アメリカ西海岸、シアトルのお隣ベルビューにいます

2020/08/18

[ベルビュー学区] 秋からの新学期学習計画

BSDのホームページが更新されていた

ワシントン州の感染情報

ようやく、感染者グラフがフラットになったそうです。

ワシントン州のほとんどの郡で新型コロナウイルス新規感染者数は横ばい傾向 | junglecity.com

記事からたどったDOH(ワシントン州保健局)のダッシュボード↓
COVID-19 Data Dashboard :: Washington State Department of Health

ダッシュボードの2ページ目のグラフのスクショ (As of Aug.17)

秋の新学期は全員リモートで再開(7月22日発表)

ご存知の通り、BSD(ベルビュー学区)は、「9月からの新学期は、最初の6週間は100%オンライン授業、その後は状況を見ながら決定」という決断をした。状況を見る限り、やむを得ないと思う。別の州だけれど、学校を再開したものの、陽性反応が出た生徒がいて、すぐに休校措置が取られたというニュースもあった。

CNN.co.jp : 登校初日に児童1人が陽性反応、教室閉鎖に 米ジョージア州


アメリカ各地のニュースを見ていると、いろんなところでびっくりするような理由で感染していたりするので、これくらい消極的な方がいいのかもしれない。

制限すればするほどタガが外れて奔放に行動しちゃう人も出てきちゃうんだけど、人間の考え方を統制するのはこれくらい成熟した社会ではむしろ難しいので、逆にここまでマスク浸透させただけでもものすごい進歩なのかもしれない。


以前も書いたけれど、子供の教育と情緒を優先すれば、当たり前だけど対面授業一択だけど、社会的な影響を考えたらそんな単純に決められない。

関連記事) 秋以降の学校再開プラン

秋からの学習計画

9月以降の学習計画はここから;
Fall Planning – Bellevue School District


当面は100%オンラインとなったので、以前BSDが取ったアンケートで、ハイブリッドを選択した生徒も100%リモートを選択した生徒も同じ内容を受けることになる。今後、健康指標を見ながら対面授業に移行してもよい、ということになった場合、ハイブリッドの計画を発表するそうである。


今のところBSDは、春に行われたオンライン授業よりもより強力な (robust) 授業を提供することを保証している。

  • ライブ配信授業によって、先生と生徒の関係をより密接なものとする
  • 年齢相応のスクリーンタイムに配慮
  • 小グループ学習と、個別サポートの強化
各学年のサンプルスケジュールはこちら;

Elementary

ページの説明がわかりづらいんだけど、主に、月・火・木・金の午前中(3時間)はクラス活動、午後は個別活動になるようである。(1と2の間にランチタイム、適宜休憩時間あり)

  1. クラス活動(午前)
    • 担任の先生による、クラス全体へのライブ授業
    • 専門(Art, Music, PE, Library)の先生によるクラス全体へのライブ授業
    • その他(ELLなど)特別授業
  2. 小グループまたは個別サポート(午後)
    • 宿題や課題などの個別活動
    • ELLなどの特別授業

水曜日は、予備日のような位置づけのようである。
抽象的過ぎてよくわからないんだけど、生徒によっては先生とのマンツーマン指導があったり、保護者とのカンファレンス、カウンセリングや集会などのイベント等に使われるのかもしれない。


アメリカは、っていうと主語が大きすぎるので、少なくとも私の息子が受けてきたことと周りの方々の話を総合すると、現地校は、先生による振り幅がびっくりするくらい大きい。担当の先生ガチャである。やる気のない先生に当たると、もしかしたらほとんど何もしないまま終わってしまうこともありうる。怖い。


いい先生に当たれ~!

Secondary

基本的には Elementary と同じで、午前中がクラスルーム全体への授業、午後が個別授業、となるようである。小学校と違ってホームルームはないので、授業ごとのクラス単位、ということ(日本の大学と同じシステム)。


1週間に8科目の授業があり、それぞれ Period1~8 に分けられる(マジでわかりづら過ぎ)。

  1. クラス授業 (月・木: Period1~4, 火・金: Period5~8 / 午前)
  2. 小グループまたは個別サポート (月・木: Period1~4, 火・金: Period5~8 / 午後)

わかりづらいんだけど(しつこい?)、要は、月・木はPeriod1~4の授業、火・金はPeriod5~8の授業である。ちなみにPeriod8は通常科目ではなく、いろいろ書いてあるけどおそらく予備時間だと思われる。カンファレンスとか?


水曜日もよくわからないんだけど、どうやら、1週目がPeriod1~4なら、次週は Period5~8、といったように隔週でローテーションして、小グループや個別学習に充てるようである。基本的には宿題などに充てられるんじゃないだろうか。


あとは、各学校次第、先生次第、とだんだん怪しくなってくるわけだけど(本当にいいか悪いかは先生次第なので!)、全体的にざっくりしていて学校裁量、先生裁量でいかようにもできそうな感じではある。日本みたいにスケジュールや学習指導要領などががっちり決まっていて、とにかくそれを全部こなさないと死ぬ、くらいのプレッシャーは微塵もない(いや、あるかもしれないけど!)。


こういうゆるさがいいのよね。たぶん。

デバイスの配布

すでに始まっていますが、8月17日から9月2日までの間に、各学校でタブレットやPCの貸し出しが始まる。キンダーと1年生はiPad, 2~12年生はラップトップが配られる。


おそらく、すでに各学校から詳細な時間などがメールで届いていると思うので、よく確認を!

生徒情報の更新

ParentVUEは使っていますか?
8月19日(水)から、2020-2021年度のデータ検証が始まるそうである。データにアクセスして、生徒の個人情報や住所などに間違いがないか確認し、サインするとか確認ボタン押すとかするはず。

Online Student Data Verification – Bellevue School District

ParentVUEは生徒情報管理システムである。
小学校はあまり使わないんだけど、ミドル以降は成績、出席、宿題など、かなり細かく管理できるので、まだ使ったことがないという人は、アクティベートしておくことをお勧めします。たぶん、全員必須では。小学生でも、オンラインになってから、ここで成績を見られるようになっているのと、予防接種の有無もここで確認できます。
便利なアプリもあるので、ぜひ(AppleID, Google ともに、アカウントの国がアメリカじゃないと、アプリ検索しても出てこないので注意)。

iTunes / Google Play

関連記事;
アメリカ現地校のIT化 -ベルビュー学区の場合-

[8/19 追記]
Verification, そんな簡単なものじゃなかったです。
やっていて思い出した。たくさんページがあって、引っ越しなどの個人情報の更新がなければ、ただ確認して[submit] ボタン押すだけなんだけど、その作業もわりと面倒なので、少し時間のある時に、PCでやった方がいいかもです。

こんな感じ


個人的な懸念

現地校は、結局、どんな先生に当たるかでどれだけ充実するかが決まるので、これらのプランではいいか悪いか判断できない。本当はもちろん対面授業が一番いいんだけど、こればかりはどうにもできない。判断に従うしかない。

そこでやっぱり問題になるのが「英語」で。

息子は9月から6年生で、ミドルに進学する。
引っ越しをしたので、元の小学校の友だちなどおらず、学校を嫌がっている(とにかくものすごく保守的である)。オンライン授業では友達もできないだろうし、友達できないということは、ほとんど年齢相応の英会話をする機会がない。家で音読したり、チューターつけたりしているけれど、やっぱり子供の中でもまれないと、英語力は全然伸びないよな…

↓なんとか6週間後の検証でハイブリッドに持っていけますように!ポチッとしていただけたら嬉しいです↓

0 件のコメント:

コメントを投稿