アメリカ西海岸、シアトルのお隣ベルビューにいます

2016/02/12

バレンタイン・パーティ - ボランティア参加の勧め -

お友だちが装飾したクッキー
あまりにかわいいので写真を撮らせてもらった
私の車を手に入れたこともあり、2回ほど現地校のボランティアに参加した。
1度目は、「ワークブックのミシン線をビリビリ破いて、先生の指示通りのページでまとめてホチ留めする」という簡単な作業だったので速攻サインアップした。そのついでに家に色鉛筆を持って帰って、それを週末削るというボランティアもやった。
作業中は教室の後ろで授業を見学できるので、どんな感じなのか実際に見られて、これはこれで良かった。

今回はそこから一歩進んで、勇気を出して、パーティのボランティアに参加してみることにした。
クラスマザー(クラス委員)からクラスの保護者宛にこんなメールが届いた。
再来週金曜日のバレンタインパーティのボランティアを募集しています。
・パーティの間、子供たちのヘルプ
・飲み物を用意
・食べ物を用意
アメリカ現地校では1学期に1, 2回くらいの頻度で金曜日にパーティが入ることがある。もともと、毎週金曜日の最後の授業は「Fun Friday」といって、お楽しみ会みたいなことをやっている。
(以前記事にした、クレイジー・ヘアも、Fun Friday イベントの一つ。)
保護者と交流するのは初めてだったので躊躇したけど(英語できないし)…参加します、と返事をした。
当日は、クラスマザーの指示がよくわからなくて、私はあまり役に立たなかったんだけど、彼女は土屋アンナ風のチャキチャキいい人で、「気にしないで!問題ないわ!」と気持ちよく対応してくれた。いい人で本当に良かった。

結論から言うと、「いつもと違うパーティの日こそボランティア参加した方がいい」と思った。
パーティは下記の要領で進んだ。
  1. 保護者ボランティアが、前の机はハサミやのりなど、後ろの机はクッキーなどの食べ物を置いて準備する
  2. 事前に家から持ってきていた箱(靴が入るくらいのサイズ)に色紙や切り紙、シールなどを貼り付けかわいく装飾する
  3. 保護者が用意したクッキー(手作り不可)に、クッキーアイシングやチョコチップなどでカラフルに装飾する
  4. みんなで装飾したクッキーを食べたり、ポップコーンなどをつまむ
  5. 家から持ってきたバレンタインカードを、各クラスメイトの箱に自分で配る
  6. バスの時間だ!と急いで解散。もちろん帰りの挨拶なんかない。
息子の英語力が上がっているとはいえ、まだまだ先生の指示はさっぱりわからない。
教室で何が起こっているかよくわからず、息子は終始ウロウロしていた。
「何すればいいの?どこ行けばいいの?」などなど、ずーっと私の後に付いてきていた。
結局、私は息子に付きっきりで作業を手伝ったわけだけど、そうじゃなかったら、息子はほとんど何もできないまま終わっちゃったんじゃないか、カードもみんなに配れなかったんじゃないか、と思った。

ボランティアは、子どもたちの作業をヘルプするんだけど、結局、どの親も自分の子供のヘルプをしていたし、みんな好き勝手写真を撮ったりしていて、まあそういうのもあってボランティアに参加するんだろうなーと思った。
小さなお子さんを連れてきている人も何人かいた。その子たちにもクッキーをあげたりしていた。小さいお子さんがいる場合でも、パーティなら参加しやすいかもしれない。
それから、お父さんの参加率が異様に高かった。夫婦で来ている人も。
いや、おそらくここら辺ではかなり普通のことなんじゃないかと思うんだけど、中国系の人もメキシコ系の人もいたので、「アメリカ人だからさ」とか理由にならないです。

お父さん!会社休んでボランティア行ってあげてください!

米系の会社だったら、学校のボランティアで3時間ほど抜けます、とかアリだと思う。
そんな人はたーっくさんいるはず。
そして、それを理由にしてネチネチ嫌味を言う上司というのもそんなにいないんじゃないだろうか。

ボランティア参加、超おすすめです。

***

先日、こんなツイートを見かけた。
日本の男性の考え方って、これがマジョリティなんだろうか?
こういうのを読むたび、暗澹たる気持ちになる。
今の私より下の世代が管理職になるころには、考え方もかなり変わっているといいなと願う。

***

それはともかく、息子はデコレーション作業中、終始「オレさー、こういうの苦手なんだよー。どうしたらいいかぜんぜんわかんない」とブツクサ言っていて、お前はいったいどこの息子さんだよ!と何度も思った。
だんなさんは小学生の時に書いた運動会の絵が県知事賞かなんか取ったことがあったし、私も図工で作った埴輪("はにわ" をつくる授業があったのだ)が、総理大臣賞を取ったことがあるくらいで、そういう手を動かす作業は比較的得意なのである。
英語がどうとかでなく、息子のやる気スイッチはどこにあるのか、これ、本当に知りたい。

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