アメリカ西海岸、シアトルのお隣ベルビューにいます

2020/04/23

COVID-19: 家で過ごせるのは贅沢なのかもしれない

かわいいネコもいいけど、こういうパンチあるネコも大好きです。
(本文とは全く関係ないです)

ウイルス感染リスクは平等ではない

ちょっと古い記事ですが。
これを見て、本当にそうかもしれない、と思いました。

うちはサラリーマン家庭なので、今のところお給料は出ているし、在宅勤務できる仕事だし、家族全員家で過ごすことができている。実はこれはかなり恵まれているのではないか、と気づいた。

コロナで死ぬか経済的に死ぬか

外出している人を「なんで外に出るんだよ」などと思ってニュースを見ていたりしていたんだけど、最近になって、フェイスブックでの友人が「私だってわざわざ電車に乗って通勤することに、すごく後ろめたい思いをしている」と書いていて、「はっ!」とした。自分の無知を心の底から恥じた。

同じくBBCから。このニュースも衝撃だった。

この人たちを批判するのは簡単なんだけど、本当に生活が行き詰っている人や、こういってしまうとアレなんだけど、知事や報道の情報を理解できない人(言語や教育レベルなどで)にとっては、経済制裁とも受け取られかねない事態だろうな、とも思う。どうして彼らはデモを起こさずにはいられなかったか、ということを考えていくと、とても複雑な気分になる。

我が家の幸運

うちはかなりラッキーだったと思う。

たまたま2月に引っ越しをした

以前、書いた通り(引っ越しました)、2月上旬に引っ越しをしたのである。
アパートから一軒家に引っ越したことで、一部屋増えた。おかげでオットの在宅勤務も9割くらい気にならない。オットは一番奥の部屋でほぼ引きこもり状態である。
それから、息子が多少暴れても別に隣近所の迷惑にもならない。むしろいらないくらいに思っていた庭も、意外と役に立っている。花や野鳥を愛でることでかなり癒されるし、キャッチボールや縄跳びもできる。
歩いてすぐのところにわりと広めの公園があって、毎日トレイルを散歩できる。
感染の確率からしても、一軒家の方が安全ではある。

個室がないと、在宅勤務とオンライン授業を同時に進めることはかなり難しくなると思う。兄弟が複数いる場合はなおさらである。空間的な余裕も、実はすごく重要だということに気付いた。本当に、これが一番ラッキーだったと思う。

在宅勤務に抵抗がない

在宅勤務に関しても、そもそもオットはIT企業の社員なので、ふだんから慣れており、特別な準備も何もなく、決定されてすぐに移行できた(引っ越してすぐ、IKEA に行って仕事用のデスクを購入したのも良かった)。そして、収入も今のところとくに影響はない。
ぜいたくな悩みだと思うけど、さすがに話しながら仕事を進められないストレスはあるようである。同僚と電話で仕事の話をするついでに「在宅辛い」と複数人から漏れ聞いているそうである。
どんなに時代が進んでも、人は人から離れて生きていくのは難しい。
(収入に関しては、当面影響ないけれど、今後厳しくなることは確実。レイオフあるかもしれないし…)

専業主婦

教育に関して、これが一番大変だけれど、それでもマシな方だと思う。
子供は一人しかいないし(辛い面もあるが)、自宅にはPCとタブレットがゴロゴロあるし、私もオットもPCの操作に慣れているし、ブロードバンドも通っている。それから、私自身が専業主婦で、子供の課題に付き合うことができる。英語のハンデはあるけど…(これも辛い)。
あとは、大学時代の専攻が教育だったこともあって、子供に教えることがそれほど苦ではない…というとちょっと語弊があるんだけど、息子がもっとやる気があって知識欲もあったりしてくれたらもっと良好な関係でサポートできるのに、と500万回くらい思っていますが、学校の課題そのものに関しては、自分に苦手意識ないのは良かった。時間が取られるのが一番イヤということ以外は。

世界はこんなに厳しいのか

このウイルスのもたらしたものは、単純に感染症との闘いだけではすまない、ということに気付いてきた。
平時はまったく問題なかったことなのに、経済格差、教育格差など、あらゆる格差が見えてきて、世界はこんなにも厳しかったのかと思い知らされた。私はかなり恵まれたところに立っていて、今までそんなことに全然気づいていなくて、とてもショックだった。
うちが恵まれている方なのだ、と気づいたのは、今まで仲良く話していた人から、経済的に不安を抱えている話を聞いた時だった。体調を崩したり、夜眠れないことがよくある、という。

こんなことを、本当は知りたくなかった。
知らないまま、みんな幸せに暮らしていると信じて、ぼんやり生きていたかった。

コロナの後、前のような世界には戻らないだろう、と言われている。
良くなるだろう、という意見もあり、悪くなるだろう、という意見もある。どちらも真実だろうなと思う。

どんな世界が来るかはわからないけれど、できるだけたくさんの人が健康でその世界を見られるよう、せめて家に引きこもりできる人間としての責任を、今は全うしたいと思う。

おまけ

めちゃめちゃ笑いました。


本家が出てきちゃう流れも最高です。


笑いに転換してくれる天才がいるので、私は何とか生きながらえています。
ありがとうございます!

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