シアトルでも30日にパレードがありました。
(運動会で行けなかったけれど)
声を上げるということ
PRIDE PARADEとは | 東京レインボープライド日本ではあまりなじみがなくて知らなかったのだけれど、3年前に旅行したサンフランシスコにたくさんのレインボーフラッグがあって、その頃初めてその意味を知った。
無意識の差別
東大の祝辞で話題となった上野先生のおっしゃるとおり、これまでたくさんの血が流れ、声を上げてくれた先人たちのおかげで今がある。上野先生の場合は「女性学」であったけれど、性的マイノリティにとっても同じことが言えると思う。
白人で男性、体も丈夫でどこも問題がない人ばかりで構成された世の中ではない。黒人も女性も子供も障がいもすべての人が、チャンスを持てる世の中になれたらいい。好きなものを好きと言えたらいい。
私は、性的志向に関してはマジョリティにあって、好きな人を好きと言えたわけだけれど、世の中には好きだと言えない人もいるし、好きだと告白した相手から心無い言葉を言われたり、告白すらあきらめている人もいる。
私は、その点に関しては、生まれた時から運が良かっただけだ。
好きなものを好きと言える幸運
LGBTQ+とは違うけれど、こういった自分の恵まれた環境を、「圧倒的な運」とスピーチしたのはビル&メリンダ・ゲイツだった。日本語対訳 >
ビル・ゲイツと妻メリンダがスタンフォード大学卒業式でスピーチ - ログミーBiz
スピーチの最後にメリンダが言う。
ビルはとてつもなく一生懸命働いて、リスクを負い、いろいろなものを犠牲にして成功しました。これは上野先生のスピーチでも似たような話があった。
でも成功を得るためにはもう1つ、欠かすことのできない要因があります。それは運です。全くの、絶対的な運です。
いつ生まれたのか。両親は誰か。どこで育ったのか。これらを自分の力で手に入れる人はいません。これらは皆、私たちに与えられたものです。
成功者は自分だけの努力で成功したわけではない、努力したら報われる環境があったからだ、というもの。
共感しよう
プライド月間で思うのは、圧倒的なマジョリティの中にいると、自分が恵まれているということを感じづらくなってしまうということだ。先のメリンダのスピーチでは、共感しましょう、と言っている。
マイノリティがおそらくさまざまな要因で自分がやりたかったことをあきらめたり、努力する前に挫かれたりすることを、自分の問題に置き換えて共感すること。そういう人が増えると、その波が少しずつ世界を変えていく。
レインボーフラッグを見ると心が揺さぶられるのは、そういうことなのかな、と思う。
わたしは現在沢山職場があるのですが、その中のひとつでGの同僚と働いています。— Uchida@学び合いたい日本語楽習サポーター (@uchida_hiromi) 2019年6月25日
初対面の時、「Gです。よろしくです」とご紹介があり、私からは「Allyです。こちらこそです」と申し上げてからあとは仕事の話でした。
一緒に働き始めて3ヶ月になりますが、とっても気持ちよく働けています😌#LGBT
このツイートで初めて知ったのだけれど、 "Ally" というのは、LGBTQ+に理解があったり、その友人がいたり、その活動をサポートしている人を指すそうである。主にストレートの人。
「私はアライです」は「自分はストレートです」というよりずっといいですね。
ストレート・アライ - Wikipedia
素晴らしいスピーチ
最後に、この素晴らしいスピーチを共有したいと思います。本当に最高です。
2013年にニュージーランドで同性婚を認める法案が出来たとき、賛成票を投じた1人のおじさん議員が議会で語った内容。— ブルドッグ (@Bulldog_noh8) 2017年11月25日
当時も世界中で賞賛されたスピーチ。知らない若い人に向けて。 pic.twitter.com/3acOEvHhKN
こちらは、全スピーチ。何回聞いても泣ける…
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