アメリカ西海岸、シアトルのお隣ベルビューにいます

2017/06/28

日本の小学校体験入学 ~ 3年生 ~

今夏も息子の体験入学のため(と日本での数々のタスクをこなすため)、日本に帰国した。
だんなさんはアメリカに置いてきた。
→ 昨年の体験入学の様子

今年は諸事情があって住民票を戻したので、区役所での手続き時に一緒に学校指定通知書(転入生が区役所から受け取り、転入する学校へ提出する)ももらった。
大手を振って学校へ通える。
※住民票については後日。

今回、うちは住民票を戻したので、学校には拒否権はない。住民票がある限り、子供は教育を受ける義務が発生し、法律の下、学校へ通わなくてはならない
ただ、受け入れる学校としては、住民票があろうがなかろうが、受け入れの手続きにほとんど違いはない。
なので、自治体の体験入学受け入れについてのルールに従って手続きをした。
おそらく、細かいルールは自治体ごとに違うと思う。

一時帰国中の区立小中学校への就学について | 世田谷区

世田谷区の場合、登校日が15日以上と書いてあったので、週5日として、少なくとも3週間は通う必要があるようだ。学校側としても、それくらい通ってもらわないと処理が煩雑になってしまうのだろう。
いろいろありがとうございます。

私が事前にやったことは以下の通り。
  • 帰国する2週間前に学校へ体験入学希望を伝える
  • 帰国したらすぐに区役所へ行って、就学許可を得る
  • 学校へ連絡し、必要であれば事前に学校との手続きを済ませる
学校から事前に一度学校へ来てほしい、と言われ、区役所からの許可証(学校指定通知書)を提出し、転入届をその場で書いて、通学期間のすり合わせをしてきた。
それから、今はちょうど水泳指導が始まる時期なので、学校医による内科検診を受けねばならず、診断書を持って学校医へ検診に行ってきた。
息子は「注射するの?」とめちゃめちゃビビっていた。しないから。ただの検診だから。

あとは、上履きやら体操着、ノートや文房具などなど、何やら準備するものがたくさん。
先生のご厚意で、ドリルや書道セットなど、それほど使わないものに関しては貸していただけることになった。それだけでもありがたい。
日本の学校は準備が大変だわ。

***

3年生になって、「生活」が「社会」と「理科」になり、さらに算数は習熟度別クラス編成になっていた。いつから算数の授業は習熟度別になったんだろうか。
持ち物は増え、授業の中身も複雑になり、またちょうど年齢的に中学年は精神的な成長がみられる年代で、人間関係も少しずつ複雑になってきたように思う。
アメリカでのんびり過ごしていた息子と比べると、日本の子どもはぐっと大人に見えた。
かなり揉まれているんだろうな。

息子にとっては、登下校がかなりハードなようである。
ランドセルに教科書とノートと筆記用具を入れ、日によっては上履きや水泳バッグなどの補助かばんも持っていかなくてはならない。加えて、その日が雨だったりすれば、傘をさしていかないといけないのだ。
こういう、毎日のちょっとした積み重ねで、日本の子どもはぐんぐん体力を付けていくんだろうと思う。
おかげさまで、息子はしばらくバテバテだった。

***

今回、副校長の計らいで、仲良しの子がたくさんいるクラスにいれていただいた。
初日、教室に入った時点で息子はもみくちゃにされていた。本人は照れていて、うまく対応できていなかったけれど、毎年帰国を待ってくれるお友だちがいるのは本当にありがたいなぁと思った。

1・2年生の時より1クラスの人数枠が大幅に増えたため、クラスが2年生の時より1クラス減って、その代わり、1クラス38名という大所帯になっていた。
38人を一人の先生が見るなんて、ちょっと考えただけでも大変だ。

この日本人の小さいころからのがんばりっていうのは、もうちょっと報われてもいいんじゃないだろうかと思ったりしている。なんであんないい加減なアメリカの方がGDP高いのか、本当に謎だ。
アメリカの子供の方が総じて幼いし、できないこともたくさんあるし、根性もさっぱりないし、食べ物の好き嫌いも多いし、体力もない。
でもおそらく、自己肯定感が高くて自信がある、というメンタルな部分が大きいんだろうなとは何となく感じる。「こんにちは」しか言えなくても「日本語しゃべれるよ!」と自信満々にしゃべってくるアメリカ人を見ていると、日本人はつくづく損な国民だなーと思う。
(他にも、アメリカはすごく優秀な人をもっと伸ばすプログラムというのがたくさん用意されているというのもさすがな気がする。ここの差も大きい。)

息子は何とか両方のいいとこ取りで成長してくれたらいいんだけど。

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