アメリカ西海岸、シアトルのお隣ベルビューにいます

2015/11/26

ハプニングが人を成長させる - 運転編 -

前回の記事が暗かったので、今回は軽いネタを(笑)

実は!
だんなさんが私に車を与えてくれました!
つい先週!!

というわけで、一人で運転する練習をしなくてはならない羽目になった。
いや、せっかくあんなに苦労して取った運転免許をそのまま放置するわけにはいかない。
さらにこれから雨の季節となるここシアトルで、車の運転は必須である!
車が必要になるたびに、だんなさんに早退してもらうわけにもいかない。

そこで、毎日一つ、課題をクリアしていくことにした。
初日は近くのスーパー。
残念ながら、Google Mapで相当予習していったにもかかわらず、怖すぎて左折できずに直進してしまったりして、グルグル回って予定より長距離を(といっても5分程度伸びただけだけど)走って帰ってきた。
相変わらずの方向音痴ぶりである!

二日目。
次は少し遠くにあるスーパーへ。
実は、うちからそこへ行く途中、高速の入口がある。
だんなさんから「このレーンに入ったら、高速に乗っちゃうから気をつけろ」と散々言われていた。
私だって高速なんか絶対に乗りたくない。
だから絶対にそのレーンには入らないように、かなり緊張して走り出した。

ところが、この恐怖が最初の間違いを生んでしまった。
左折すべきところで左折レーンに入れず、直進してしまったのだ。
言い訳をさせてもらうと、片道4車線あり、左2車線が左折レーンであり、一番左が一般道、二番目が高速への入口であった。
信号機の高さに「一般道」「高速道路」という看板があったのだけれど、どちらも背景色が同じで高速への入口にしか見えず、怖くてどちらのレーンにも入れなかったのだ。
ただ、直進したとしても道路はたいてい碁盤の目のようになっているので、もう一度ぐるっと回って帰ってくればいいだろうくらいにこの時は思っていた。
それで、次の交差点で左折した。

左折した瞬間、すごく嫌な予感がした。
ものすごーく嫌な予感がしたのだ。

私の目の前に広がっていた世界はなんと!
ばばーん!
(出典: Google map street view)
ハイウェイだー!!!

あれほど怖がって、絶対入っちゃダメだと念じていたのに!
(あとでGoogle map見たら、この道はハイウェイに入るまでで終了していた…)
私のおバカー!!!

ポイント・オブ・ノーリターン!!

しかもここから高速に入ると、もれなく最左車線に入るのだ。
片道4車線あるこの高速から出るためには、少なくとも3回は車線変更しなければならないのである!!
(右側通行だから)

信じられますか?
信じられないですよね?

震えたですよ…
震えながら車線変更したですよ…
「こえーっ!!」って何度言ったかわからないですよ…
この道は私をいったいどこまで連れていくんだろう…
※でも、声を出すと多少緊張が緩和された。ジェットコースターと同じ原理だ。

自分を何とか励ましながら高速の出口を出た。
死ぬ気でできないことはないのだ。

ところが、安堵したのもつかの間、出たら山道である!
どこだよここ…
くねった細い道を不安でいっぱいになりながら運転すること数分。
適当に運転して入れそうな駐車場へ止めて、Google mapで現在地を確認。

!!!

驚いたですよ、奥さん。
息子とよく行く公園(しかも徒歩)から高速挟んで反対側に出ただけだったのだ。

すぐに見慣れた通りまで出てこられた。
自分のあまりの方向音痴に驚愕だった。

帰ってきてから、車にお礼をした。
「無事に帰ってこられました。助けてくれて本当にありがとう」

ものすごく疲れたけれど、運転できそうな気がしてきた。
ハプニングは人を成長させるのだ。たぶん。

***

ところで、車の購入についてだけれど、「アメリカのディーラーはとにかく胃が痛くなるほどしつこい」と聞いていた割には、ここシアトル近郊ではそんな目には一度も遭わなかった。
とくにカークランドにあるフォードは、どの営業の人もとても親切で感じが良かった。
(だんなさんの車はフォード。私の車は残念ながらここでは買わなかったけれど。)

私の車は、たまたまシアトルの宇和島屋の駐車場で隣に停まっていた車があまりにもかわいくて、「これがいい!」と頼んだもの。
ただ、この車種、すでに生産は終了していたため、中古でも在庫が少なかった。
Webで検索したところ、レンタカーのハーツがレンタカー用の車を入れ替えのタイミングで売りに出しており、そこで購入した。
Hertz Car Sales Seattle | Burien, WA Used Car Dealership | Serving the Seattle Area
ここでも特にしつこくされることもなく購入できた(らしい)。

4 件のコメント:

  1. 声をあげて笑ってしまったことをまずはお詫びします...もう私、我がこととしか思えません!私もまちがって地獄のハイウェイに入ってしまった時は、今日死ぬんだと思いました。「うっかり」入ってしまう、コッチの高速の作りが憎い...

    たまこさんに励まされました...私もがんばります。

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  2. アメリカって、どうしてこんなに高速が身近なんですかねぇ。ちょっとの距離でも、ナビは高速に誘導しまくりで役に立たないし、帰国まで一般道だけで生きて行こうと決めている私にとっては、脅威でしかありません!(笑)

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  3. Yumikoさん、

    ありがとうございます。こちらも励みになります。
    こんな恐ろしい間違いをする人って思ったよりたくさんいらっしゃるんですね…
    私も「こわい!」か「しぬ!」って言い続けていました。
    ぜひ一緒に運転がんばりましょう~

    たまこ拝

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  4. さくらんぼさん、

    本当ですよね!
    吸い込まれるようにして高速に入ってしまって、「違うよね?違うって言って!」って叫んでしまいました。
    アメリカあるある(?)ネタということで、さくらんぼさんもぜひ一度(冗談です)。

    たまこ拝

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