アメリカ西海岸、シアトルのお隣ベルビューにいます

2019/02/03

渡米後3年超、運転技術は向上したのか

運転免許証の話が出たついでに、久々に運転ネタ。
最近、失敗が減ってきたので、ネタもないのよ~ふふふ~
私の運転へたくそチキンっぷりの歴史はこちらでお楽しみください。
運転関連記事

私の運転の転機

しかし、思うのです。
中年のおばさんでも、向上できる分野があるんだということを。
新しい技術を習得することができるんだということを。

40も半ばに渡米してきて、右も左もわからず、いきなり運転しなくてはならない状況に放り込まれて、何度も涙流して、運転したくないという理由で日本に帰る、とまで駄々をこねたような人間でも、新しい技術を習得できるのだ。根性などでは語りつくせない、なんというか、「運転しないで済ます」ことを諦めたところからが本番だった、みたいな感じで。

第一の転機

一度、あまりにも運転が怖くてブルブル震えて泣きじゃくりながら、なんでこんなことをしなくちゃならないのだ、とだんなさんに当たり散らしたときに、
「そんなに辛いとは思わなかった、オレはあんたに無理に運転しろとは言わないし言えない」
と言われた。
運転は嫌だった、本当に嫌だった。怖かったし、今だって全然好きじゃない。24/7対応の私専属のイケメンドライバーほしいとずっと言い続けている。
でも、これを言われたのはきつかった。言った本人は気付いていないと思うけれど、そして全然悪気なかったと思うんだけど、私はこれにとても傷ついた。

そもそも自分が駄々をこねた結果だったんだけど、傷ついたよね。
彼は「運転しなくていい」とは言ったけれど、「日本に帰っていいよ」とはついぞ言ってくれなかった(そりゃそうだ)。
つまりそれは、私には何も期待しない、役に立たない宣言されたも同じだった。一人で買い物も行けないし、息子を公園に連れていくこともできない。バスやUberという手段があるにしても、それは限界がある。

たぶん、この時が一つ目の転機だったんじゃないかな、と思う。
このまま役に立たない人間でいるのは、辛い。人間は、やっぱり誰かのために生きる動物なのだ。役に立たないで、ただ人に迷惑をかけながら生きているだけなんて辛すぎる。
それで、何とか運転練習して、実技試験もパスして、晴れてワシントン州のドライバーズライセンスを取得することができた。嬉しいというより、ホッとしたような気持だったかな。
私ほど運転免許を取るまで苦労した人はいないと思うので、運転苦手な方も、「たまこよりはマシ」と思ってがんばっていただければと思います…

↓吹っ切れてきたのがたぶんこの頃
車が切り開いてくれたこと - テンパり母のアメリカで子育て
読んでいて切なくなっちゃった。中年のおばさんの嘆きだと思うと、だっさくて逆に笑っちゃうけど。
この記事内に貼ってあるリンク先のBoiさんの記事も、今では心に沁みるわ…

第二のの転機

2番目の転機は、やはり高速道路の運転だと思う。
これも自分から積極的に「高速道路を運転するぞ!」と文字通り乗り込んだわけではなく、息子の習い事が遠かったせいである。100%外部要因。
あまりにも動揺して、これ関連で3本も記事を書いてしまった。
高速道路に乗らなくてはいけない事案が
アメリカで高速道路デビューするまで
子供を乗せて高速道路を走る

ただ、この後、息子のレッスンが終了したとともに高速道路を走ることはなくなった。しばらくほとんど下道だった。ナビも高速道路を使わない設定にしていたと思う。

ふたたび高速道路を攻めようと思ったのは、運転を始めて3年目だったかなーと思う。
ちょっと遠くにお住いの補習校のお友だちのお宅でプレイデートに誘っていただき、下道でも行けるんだけど、せっかくだから練習がてら行ってみようと思い立ったのだ。息子をドロップオフする時は、だんなさんに助手席に座ってもらった。お守りみたいなものである。

せっかく練習したのだから、ということで、その後も何かと恣意的に高速道路を使うようにして、今ではすっかり慣れた。
英語もそうだけど、運転も壮大な慣れである。

今でも下道を走る時よりは緊張するけれど、そんなに躊躇することはなくなった。グーグルマップを食い入るように見つめて、シミュレーションしていたことを思えば、かなりの進歩である。今では別に下調べもしないで、車に乗ってナビに住所入力して、ナビに従って運転するだけである。
すごい進歩だわ!

ついでに、息子が昨年からスキーレッスンを受けるようになったので、スノコルミーも1往復した(実際にはだんなさんが運転するので、一度しか運転していないけど)。

努力した*量*は裏切らない

努力すれば夢は叶う、というのは幻想だということはみんなご存知だと思うけれど、ただ、練習量は裏切らないと思う。膨大な経験も裏切らない。一度に蓄積できる量は個人差が大きいとは思うけれど、練習した回数だけ上達するし、自信もついてくる。
運転が怖かったときは、「は?どうやったら運転できるようになるんだよ!」とかなりキレていたけれど、自分の気持ちを奮い立たせて、何とか新しい技術を身につけたとき、そこには今まで見たことのなかった新しい世界が広がることを知った。
40過ぎのババアでも見ることのできる景色。

というわけで、まだまだ下手くそだけど、振り返ればかなり運転できるようになりました。振り返る作業って大事ね。振り返って過去の自分をほめる作業(笑)
ちなみに、ニューヨークや東京では運転できる気が全くしません。

↓英語もそんな感じでうまいこといかないかな!ポチッとしていただけたら嬉しいです↓

0 件のコメント:

コメントを投稿