アメリカ西海岸、シアトルのお隣ベルビューにいます

2018/06/19

学年末に担任から呼び出された話(英語)

いよいよ 3rd grade も終わりである。現地校に3年通い切った。息子えらい!

ちょうど先週、担任から "meeting" という簡素なタイトルのメールが届き、
息子さんが4年生に上がる前に面談させていただきたいのですが。いえ、別に息子さんに問題があるわけでは決してありません。ただ、彼の強みと夏休み中の取り組みについてお話させてください。
とあった。

めちゃめちゃ問題ありそうじゃない??💦
あと、"weakness" じゃなくて "strength" と書くあたり、ネガティブワード使ったら死ぬ病気なの?というくらい、単語のチョイスは徹底している。

このメールを転送してあげたら、だんなさんは
彼には少し問題があります。彼の弱みについてお話させてください。(意訳)
と返してきた。
そうだよな、先生えらいな。

まずは日程調整

朝、学校が始まる前に来てほしい、という先生からの要望だったのだけれど、私は子供の準備しながら自分も準備して、さらに普段より20分も早く家を出るなんて、考えただけでくらくらするので、一人で行ってくれないかと思って、だんなさんと交渉。


一人で行きたくないし、先生にメールするのも面倒、という気持ちがダダ洩れ…

先生たちは残業なんか死んでもしない生き物だと私は思っていたので、そんなのダメだろと思いながら、根はとても親切な私なので、先生に交渉してあげた。しかし、意外にもあっさりOKしてくださった。そうなんだ…やっぱり交渉大事なのね…
おかげで夫婦で雁首揃えて面談に臨むことになった。

さて面談

指定された時間に教室に行くと、ELLの先生もさっそうと現れた。
えーとですね、最初にELLからお話を。
毎年受けていただいているELLのテストなんですが(おそらくELPA21)、昨年からスコアがほとんど伸びていないんです。これは私たちも驚きで。

息子さんは聞き取りはほとんど問題ないと思われます。授業の理解度も問題ないです。授業中も発言していますし、クラスメイトとも会話しています。ただ、短いセンテンスでしか話せていないので、これから長文で話せるようにしていく必要があります。

このELLのテストの正確性も疑わしいと思っております。
テスト結果をあまり気にされる必要はないと思います。
担任の先生からは、
こちらがつい最近受けていただいた STAR Assessments test 結果なのですが(と成績表を見せられる)、Reading のスコアは上がっています。ただ、まだ学年相当レベルからすると全然足りていません。

Math に関しては、こちらはほとんど伸びていませんが、見ていただけばわかる通り、これ以上伸びようがないほどスコアが高いためです。Math は内容の理解に関しては問題ありません。ただ、文章題となると話は別です。Reading と関連していますので、そちらを伸ばす必要があります。
(たまこ注: 日本語でも、文章題は苦労しているので、根は同じなのでは…)

最後に、英語を伸ばすには、やっぱり読書が一番です、としごく当たり前のことを言われて面談は終了した。
そして、「推薦図書のリストはあとでメールで送るわ」と言われたのだが、待てど暮らせど届かない…アメリカあるあるか…

※ 各種テストについての詳細は、こちら↓
アメリカの義務教育とそのカリキュラムこぼれ話

何のための面談だったのか

ELLの先生と担任の二人から息子の様子を聞けたのはよかった。

「息子がそんなに英語でコミュニケーションが取れているとは到底信じられない、思ったよりずっといい結果を聞けて、驚いている」
と伝えたところ、ELLの先生は
それはよくあることです。
私の娘も今、学校でスペイン語をやっているのですが、とても話せているとは思えません(笑) でも、先生と面談すると、娘はスペイン語をしゃべっていると言うんです。もちろん、お子さんと同じで長いセンテンスはまだ話せないようですが。驚くことはないですよ。
と言われた。ふーん、そんなものなのかな?信じていいのかな?

今回の面談の目的はこんなところじゃないかな、と思っている。
  1. あまり結果の良くないスコアシートが何の解説もなく送られてきたら、親は心配だしがっかりするから、その前にワンクッション置いてショックを和らげるため。そして親からの問い合わせでトラブルになるのをなるべく避けるため。
  2. 学校として、Reading の結果が学年相当に達していない生徒には、担任が面談してフォローする義務がある。

本当は、BSDが主催しているサマースクールにでも参加してほしい、というところなんだろうけれど、すみません、日本に帰っちゃいます。逆効果~

だんなさんは後で、
「あのELLの先生はすごい。英語が一言一句、一つもミスすることなく全て聞き取れた。なんてすばらしい英語なんだ」
とえらく感動していた。

まとめ

ママ友情報によると、Reading が学年相当に達していない生徒は、年度末に先生に呼ばれがちだそうである。4年生ともなると essay も書くようになるし、reading できないと厳しくなるのだそうである。補習校でも4年生は鬼門と聞いているので、言語によらず、難しい学年なのだろう。
でもそのタイミングで先生が面談を設定してくれるのは、とても親切なシステムだなと思った。
今回、ELLの先生も面談に来られたので、うちの場合は、もしかしたら ELL からのリクエストだったのかもしれないけれど。

うーん、息子も3年もアメリカの現地校で過ごしているにもかかわらず、英語の伸びがイマイチである。自分自身にもイライラしているのだけれど、息子の場合は私の努力だけではどうにもならない領域であるため、焦燥感がひどい。人を動かす、って大変なことだよね。

今までは、面倒くさいのと体験入学だけでも大変なことだからと甘やかして何もしてこなかったんだけど、この夏は、ペーパーバックを毎日音読するくらいしないとダメかもね。

もちろん私も。私もこの夏また気合い入れてがんばる!

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