いやだ...本当にいやだ...勘弁して...
事の発端は、息子が
「xxっていうやつが、本当に嫌なんだよ」
と訴えてきたことであった。
最初は、クラスに20人もいれば、気の合う子ばかりじゃないし、とそれほど気にも留めていなかったんだけれど、ふだんはあまり嫌なことを口にしたがらない息子が何度も繰り返し訴えてくるので、ひょっとしてトラブルに発展するかも、と思っていろいろと聞いてみた。
- そばにいたくないので離れるが、すぐにそばに来る
- そばに来るくせに、ちょっと肩が触れた程度で "Stop it!" と言ってくる
- さらにそれを周りに吹聴して、みんなで息子を責め立てるように仕向ける
- 休み時間も執拗に追いかけてきて、勝手に鬼ごっこを始める
- タッチするとき、必要以上に強くたたいてくる
うーん、確かにそういう子ども、いる。
息子のことが単純に好きで愛情表現を間違っているだけならまだいいんだけど、そういう雰囲気ではない。
それでまあ、担任の先生にメールをして、息子とその子の様子などを聞いてみた。
「そんなことがあったなんて、気づいていませんでした。何か気づきましたらご連絡します」
というメールを受け取ったのだが、そのあとすぐ、ちょっとしたトラブルが起こった。
息子の親友(日本人)がそのママに話してくれて、そこから初めて知った。
息子は本当に嫌な出来事はあまり話したがらないのだ。
思い出すのも辛いというのもあるし、話すとお母さんに怒られると勝手に思い込んでいる節がある(お母さんはそんなに怖くないですよ!)。
休み時間、息子はその子にお尻を何度も蹴られて、息子も蹴り返したみたいなんだけど、その後さらに蹴られ、挙句に転ばされ、ヤバいと思ったその子は、自分から先に休み時間担当の先生の所へ行って
「あいつらがこんな悪いことをした」
という告げ口をしたらしいのだ。
実際、投げちゃいけないと言われている松ぼっくりを投げていたので、悪いことをしていたわけだけれど、自分の悪行を隠ぺいするために告げ口するなどあくどい。
担当の先生はもちろん怒って、息子とその親友に罰を与えた。
当然、その親友くんは面白くないわけで、ママに
「あいつがいる限り学校に行きたくない」
と言い出した。
それで今度は親友くんの担任が動いてくれて、息子の担任と休み時間の先生との間で確認が取れ、あとは問題の子のウソなども明るみ出て、落ち着いたような感じにはなった。たぶん。
あとでわかったんだけど、やはりその問題の子もELL対象生徒で、英語はそれほど流ちょうではないようだ。
ここからは憶測だけれど、コミュニケーションに問題があって、多少のストレスを抱えていたところに、自分より英語が喋れない息子が現れ、先輩風吹かせたくなったんじゃないだろうかと。
こういう話は本当にたくさんあるので、子供がいかにストレスフルな環境でがまんして過ごしているか、と思う。大人は逃げ道を知っているけれど、子供は学校がすべてだから。
だからと言って、嫌がらせも致し方ないとは思わないけど。
そんなこと言っていたら、息子の精神が壊れちゃう。
これでうまいこと落ち着いてくれるといいのだけれど。
ところが、トラブルはこれだけじゃなかった。
頼むよ息子ー
(つづく)
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