アメリカ西海岸、シアトルのお隣ベルビューにいます

2019/06/17

学年末恒例ミュージックコンサート

オットはロックが好きなんですが、そして見に行ったライブ記録ブログも書いているようなんですが(ハンドルネームで検索すると出てくるんだけど、読んでもよくわからないので読んでいない)、月一くらいでシアトル近辺のライブ会場をうろうろしている。

いきなりですが、余談です

「ボヘミアン・ラプソディー」の映画で人気うなぎのぼりのQueenが今度タコマに来るんだけど、チケット発売開始あたりに販売状況見たら、まだまだチケットあまっていたので余裕こいて放置していたら、そのあとアカデミー賞取ってしまってあっという間に完売した、チケット取れなかった、とオットは悔しがっていた。

さらに蛇足になるけれど、「ボヘミアン・ラプソディー」と言えば、クイーンメンバーがボヘミアン・ラプソディーをシングルで出したいとレコード会社の社長に言ったところ「曲が長すぎる」と渋面で反対されたシーンを覚えているだろうか。そのレコード会社社長を演じたのが「オースティン・パワーズ」で有名なマイク・マイヤーズであり、実は彼が「ボヘミアン・ラプソディー」の曲を有名にした立役者だったということである。
1975年リリース「ボヘミアン・ラプソディ」が1990年代にアメリカで大ヒットした理由 | 車中ヘッドバンギングが大流行 | クーリエ・ジャポン
「だから、このシーンはアメリカでは笑い声が起こるんだよ」
とドヤ顔でオットが語っていた。彼はいちいち小ネタを仕込んでくる。

学年末のミュージックコンサート

学年末というと、今までの総決算!という感じで、学校でミュージックコンサートが開かれることが多い。有志のミュージカルや合唱をやる学校もあるし、授業でやっているオーケストラやバンドの演奏、歌などもある。

息子の学校では、4年生はしばらく前から授業でビートルズの曲を練習していて、家でも息子はよく歌っていた。私なんか曲は知っていても歌詞全然覚えてないのに、息子はスクールバス降りてから、歌いながら家まで帰ってきたことあるくらい覚え込んでいた。
オットはこの選曲にえらい興味を示して、「イエローサブマリンは、ビートルズはライブで一度も歌ったことないんだぜ」とか豆知識いっぱい吹き込んできた。

今年の本番の様子

さて、ミュージックコンサートである。

3年前に、記事にしていた。
ついに習い事を始めた - ピアノ -
(後半にちょっと様子が書いてある。)
この頃よりは、アメリカのマナーへの免疫はついている。大丈夫(何が?)。

今回は4年生のみなので、出演者も演目もそんなに多くない。
案の定、学校に着いたら子供たちが廊下を走り回っていた。
本番前ですよー。
一応、ドレスコードはあったのだけれど、それももちろんみんな適当。何となくそれっぽい恰好はしているものの、全然そろっていない。手持ちで何とかする、という内容だったので致し方ない。こっちもそんなに期待していない。

いよいよ開演5分くらい前になって子供たちがわらわらとステージ前に集まってきて、何となくひな壇に座りだした。みんなわいわい騒いでいる。息子は全然やる気なさそうに座っていた。家ではあんなにノリノリで歌っていたのに!思春期難しいな。

音楽の先生が「始めまーす」と言って、子供たちが立ち上がる。
先生のピアノ伴奏が始まり、全員で歌いだした。当然のようにハモったりしない。ジャニーズみたいなものだ。あんなに人数いるのにユニゾンである。あみんなんか二人しかいないのにハモっていたぞ。

歌だけじゃなくて、簡単な振り付けがついていた。こうじゃないとね!
でも、振り付けをみんながちゃんと覚えているわけでもなく、歌詞もところどころ怪しくて、これを人前で演奏しようだなんてすごい度胸だな!と変な関心をしてしまった。だいぶ前から練習してたはずだけど?

でもオーディエンスは盛り上がっていたし(私の隣の人は一緒に歌っていた。歌詞ちゃんと覚えていた)、音楽の先生も「ではアンコールを」とか言って、同じ曲もう一回やったりなんかして、かなり楽しかった。しかもスタンディングオベーションですよ!
私もすごく楽しかった。完成度低かったけど、楽しかった。

揃っていなくても楽しい

でも、この「楽しかった」っていうのがすごく大事だなーって思う。
日本はなんでもきちんとしていて、おそらく本番前はピシッと立つだろうし、選抜された子が指揮者やって、伴奏もピアノ弾ける子がやって、歌詞もみんなちゃんと覚えて、完成度も高くて…って想像つくんだけど、そこに至るまで、真剣に厳しく練習すると思う。保護者に見せるものだと余計に。その文化はそれはそれで素晴らしいと思う。見ている方も、いいもの見られて嬉しいし。
でも、アメリカの学校で過ごしていると、別にそんなにがんばらなくてもいいんじゃないかな?と思ったりする。下手くそでも見せ方によっては楽しくなるしね。子供も怒られながら歌うより、ずっと楽しいだろうし。もうちょっと厳しくてもいいのでは、と思わないでもないけど。

でも、今回一番びっくりしたのは、この完成度で自分がすごく楽しめたことだった。
私もすっかり流されてしまったわ…恐るべし、アメリカの適当力…

30分くらいで終わってしまって、渋滞に巻き込まれたオットは、最後のアンコールしか聞けなかったようである。
特に405とか、いっそのこと封鎖してしまえ!って思うことしばしばです。高速乗らなくても入口出口渋滞するんだものー。

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