「体が覚えるまで何度も練習する」
という話をされて、語学も同じだよなー、と考えていた。先生が学生時代に習っていた作曲家の先生が、
「10回でできなければ30回やれ、それでできなければ100回やれ。体が覚えるまで」
と言っていたそうである。
英語上達完全マップでお馴染みの「音読パッケージ」も100回音読を基本としている。この方法の元となった國本先生の只管朗読では500~1000回を推奨している。音読パッケージのページでも森沢先生がおっしゃっている通り、最初は100回×5回(本一冊を100回音読することを5回繰り返す)を課していたところ挫折者が続出し(想像に難くない)、試行錯誤の結果、30回×4回に落ち着いたそうである。 時代は進んでも、何かを成し遂げる方法というのはそれほど進化しないんだな。
ただ、何でも闇雲に力づくで回数を重ねればいいといものではない。
楽器も先生に弾きやすいフィンガリングを指南していただき、さらに指の形や姿勢などを見てもらって、いろいろ流儀はあるだろうけれどそれなりに正しい形で練習する必要がある。私が言うのはおこがましいけれど、人が楽器を練習しているのを見ていて「そのやり方で何度もやってもそれほど上達しないよなー」と思ったことは何度もある。
というわけで、数多の英語学習サイトの中から、最近のお気に入りをいくつか。
【英語勉強法】純ジャパの僕が3ヶ月でネイティブに間違われるまで。 | ジュガードの魔法
僕が英語を話せるようになるまでにやった勉強法と計画のすべて - STAY MINIMAL
英語初心者がたった3ヶ月でTOEICで800点取る方法 - はらぺこグリズリーの料理ブログ
全部釣りっぽいタイトルではあるけれど、基本的に3本ともド正攻法である。 しかも上二つは「音読パッケージ」を取り入れている。かなり忍耐力がいる。
すべてに共通しているのは
- 教材を絞り込んでいる(並行してやるのは2冊程度)
- 音声を聞いてひたすら音読(100回以上)
それから「自分をどこまで信じられるか」みたいな精神力も必要だと思う。 一度私も音読パッケージに挑戦して(案の定)挫折しているんだけど、なぜ挫折するかと言うと、
- なかなか教材が進まない
→ なにせ1文30回音読しなくちゃいけないのでテキスト一冊がなかなか終わらない - どんなにやっても英語が上達しているような気がしない
→ 確かにテキストの文章はすらすら読めるようになるし、アラフォーの衰えた脳でも覚えちゃうんだけど、実践では何も変わらないよ?
でも、これだけたくさんの人が「100回音読したら耳が開いた」みたいな話をしているので、この正攻法は間違いないのだと信じている。
そして、現在私はこの2冊でボチボチ音読をしている。
DUO3.0
会話できる英文法大特訓
毎日の英文法
ちょっと調べたら、こちらがKindleで出ていて、しかも音声も出版社のWebサイトからダウンロードできるようになっているようなので、海外から購入するならこちらがいいかも(音声だけ聞いてみた)。恥をさらすようだが、DUOは10年以上前に買って、これまで何度も何度も何度も繰り返しやってきていて、その時は覚えるんだけど、今見返したら7割も定着していなかった。
短期で畳みかけないと、その時の努力が全部無駄になるので、今回は無駄にならないように...
このDUOはTOEICにはそれほど力を発揮しないようだけれど、大統領選の時にトランプとクリントンの討論を聞いていたら、DUOに出てきた単語が大量に出てきて「DUOすげえ」と思ったので、信じている。
(個人的には、みなさんがおっしゃるほどボブは刺さらなかった。)
ちなみに、NHKラジオ「エンジョイ・シンプル・イングリッシュ」も自分のリスニング力チェックとしてたまに聞いている。かなりゆっくりはっきりしゃべってくれるし、使われている英文も「英語を英語のまま聞き取れる」ことを前提としてかなり練られている。簡潔な文章でオリジナルのストーリーを損なわないようにするのに苦労しているということをどこかで読んだ。NHK語学はとにかく素晴らしい。Donate したいくらいだ。
3ヶ月続けられたら報告したいと思います。
(報告がなかったら、ダメだったんだな、とそっとしておいていただけますでしょうか...)
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