図書室関連のイベントは、参加される人が(当たり前だけど)本好きな方が多く、落ち着いた雰囲気でとてもいいです。
子供の読書に対する悩み
悩みどころは、こんな感じ。- 兄弟でも、上は本が好きなんだけど下が全然
- 本が好きだったんだけど、最近は漫画ばかり
- 活字が本当に嫌いで、読ませるのに一苦労
本よりも楽しいことは山のようにあり、腰を落ち着けて本を読むなんてまだるっこしいことはなかなかできないだろうな、と思う。
私の息子はそもそも本にはあまり興味がないうえ、とにかくテレビゲーム大好きなので、とても読書まで手が届かない。補習校の宿題もあるし。
映像で入ってこないと、いまいち想像が追い付かないんだろうなとは思う。私の中学の時の国語の先生が
「テレビの一番の問題は、考える力を奪うことだ」と真剣に言っていたのを、今でも忘れられない。
映像が勝手に流れて去っていくから、能動的に何かしなくても、情報が流れ込んでくるからだと思われる。映像の情報は、瞬時にして莫大な情報量を供給する。
読書の効果とは?
翻って、読書の効果って何だろうか、と思うのです。別に本を読まなくても大成している人もたくさんいるし、読書によって何がもたらされるのか。読書がいい、というのはだれも異論はないところだけれど、実際、どんなメリットがあるのかはよくわからない。
先のテレビの話との対比として、文字情報から状況を想像したり、頭で話を組み立てたりできるようになる、頭を使う、ということになるのかもしれない。
でも、「文字を読む」ということに関して言えば、Webで検索したり、ネットニュースを読んだり、読書とは違うけれど、文字を読むことは格段に増えたんじゃないかと思うけれど。子供はともかく。
海外にいる子供たちにターゲットを移すと、メリットはわかりやすいかも。
日本語の定着、語彙を増やす、表現を身に着ける、等々。
それから、以前書いたこの記事でも少し触れた。
【講演会】海外・帰国生への期待と帰国後の教育の実情 - 2 - テンパり母のアメリカで子育て
この講演は本当に素晴らしくて、たまに反芻する。ここで小澤先生が語っていた「読み聞かせ」の話が特に好きだ。
海外子女がアイデンティティ・クライシスに陥った時、小さい時に読んでもらった「親の声」と「どの言語で読み聞かせしてもらったか」が、その危機を救う一つになりうるそうだ。
問題を「言語」に絞ると、読書はかなり有効だろうと思う。
それを踏まえて、どうやって子供たちに読書をしてもらうか。
長くなったので、続きます。
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