アメリカ西海岸、シアトルのお隣ベルビューにいます

2016/09/11

新学期のトラブル ~ アメリカ現地校 ~

新学期である。
昨年ほどじゃないけれど、ちょっとしたトラブルがあった。
昨年のトラブル → たいていのことはメールで - アメリカ現地校 -

9月から、スクールバスのドライバーも新しい人に代わった。
すごくいい人そうではある。

しかし。

しかし!
来るのが遅いのだ。

朝も10分も遅れてきた。
なぜ10分も遅れるのだ。
確かに交通事情で遅れることは今までだってあった。
しかし、10分は許容範囲とは言えないだろう。
だいたい学校の始業時間に間に合っていない。

というわけで、ある朝、息子は始業時間に間に合わなかった。
息子だけではなく、同じバスに乗っていた生徒は全員間に合わなかった。

その日は私のヨガ教室の日であった。
レッスン中に携帯が鳴ったが、登録されていない番号からだった。
「また営業電話かよー」と、電話を無視してしまった。

ボイスメールが入っていたので、レッスンが終わってから念のため聞いてみた。

「xx小学校です。」 ← 肝心な名前がごもごもしていて聞き取れなかった。
「Mrs. xx ?」 ← 明らかに私の名前ではない
「今日、お子さんが学校に来ていません。お休みですか?これから来るならオフィスでチェックインしてください」
「必ずコールバックお願いします」

まさか。
うちの子は、今朝スクールバスに乗って元気に学校へ行ったのだ。
間違い電話に違いない。
そもそも私の名前じゃないし。
でも、間違いだったら間違っていることを伝えた方がいいかしら...

などと考えているうちにすっかり忘れて家に帰ってメールをチェックしていたら、なんと、オフィスからメールが入っていたのだ。
留守電と同じ内容で。
※後でわかったんだけど、電話番号が登録されていなかったのは、代表番号ではなくて枝番だったからだった。

どういうこと...?
間違いじゃなかったの??
息子は学校にいないの???

すぐに「息子は今朝バスに乗った。今学校にいるはずだが、いなければ探さなくてはならない」旨を返信したんだけれど、やっぱりメールじゃダメだ、電話だ!と意を決して学校に電話をした。

オフィス 「xx小学校です」(たぶん副校長。すごくいい先生。)
私 「先ほど電話もらって、子供が学校にいないと言われたんですが、スクールバスに乗って行っているはずなんです。確認いただけますか?」
オフィス 「バスの番号は?クラスは?」 → 回答する
オフィス 「あー、なるほど。調べてくるので、そのままお待ちください」
~ 数秒後 ~
オフィス 「大丈夫です。お子さんいらっしゃいました。ご安心ください」
私 「ああよかった、ありがとうございます!」

ということで、事なきを得た。
どうやら、同じバスに乗っていた全員に「お休みなら連絡くれ」という電話が行ったらしかった。
(数日後、クレームが殺到したのか、定刻より早くバスが来やがった。
ほどほどってないのか、この国は。)

いやしかし、心臓止まるかと思った。
危険を察知すれば、ふだんはちゅうちょしてほとんどしない電話もできるんだな、と我ながら感心してしまった。
そして、オフィスは、手違いがあってごめんなさいね、的なことは一切言わなかった。
11時ごろ電話してきておいてそりゃないだろ、と思わないでもないけれど、スクールバスの管理は学校のオフィスとは関係ないからだろう。
ここらへんも徹底しているよね。

***

我が家の苗字だけれど、おそらく読めなかったんじゃないかと思う。
何度聞いても私の名前じゃなかった。
むかーし、マリナーズにいた長谷川のエッセイを読んだんだけど、
「HASEGAWA って最悪。ローマ字表記やめてほしい」
と書いてあったことを思い出した。
インド人の名前長すぎて読めねーよ、とぶうぶう言っていたんだけど、"Hasegawa" も長いし読めないだろうなぁ。
インド人の皆さん、すみません。

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