昨年末に届いたレターには、そのまた前年度との年末時点の比較が載っていたんだけど、前年比50%以下だった。それは青ざめるだろうな。
おそらく毎年やっているんだろうけれど、ここで、なんと、PTA主催のオークションが発動された。
オークションですよ、小学校で。PTAが。
でもそこは小学校。
オークションにかけられる商品はほほえましいものばかりである。
- 一日校長先生 ($500くらいの値がついていた)
- xx先生と会食
- 休み時間の延長
- 学校の電光掲示板に文字を入れられる
個人的には、先生と会食なんてしたくないけど、先生大好きな子もいるだろうし、それなりの値段がついていた。一日校長なんて、何するんだろう?校長権限で賞状を配りまくったという話も聞いたけど(確かに賞状バラまきって楽しそうだ)。
先生にかかわる「xx先生と一緒にxxするチケット」系の商品は、ただ、人気の先生とそうじゃない先生の差が出てしまったりしていて、なかなかシビアである。不人気の先生も、笑って済ませちゃうくらい心根が据わっていないとなかなか自分のチケットなんて商品に出せないだろう。先生が自分でオークションにかけている前提で見ていたけれど、そもそも、先生自ら自分を商品にしてオークションにかけているんだろうか?
謎が深まるばかりである…
でもたったの1週間でけっこうな金額が集まって、さらにそこで支払った見返りに何か商品がもらえるのは、募金活動としてはすごくうまいやりかただなーと思う。もちろん、ある程度、規模の大きな学校じゃないとオークションなんて成り立たないから、どこの学校でもできることではないとは思うけど。
教育制度としては、日本の方が断然優れているけれど、そのぶん、学校関心度はアメリカの方が高いのかもしれない。学校の先生と一緒になって学校を運営していく一体感みたいなものが、こういうイベントを通して育っていくんだろう。
明確な「お金」というゴールが設定される。
そして、お金を集めるにはどうしたらいいのか?
目的と手段、大事ですよ。
日本みたいに「運動会を成功させる」とか「子供の安全を守る」といった、もちろん大事なことだけど、ぼんやりしたゴールに向かってがんばるってなかなかできないものね。
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