アメリカ西海岸、シアトルのお隣ベルビューにいます

2019/10/02

アメリカ現地校での音楽の授業

アメリカの学校は、読み書きそろばん(Reading/Writing, Math)以外は、州だけでなく学区や学校などでかなり振り幅がある。
(その Reading/Writing, Math に関しても、内容や授業のやり方に大きな違いがあったりする。)
タイトルに「アメリカ」と付けちゃったけど、あくまでベルビュー学区の話です。

5th grade の音楽は楽器演奏

ベルビュー学区では、5年生から音楽の授業に楽器が登場する。
息子も(恐ろしいことに)とうとう5年生になってしまったので、楽器を選択することになった。
それまで音楽と言えば、アカペラでの合唱のみ。しかも、ハモったりもしない。ユニゾンで、たまにダンスも組み入れてミュージカルさながらに歌うだけである。クオリティの低いジャニーズみたいなものですね。

ところが、5年生になると、突然楽器での授業が始まる。とにかく楽器である。楽器以外はやらない。
どうしていつも、突然かつ極端なんだろうか。序破急の「破」をスキップしたら意味が分からなくなるじゃない?カオスになりそうなの、想像できるじゃない?間にリコーダーとかピアニカとか入れて、楽譜を読む練習とかしないんだろうか。崖から突き落とすタイプ?
しかも、学校に楽器があるわけではなくて(ちょっとはあるけれど)、家庭でレンタルまたは購入をさせるのである。いきなり。
※お金に余裕のない家庭には、援助がある。

うちは、これはきついだろうと思って、ピアノを習わせていた。功を奏するだろうか。

選択できる楽器の種類

大まかに、二つのカテゴリーから楽器を選択する。
  • オーケストラ(バイオリン・ビオラ・チェロ)
  • バンド(フルート・クラリネット・トランペット・トロンボーン・バリトン・パーカッション)
オーケストラは弦楽合奏、バンドは吹奏楽である。 それぞれ担当する先生が異なるので、選択科目のように分かれて授業を受けることになる。
音楽の授業の1週目で、楽器を試奏させてもらう。その中で自分が気に入ったものを選択する。息子の場合は、楽器の人数のバランスも見るため、第2希望まで選択するように言われた。たいていは希望通りである。
どうも、パーカッションが楽らしい、という噂がどこからか流れ、パーカッションだけは第1希望が通らなかった子がたくさんいたようである。全然楽じゃないんだけどな。シンバルなんて、一発で音楽台無しにできる破壊力あるし。

授業の実際(噂)

人伝に聞いた話によると、本当にめちゃくちゃらしい。 楽器なんて大半の子には初めてだし、もちろん楽譜は読めないし、とにかく音楽の授業で繰り広げられるのは

騒音・雑音

だそうである。 フルートやバイオリンの個人レッスンを受けているお子さんは、自分の楽器を選択しがちだけれど、あるお子さんは ひどすぎて音楽にならず、つまらない と言っていた。さもありなん。

楽器レンタルショップ

学校によってはレンタルできる楽器店を紹介してくれるようであるが、もしないようであれば、ベルビュー近辺ではこれらの楽器店で大きく取り扱っている。

Musical Instrument Rentals - Kennelly Keys Music


Largest Retail Chain of Band & Orchestral Instruments | Music & Arts

レンタル料金

息子の楽器も借りに行ったんだけど、店員はみんな手馴れていて、すぐに裏から楽器を出してきてくれた。予約もなし、完全ウォークインでOKである。
怖すぎる。何やら政治的な香りが…
だいたい $25/月 が相場で、今年(毎年?)は、どの楽器も初心者用のワークブックの購入が義務付けられていた。

amazon.com より
これはトランペット用
amazon.com より バイオリン用
これに加えて、弦楽器はお手入れ用のクロス、松脂、肩当てを付ける。初回は約$90くらい。バンドは楽器にもよるけれど、お手入れ用のオイルやクロス、クリームなど(クラリネットはリードも)で、初回 $70~100 くらい。
借り続けて気に入れば、その楽器をそのまま購入することもできるし、返す時も日割りで計算してくれるそうである。良心的。

息子はバンドを選択したので、私にとっても未知の世界である。楽しみだわ。

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