろうな、と思う。

…まだまだそんな悩みからはほど遠かったりするわけだけど。
英語に伸び悩んでいるお子さまをお持ちでしたら、どうぞ希望を持って辛抱強くお待ちください。きっと、伸びを実感できる日がやってくると思います(涙)

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