アメリカ西海岸、シアトルのお隣ベルビューにいます

2019/07/21

シアトル補習学校の校長先生のインタビュー

日本語のフリーペーパーソイソースに「シアトル駐在員日誌」という連載コラムがある。
シアトル周辺に駐在できていらっしゃる方のインタビュー記事である。たまに息子の補習校の友達の親御さんが載っていたりすると、我が家で盛り上がったりしている(コミュニティが狭すぎる)。

補習校の校長先生がソイソースに

7月12日版の「駐在員日誌」のインタビュイーは、シアトル補習学校の校長先生だった。
シアトル駐在員日誌:シアトル日本語補習学校 柏 隆さん | シアトルの生活情報誌「ソイソース」

この夏にこちらにいらっしゃる方で補習校を考えていらっしゃる方は、時間のある時に一度読んでみるといいかもしれない。校長先生によって、補習校の方針が変わったりすることもよくあり、わりと校長先生のお人柄やお考えなどは大事である。
今回記事になった柏先生は、ちょうどこの春に赴任したばかりの先生である。校長先生は3年が任期なので、このまま順調にいけば、息子が小学校を卒業する時は、この柏先生から卒業証書をいただくことになる。

どういう経緯で載ることになったのかはわからないのだけれど、なかなか勇気がいることだな、と思った。何しろシアトル補習学校といえば、生徒数700人くらいいる大所帯である。全員が日本国籍を持った子供たちであり、日本人コミュニティとしては最大規模であろうと思う。その校長先生と言えば、先生は私たちのことは知らないだろうけれど、私たちは先生のことを知っているわけで、学校内の広報誌くらいならまだしも、日本人向けフリーペーパーに公に載せるのは、コミュニティが狭いだけに勇気がいったのではないかと思ったりした。もしかしたら、気軽に受けただけかもしれないけれど。

しかも、今回はいつもの連載の2倍ほどの紙面が割かれていた。その分、もちろん読みごたえもあった。
簡単に感想だけ言うと、印象と全く違っていて、とても興味深く読ませてもらった。

私の先生への第一印象

実は、柏校長先生の赴任当初の私のイメージはあまりよくなかった。とにかく「あいさつが素晴らしい」など、あいさつの話ばかりするからである。PTA委員会に出ていないので、大人向けの話し方を聞いたことがなかったのも悪かったとは思うけれど、このあいさつのことばかり言う先生というのが、私はものすごく苦手である。
もちろんあいさつ大事なんだけど、だいたい大きな声であいさつ!とか言う先生は、声が出ない生徒に対して威圧的であったりするのが嫌だった(今どきはそんな先生もいないのだろうか)。

アメリカに来てから良く思うのは、赤の他人同士がよくあいさつするな、ということである。あいさつというか会釈というか笑顔を交わすというか、まあその程度なんだけど、日本ですれ違いざまににっこり微笑んだりしたらビビる。なるべく目を合わせないようにしたりする。でも、アメリカだと、すれ違いざまに笑顔を交わしたりしますよね?
一時帰国した時に、すれ違う時に相手を見ながら微笑んでしまったことがあって、ものすごく不審そうな顔をされて、「しまった!」と気づいたことがあった。
日本は不思議だなと思う。こんなにあいさつあいさつ言われているのに、知っている人や出自の分かる人(同じ学校の生徒とか)以外には知らんぷりだし。

何が言いたいかというと、あいさつなんてお互い気持ちよい関係でいたいからするものであって、よく意味も分からず「声を出せ」と言われたからやるようなものじゃないと思うわけで。強制的にやらせたことで、あいさつの効果に気付くということもあるかもしれないけれど、まあとにかく「あいさつ大事だぞー」と押しつけがましく言われるのが、私はあまり好きじゃないんだと思う。

興味深い先生の経歴

あいさつの話が長くなってしまって、なんだか言いたいことがよくわからなくなってしまったんだけど、話戻って校長先生。
この記事によれば、先生は思春期をこじらせて当時、問題行動を起こしたりしていたようなのだけれど、教師を目指すきっかけとなる恩師と出会い、そこから一念発起、勉強に励んで教師となる。よくある話だけれど、そんなに軽い気持ちで受験勉強なんてできないから、素晴らしいと思った。シアトル補習学校の校長先生となるまでの経緯も、なかなか面白かった。

どんな感想を持たれるかは、実際に読んでみていただくとしまして、少なくとも私は、これからの3年間はちょっと楽しみだなーと思いました。

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