アメリカ西海岸、シアトルのお隣ベルビューにいます

2016/02/15

海外生活で英語力はどれくらい伸びるのか - 大人編 -

みなさまこんにちは。
アメリカに来て半年たちましたが、いまだに英語難民のたまこです。

さて、おそらく「他人の英語力の伸び」に関しては、かなり関心度が高いだろうと思っている。
私も渡米する前は「駐妻さんたちは英語をどのように準備して、どれくらい伸びているんだろうか」ということに、かなり関心があった。

こっちにきてからTOEICなどの指標となるテストを受けていないので、客観的な判断はできないんだけれど、ひとつだけ、アルクが「英語レベル診断テスト」なるものをWeb上で公開しているので、それを一つの指標として使っている。
英語レベル診断テスト|アルク
無料の会員登録すれば、だれでも受けることができる。
さすが老舗のアルクだけあって、たったの15分程度のミニ模試だけれど、リーディング/リスニングともに揃っていてなかなかいいと思う。

私は渡米前と、3ヶ月、6ヶ月の計3回受けている。
さて、結果はどうだったでしょうか!(恥)

恥ずかしくてあまり公開したくないんだけど、渡米前はなんと6割しか取れなかった。ひどいですね。本当にひどい。
渡米3ヶ月目は、ESLにも通っているし!毎日がんばっているし!と意気込んで受けたんだけど、なんと!変わらず6割だった。TOEIC換算すると600点もいってない(たぶん)。
それが、半年たって受けてみたら、9割近く取れた。TOEIC700点前後かなと思う。
(実際には問題数も違うので、単純に換算できないと思うけど。)

受けてみてわかったことがある。
何が一番伸びたかというと、断然文法力である。
近所のママ友と「文法とかどうでもいいから、日常生活を円滑に送れる英語力がほしいよね」と話していたんだけど、最近、「大人が新しい言語を習得するにはやっぱり文法大事」と思えるようになった。
ESLでも、文法を軸にいろんなテーマで話したり問題を解いたりしているし、その際、先生は3単元の "s" や時制などに厳しいチェックを入れてくる。
やはり、ネイティブと話していても、文法がめちゃくちゃだと、話していてかなりストレスフルなんだろうと思う。非ネイティブ同志ではよくても、ある程度突っ込んで話すには、正しい文法で話すことは重要なんじゃないだろうか。

ただ、「日常生活を円滑に送れるための英語(サバイバルイングリッシュ)」の必要性ももちろん高く、ちんたら文法なんてやっている場合じゃないという気持ちもある。
だんなさんにその辺のことを聞いてみたら、「大人は理論から入った方が学習しやすいんだよ。だから文法からやるのが一番の近道だよ。リスニング力?それを付けるには、いろんな言い回しを自分のものにしないと聞き取れるようにはならないよ」と、しごくまっとうな回答が返ってきた。

それで、私は確信した。
その「サバイバル」かつ「正しい英語」を身につけるための最良かつ最短の方法は、やっぱり

音読

だと思う。
これは、以前「英語学習の上で発音は大事なのか」で書いた通り。

それで、私がこの3ヶ月でやり続けてきたことはほぼ一つだけ。

総合英語Forest 7th Edition」の暗唱文例集の音読。

毎日だいたい1~2時間。
(英語力を伸ばすには、週に20時間以上の学習が必要と言われているけれど、これはなかなか難しい…)
英語学習者の間では有名のようなんだけど、桐原書店は太っ腹というか、音声データと文例集をフリーでダウンロードできるようになっている。
この文例集のいいところは、文法事項ごとに例文がならんでいて、そんなに難しい単語は使っていなくて、音声データもセットでダウンロードできるので、音読に向いているのだ。
この中で、私は比較と仮定法がかなり弱いことがわかり、音読を続けていたら、これらの言い回しにもかなり慣れてきた。いや、まだまだだけど。
まあ、確かにこれだけだと細かい文法事項がよくわからなくて本書がほしくなるので、これも戦略の一つなのかもしれない。

少し結果がついてきたので、あと数ヶ月この方法を続けてみようかと思う。
ちなみに、テスト結果が上がってきたからといって、会話力がアップしたかというと、ほとんど変わっていない。引きこもり状態とは言え、アメリカに住んでいるだけ英語に少し慣れてきたのと、度胸がついてきただけ。
実践と学習がもうちょっとバランスよくいくといいんじゃないかとも思うけど、ほとんど英語できない日本人に付き合ってくれるほどネイティブの人々も暇じゃないし、そもそも知り合うこともできないので、ぼちぼち進めていこうかと思う。

2 件のコメント:

  1. 大好きなトピックです!文章を暗唱するのって最高の英語勉強法ですよね。特に日本人の大人は文法はかなり極めてるので、文章暗唱するとどんどん応用できるようになりますよね。口の英語筋のメンテナンスにも役立つし!

    返信削除
  2. りょうこさん、

    うわー、嬉しいです。りょうこさんに言われると、自信になります。ありがとうございます。
    そうなんですよね。
    誰に聞いても何を読んでも、とにかく「口に出す」ことを言われます。
    スポーツと同じ、日々鍛錬です。
    がんばります。

    たまこ拝

    返信削除