勘弁しておくれ。
このトラブルは、目撃者が子供しかいなくて、しかも息子はあまり説明が得意ではない。
前後関係が怪しいし、語彙も乏しく、聞いてもさっぱりわからないのだ。
だから、英語が達者な日本人女子が息子の通訳をしてくれたというので、その子からの話と、相変わらず息子の頼りになる親友くんと、なぜかトラブルに巻き込まれてしまった最近来たばかりの息子と同い年の男の子の3人からの話と私の想像で補った顛末は;
- 2年生のランチが終わるころ、外へ出ようとしたら、外にいた1年生に出口の扉を閉められてしまった
- 閉じ込められた2年生たちは外に出せと文句を言った
- その1年生が暴れて、何人も殴ったり蹴ったりした
- その後の昼休み、その1年生がどこからか息子を見つけて追いかけてきた
- その子にたくさん殴られた息子は頭にきて応戦した
- やり合っているところを、たまたま ELL Facilitator の先生に見つかった
- 先生が仲裁に入り、英語の達者な日本人女子が呼ばれて通訳に入った
- 息子の言い分と1年生の言い分を聞いた
- 次にケンカをしたら、校長室に送りますよ、とたしなめられて終了
- ランチの時間にどんなトラブルがあったのか
- なぜ息子だけがその子に目をつけられてしまったのか
もしかしたら、息子も何やら悪いことを仕掛けたのかもしれない - そもそも休み時間が終わっているはずの1年生が、なぜ2年生の息子を追いかけまわしたのか
(校庭もカフェテリアも全校生徒が入りきらないので、学年ごとに時間をずらして利用しているのだ。)
まあ、どちらが先かとかはあまり問題じゃなくて、校内でケンカをしたこと自体が問題だから、もちろん罰を受けて当然である。
それでも、主張すべきことは主張できてよかった。後々の印象も変わるだろうし。
怒られている間に昼休みが終わってしまって遊べなくなってしまったらしいのだが、その間親友くんもとばっちりを受けていた。
前回記事でトラブルを起こしていた男の子は昼休み、息子を追いかけまわすことができず、代わりに親友くんを追いかけていたらしい。何なんだいったい。どこもくすぶっていて困る。
前回と今回を受けて、息子には以下のことを何度も何度も伝えた。
- たとえ相手が悪くても、息子も相手に手を出したら同じだということ
- 手を出さずに、何とか逃げて先生に助けてもらうこと
Don't chase me.こうやって並べると、それくらい言えるんじゃないかと思うんだけど、ロールプレイして練習させた。
Don't kick me.
Don't punch me.
He kicked me.
He punched me.
とっさに出てくるかどうかは、避難訓練と同じだもんね。ふだんの練習がものを言う。
なるべくなら、これら物騒なセンテンスは使わずに、平穏にお願いします。
***
「手を出すな」
は簡単に言えるけれど、本当に手を出さずに済むかどうかは、ケースバイケースじゃないかとは思う。
いつでも逃げられるような状況とは限らないから。
手を出すな、と言ったばかりにボコボコにされて重症になってしまったら、障害が残ってしまったとしたら、それでもその子は学校のルールを守って偉かったと言えるのか。
そもそも「ケンカしたら校長室送りだよ」と脅すやり口も気に入らない。
いちゃもんつけられて英語がうまく出てこないから相手の子にいいように言われて、自分だけが校長室に送られた、というトラブルも聞いたことがある。
これは本当にフェアなのか?と思わないでもない。
言ったもん勝ちの国だからこそ、言えない子が悪になってしまう。
だから、結局自分の身は自分で守らなくてはならない。
そして、「武器としての英語」の役割も身に染みたのだった。
お久しぶりです。大変でしたね。
返信削除うちも2年生の頃同じようなことがありました。お互いネイティブ同士だったので、まあ単純な意見の食い違いから暴力に発展…。暴力だけはいけないときっちり言って、あとは君を信じてるからねと念を押して終わったんですけど。旦那も私も一回ずつ呼び出されちゃいましたけどねー。このくらいの男子にはありがちなことだと、いまになれば思えるんですけど。頑張ってください。
陸太太さん、
削除ごぶさたしています!コメントありがとうございます。
(私は貴ブログしょっちゅうのぞいています^^)
おっしゃるとおり、いろんな方から「今の時期はよくあるよ」と慰めていただきました。
みなさんそういう時代を経て、今があるんですね。
陸太太さんのブログを読んでいると、ティーンはティーンで別の問題がいろいろあるようですね。
男子母として、がんばります。
ありがとうございます!
たまこ拝