アメリカ西海岸、シアトルのお隣ベルビューにいます

2017/06/11

「蝶の一生」について、英語と日本語両方で学習してみた

現地校のサイエンスの授業で "insects" について学んでいて、わりと楽しい、という話を息子がしていた。
ちょうど3年生の理科も昆虫の単元があるし、これはいい機会では、と話を聞いてみた。

「insect は体が three parts に分かれているんだよ。three parts ないのは insect じゃないんだよ」
「head と thorax と abdomen の3つだよ」
「antenna で感じるんだよ」

ほほう。ベースは日本語だけど、重要な単語は英語だぜ(そりゃそうだ)。
"head" はともかく "thorax" も "abdomen" もさっぱり馴染みがない。
日本語だと、「頭・胸・腹」なんだけどね。

後日、今度はもっと難しい単語を覚えてきた。

「虫は卵を産むでしょ、そうすると hatch して larva になるの」
「larva がどんどん大きくなって big larva になって、pupa になるんだよ」
「pupa は動けないんだよ」
「pupa が hatch して adult になるよ」
「これが metamorphosis だよ」

ううむ、おそらく虫の変態の話だ。

「蝶はね、egg が hatch すると caterpillar になるんだよ」
「4回変身すると、chrysalis になって、adult になるんだよ」

蝶は特別に名前があるのか!
ていうか、caterpillar ってイモ虫全般のことじゃなくて、蝶の青虫だけのための単語なのか!
Complete metamorphosis
完全変態
息子に "metamorphosis" って日本語では「変態」っていうんだよ、と教えたら、案の定ゲラゲラ笑っていた。いや、本当だってば。本当に「変態」って言うんだってば。
「完全変態」って言ったら、腹を抱えて笑っていた。

これ本当に学習としては問題ないし、本人も楽しくやっているし、なんだけど、このまま放置したら、やはり日本語が入らなくなるよねぇ。「理科の勉強どうするか問題」でも書いたけれど。

そこで!

こんなチャンスないので、せっかくだから香川照之さんのカマキリ先生にご登場いただいた。
おおっ!今ならこれまでの2本とも見られるじゃないか!
※全然どうでもいいんだけど、TBSドラマ「小さな巨人」を見ていまして、ちょうど香川照之さん出ていて、「こんな悪そうなこと言っているけど、どうせカマキリ先生なんだからさ」みたいに見えてきてしまって困る。

番組の完成度と香川照之氏の熱量の高さが素晴らしい「昆虫すごいぜ!」で息子の心を掴んだ後は、やはりこの辺から動画を拾わせてもらって、蝶の一生を学習させてもらった。さすがNHK。映像もきれいだし、素晴らしい。いつもありがとう!
さらに今回は幸運なことに、補習校の作文テーマが「動きのあるもの」について書きましょう、ということだったので、「これ使える!」と思って、息子に「蝶の一生について書いてみたら?」と提案して、まんまと作文に書かせてしまった。

というわけで、虫に関しては現地校の学習とうまいことタイミングがあって、日本語でも学習できた。興味のある時に畳みかけた方が、頭に残りやすいものね。でも、いつでもこんなにうまくいくとは思えないので、この先も何とか折を見て、理科の日本語での学習を考えておきたいかな、というところではある。

***

関係ないけど、"insect body" 「昆虫 体」の二通りで画像検索したら、見た目がこんなに違っていた。
日本語の方がよりリアルなのだ。

こっちは日本に比べて本当に虫が少ないな、と思う。
乾燥しているというのももちろんあるとは思うけれど、これだけ暖かいので忘れていたんだけど、シアトルの緯度って樺太くらいなのね。
虫が少ないわけだ。
カブトムシとかいそうなんだけど、これだけ北だとさすがにカブトムシは生息できないんだろうね。虫捕りできないのは、すごくさびしい(私は比較的虫は嫌いではない)。

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