アメリカ西海岸、シアトルのお隣ベルビューにいます

2019/02/25

ベルビュー学区)現地校編入学 2019

いよいよ3月。また春がやってきた。
今年は大雪のために2月は半分近く学校が休校となった。mid-winter break も重なって、まともに通ったのは10日もない。息子もゆううつそうである。

3月といえば、日本からいらっしゃる方帰られる方で入れ替わりの季節でもある。
すでにベルビューへいらっしゃることが決まっている方は、ぜひベルJのセミナーに。
今春も転入者用説明会を開催してくださるようです。
4/6 (土)春休み転入者用説明会 | ベルJセミナー シアトル ベルビュー 現地校情報 | United States | ベルJコンサルティング
これに間に合わなかったとしても、個別の説明をしてくださいますのでぜひコンタクトを。代表のお二人は知識も豊富ですので、信頼していただいて全然問題ありません!ていうか、私みたいな適当な人間が言えば言うほど信頼失うかも?

Enrollment 入学手続き

アメリカは住民票がないので、日本のように市役所に行って転入届を出し、自動的に学校が決まって「明日から学校へ」と言われてしまうようなことがない。引っ越し後、落ち着いた頃自分のタイミングで「学校の手続きでもしましょうか」という感じで自分の住んでいるエリアの学校のオフィスに行って「入学手続き」をする。
Enrollment – Bellevue School District
このインストラクションに従って進めばいいのだけれど、日本語があったりなかったりするので、英語で統一した方がいいかもしれない。どうしてこう、中途半端なのだろうか。

住所証明

車庫証明みたいだけれど、自分たちが本当にそこに住んでいることを証明しなければならない。住民票がないから。住民票さえあれば、すべて解決するのに、本当に面倒くさい。
Step 1: Establish Residency – Bellevue School District
引っ越しまもなくだと、光熱費の領収書なんてないので、これまたいろいろ面倒である。とりあえず、賃貸契約書のコピーを持っていき、光熱費の領収書が2か月分たまったら学校のオフィスに持っていく。
このページを見ると、政府からの郵便物(SSNとか)や運転免許証(仮免許も)の郵便物も証明になるようだ。でも、渡米して間もないと、すべてが同時に進行するので、入学手続きより前にそれらが手元にあるかどうかは微妙ではある(入学手続きの方が早くなりそう)。
※詳細はリンク先のページで。

出生証明

これは当人の正確な名前と年齢を証明するために必要なようである。これこそ住民票があれば!(しつこい)
日本人であれば、どんな年齢であってもパスポートを持っているはずなので、これは証明できる。
Step 2: Enroll Your Student – Bellevue School District

その他必要書類 - 特に予防接種

生徒基本情報(国籍、母語、住居、保護者、健康状態などなど)のフォームに入力する。ここに貼られているpdfは、すべて記入できるようになっていて、ここで入力してそれを印刷するだけで済むようになっているので、楽である(色のついているところは記入できる)。ただし、サインは自筆で。

ここで一番問題なのは、予防接種の証明である。
日本で接種したものに関しては、母子手帳の該当ページを英訳したものを持っていく必要がある。こちらで足りない分を接種したのであれば、ドクターは慣れているはずなのでサインしてくれるはず(うちはやっていないので詳細わかりません…すみません)。
ちなみに、ベルビュー近辺では、めぐみ幼稚園の並びにあるAllegroという小児科に日本語を話せる先生がいるので、通っていらっしゃる方が多いです(Dr. Hiroko, 日本語少し怪しいそうです(笑))。
Bellevue | Allegro Pediatrics
すぎのこ幼稚園のはす向かいにも、日本人の医師がいらっしゃいます。
Dr. Akiko Kato ND

ちなみに、保険の種類にもよるんだけど、基本的にアメリカでは予防医療は無料である。だから、任意接種で残っているものがあれば、アメリカで打てば安く上がる(?)。

予防接種表

ベルビュー学区が入学に際し、必須としている予防接種は下図の通り。
Immunization Requirements
赤字は私による追記
リンク元: Step 3: Additional Enrollment Information – Bellevue School District
調べてみたら、息子の時と比べて、日本でも格段に予防接種の範囲が広がっていた。以前は予防接種後進国と言われていたけれど、アメリカとの差が縮まったように見える。
参考までに、我家の渡米直後の記事。
ベルビュー教育学区 (Bellevue School District) の予防接種

B型肝炎が定期接種になったのは大きい。ただ、これも2016年からと最近のため、現在の学齢期の子供たちは受けていない子も多いだろうと思う。
あとは、何が問題なのかわからないけれど、日本では相変わらずおたふくが任意接種のままである。朝ドラ「半分、青い」でヒロインがおたふくのために片耳の聴力を失っていた。ワクチンで防げる病気は、接種を義務付けてもいいくらいだと思っているんだけど。
なお、日本の予防接種スケジュールは、こちらを参考にさせていただいた。
予防接種スケジュール- Know VPD!
(すごく見やすくていいです。)

予防接種も入学時に間に合わなければ入学はさせてもらえるけれど、しばらくすると「すぐ接種しなければ退学させます」という警告が来るらしいので、なるべく早めに受診を(先延ばしにすればするほど忘れる)。
参考)あわや、現地校退学の危機!? | シアトル移住日記

晴れて入学

これらのフォームをがんばって入力してオフィスに持っていき、受理されれば入学が認められ、学籍が設けられる。
ちなみに、この時 Student ID という学籍番号が採番されて、教えてもらえるはずである。もし、忘れられているようだったら、聞いてみてください。この番号はいろんな場面で使われるんだけど(学校で使用するソフトのログインIDとか)、特にバイランチ(学校のランチを購入)の時には必ず必要となるので、バイランチのやり方とともに(うちの場合は)IDの説明をされた。バイランチの時に使用するPINも聞いてみるといいかも。
Buy Lunch ってどうするの? - 学校ランチ -

そんなこんなでここまでも大変なんだけど、入学してからが(あたりまえだけど)また大変でな…

学校は、同じ学区でも学校ごとにサービス(?)が全然違っていたりするし、それどころか担任ごとに出さなくてもいい個性を存分に出してくださったりするので、手厚くサポートしてくれる先生もいれば、ほぼ放置プレイの先生もいたりして、最初のうちは霞の中で視界も広がらず、そこでもがくような気がするかもしれない。
特に編入で途中から入学すると、すでに連絡が済んでいることをわざわざ教えてくれるような親切な先生はあまりいなかったりして、戸惑うこともたくさんあると思う。
たとえば、5年生になると音楽の時間は楽器を選択するんだけど、それが伝わらなくて一人で楽器なしでぼんやり座っているとか。これも聞かないと教えてくれない。そして、当の本人は英語がわからないから、何が行われているのか全然わからず、家で説明することもできない。

日本の学校の「きちんとさ(煩雑かつ非効率ともいう…)」がふつうだと思ってかかると、面食らうかも。こちらでは、たいていのことは聞かないと教えてくれない。聞かない限り、わかっていると思ってことを進められてしまう。

ここまで言っておいてナンだけれど、そんな悪いことばかりでもないです。全体的に決まり事もふわっとしているので、日本みたいにキチキチしていなくて楽なことも多いです。それが苦手な方もいるとは思いますが。
でもまあ、その適当さがだんだん心地よくなってきて、日本は面倒くさいなー、なんて言い始めてしまうから不思議よね。

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