また運転で失敗した話です
いまだにやっぱり運転は嫌だー。かといって、日本みたいに自転車のかごいっぱいに荷物載せて坂道上ったり下りたりするのも億劫なんだけど。私の運転技術が、ある地点に到達して以降、さっぱり全然伸びなくなった。
これ以上の伸びしろはないかもしれない。なぜなら、あとは、判断力やら度胸やらの問題なような気もするからだ。私より下手くそでも山道を果敢に挑戦する人もいるだろうし、初めての場所で道を間違えたとしても、すぐにリカバリできる人もいるだろう。
私の運転に関してはさまざまな問題を抱えているのではあるが、中でも何が一番の問題かというと、ひどい方向音痴だということである。
ナビを見ながらでも、曲がるタイミングがよくわからなくて、通り過ぎたり手前で曲がってしまうことはしょっちゅうである。そして、ナビがそのたびにルートを再検索してくれるんだけど、曲がるタイミングに間に合わないことがたびたびあり、最終的に自分の勘で進んでしまってそのまま迷宮に吸い込まれることもある。
(ガスステーションなどで途方に暮れている。)
絶望的方向音痴とは
先月、どうしてもShorelineまで行く用事があって、決死の覚悟(笑)で運転していった時のことである。(参考) Bellevue Square ~ Shoreline Library |
しかも、時間がちょうど帰りのラッシュアワー。西日が厳しい中、運転を強いられるのだ。オットには、「あんたは危ないから有料道路使いなさい」と言われ、520の橋を渡ることに。1年くらい前に購入した、GoodToGo のステッカーが初めて役に立つ時が!
さて。
私のおそろしい方向音痴が炸裂したのは、520に入って間もなくのことである。
私はあろうことか、東に向かってしまったのだ。分岐点で間違えてしまった。西に行くことなんてほとんどないので、うっかりいつものクセで東に入ってしまった。なぜだろう。そこにナビがあるのに。それは私が救いようのない方向音痴だから。
ナビは慌てて、すぐに降りろと指示を出してきた。でもね…渋滞しているんだこれが。なかなか降りられないんだよ…(第1の焦り)
ようやく降りて、もう一度520に入りなおす。目的地まで38分くらい、と出る。すでにずいぶん走ったにもかかわらず、家から出た時と残り時間が減っていない。むしろ増えたくらいである。この時点で絶望指数が30くらいに。
Google先生のご乱心
今度は間違えずにシアトル方面へと走る。初めての有料道路。へへへ、GoodToGo あるもんね、と謎の優越感で橋に入る。この時点でさらにずいぶん運転しているような気がしたが、残り30分、と出る。少し遅刻だけど、許容範囲だ、大丈夫。
ところが、Google先生が橋を渡ったらすぐに高速を降りろと指示を出す。おかしい。どう考えてもおかしい。渋滞はしているが、下に降りるよりも乗っていた方がいいはずだ。でも、先生に頼らずに目的地に着けるわけがないので、先生に従って降りることにした。嫌な予感がする。いや、先生を疑うわけじゃない。疑うとしたら、私の方向感覚と設定ミスである。
思い返せば、Google先生のご様子に異変を感じたのは、家を出てすぐ辺りからであった。何となく、予感がするのだ。高速を使わない設定にしたままになっているのでは、と。(第2の焦り)
どこかで停車して一度確かめよう、と思ったところで、「残り10分」と出た。あと10分で着くならこのままでいいや。
※ 帰りに確認したら、やはり Avoidance の Highway にチェックが付いていた…新手のホラーだわ…😱
地図が読めない方向音痴の悲劇
しかし(飽きてきたかな、この展開)。Google先生のナビがよくわからないのだ。曲がれという場所で曲がったはずなのに、ルートを検索しだしたりして、明らかに私の通った道が間違っているっぽい。どうも、手前で曲がったりしてしまっているみたいである。残り時間が全然減らない。
何度もGoogle先生の頭脳を惑わしてしまう私(の方向感覚)。
そして、高速を降りて数分、先生が右折しろという。よくわからないまま右折レーンに入ったのだが、うーん…??(イヤな展開…)
ん?デジャヴ? (Google map ストリートビューより) |
ポイント・オブ・ノーリターン!!
(デジャヴ…?)
参考) ハプニングが人を成長させる - 運転編 -
はっ!とGoogle先生のお顔を伺うと
「ばかこら、あと38分💢走らせろや、おりゃ」
とお怒りであった(ように見えた)。
おびえる私、走り続ける車、そしてベルビュー方面は空いているな…(せめてもの救い)(第3の焦り)
この時点で絶望指数は90までうなぎのぼりである。
ベルビュー方面に向かいながら、もう行くのやめちゃおうかな、とほぼ諦めていた。
ああ、レイク・オブ・ワシントンが夕陽を浴びてきれいだわ…(現実逃避モード)
(イメージです) |
諦めずにがんばりました
でも!ここで家に帰ってしまったら、私はまた昨日までの自分に戻ってしまう、頑張ろうよ自分!となけなしの勇気を振り絞ってもう一度高速に乗る決心をしたのであった。えらい私!だれかほめて!
(虚空を見ながら…だと危ないので前を凝視しながら)
そしてまた渋滞に巻き込まれながら有料道路をシアトル方面に渡ったのであった。前から差し込む夕陽がまぶしい。昭和のアニメなら、このまま「完」の文字がズームしてくるところである。しかし、私のストーリーはまだ続く。お願い続かないで。
それでも無事に目的地に、だが絶望
今度は目的地の近くまで高速で行く。途中で降りたりはしないのだ。混雑する道路で、緊張しながら車線変更したりしながら、北へ続く I-5 に順調に乗ることができた。よかった。あとはまっすぐ行くだけだ。まっすぐ…
出口も間違えずに降りることができ、最終目的地まで、今度は間違えずに行くことができた。良かった、着いたよ(感涙)。
もうこの時点で私の余力はほとんど残っていなかった。
結局1時間以上運転し続けたことになる。口の中は、緊張の連続でカラカラである。
しかし、ここで大事なことに気付く。30分も遅刻して到着したそこでこそ、私は用事があるということを。車を運転するのが目的ではないということを。目的地に着いてからがスタートだということを!
そしてさらに、大事なことに気付くことになる。
家に帰るには、また運転しなくてはならない
ここで絶望指数100に。
私は灰になりたい…灰になって自由に飛んでいきたい…
(イメージです) |
それでも家人を楽しませるわけにはいかない
という顛末を、帰ってからオットに切々と話したところ(がんばって運転して帰った)、「なんだ、ちゃんと目的地に着いたのか、つまらん」
と言われた。
つまらん…つまらん…つまらん……(エコー)
こんなに一生懸命説明したのに何なのそれ?は??
と、一瞬殺意がよぎったが(よぎりません)、裏を返せば、やつを喜ばせるような行動をしなくなったという点において、私は成長したんだなーと、ここは喜ぶべきなのでは、とポジティブにとらえることに成功したのであった。
(オチはありません。すみません。)
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