ちょうど3年生の理科も昆虫の単元があるし、これはいい機会では、と話を聞いてみた。
「insect は体が three parts に分かれているんだよ。three parts ないのは insect じゃないんだよ」
「head と thorax と abdomen の3つだよ」
「antenna で感じるんだよ」
ほほう。ベースは日本語だけど、重要な単語は英語だぜ(そりゃそうだ)。
"head" はともかく "thorax" も "abdomen" もさっぱり馴染みがない。
日本語だと、「頭・胸・腹」なんだけどね。
後日、今度はもっと難しい単語を覚えてきた。
「虫は卵を産むでしょ、そうすると hatch して larva になるの」
「larva がどんどん大きくなって big larva になって、pupa になるんだよ」
「pupa は動けないんだよ」
「pupa が hatch して adult になるよ」
「これが metamorphosis だよ」
ううむ、おそらく虫の変態の話だ。
「蝶はね、egg が hatch すると caterpillar になるんだよ」
「4回変身すると、chrysalis になって、adult になるんだよ」
蝶は特別に名前があるのか!
ていうか、caterpillar ってイモ虫全般のことじゃなくて、蝶の青虫だけのための単語なのか!
Complete metamorphosis 完全変態 |
「完全変態」って言ったら、腹を抱えて笑っていた。
これ本当に学習としては問題ないし、本人も楽しくやっているし、なんだけど、このまま放置したら、やはり日本語が入らなくなるよねぇ。「理科の勉強どうするか問題」でも書いたけれど。
そこで!
こんなチャンスないので、せっかくだから香川照之さんのカマキリ先生にご登場いただいた。
おおっ!今ならこれまでの2本とも見られるじゃないか!
※全然どうでもいいんだけど、TBSドラマ「小さな巨人」を見ていまして、ちょうど香川照之さん出ていて、「こんな悪そうなこと言っているけど、どうせカマキリ先生なんだからさ」みたいに見えてきてしまって困る。
番組の完成度と香川照之氏の熱量の高さが素晴らしい「昆虫すごいぜ!」で息子の心を掴んだ後は、やはりこの辺から動画を拾わせてもらって、蝶の一生を学習させてもらった。さすがNHK。映像もきれいだし、素晴らしい。いつもありがとう!
さらに今回は幸運なことに、補習校の作文テーマが「動きのあるもの」について書きましょう、ということだったので、「これ使える!」と思って、息子に「蝶の一生について書いてみたら?」と提案して、まんまと作文に書かせてしまった。
というわけで、虫に関しては現地校の学習とうまいことタイミングがあって、日本語でも学習できた。興味のある時に畳みかけた方が、頭に残りやすいものね。でも、いつでもこんなにうまくいくとは思えないので、この先も何とか折を見て、理科の日本語での学習を考えておきたいかな、というところではある。
***
関係ないけど、"insect body" 「昆虫 体」の二通りで画像検索したら、見た目がこんなに違っていた。
日本語の方がよりリアルなのだ。
こっちは日本に比べて本当に虫が少ないな、と思う。
乾燥しているというのももちろんあるとは思うけれど、これだけ暖かいので忘れていたんだけど、シアトルの緯度って樺太くらいなのね。
虫が少ないわけだ。補習校で配布された社会の副読本に、日本とアメリカ西海岸の比較地図が載っていた。紫外線強いわけだよね。ロサンゼルスも伊豆大島くらいなんだ。西岸海洋性気候。 pic.twitter.com/a901zSqPyb— タマ (@vn_tamaco) 2017年5月25日
カブトムシとかいそうなんだけど、これだけ北だとさすがにカブトムシは生息できないんだろうね。虫捕りできないのは、すごくさびしい(私は比較的虫は嫌いではない)。
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