アメリカ西海岸、シアトルのお隣ベルビューにいます

2017/04/26

現地校1年8か月の息子の英語力 - 8歳2年生 -

一時期、ほとんど進捗の見られなかった息子の英語力が、最近メキメキと上がってきている気がする。
まだ、会話できるレベルではないんだけど、息子自身、現地校での生活が楽になってきているというか。

RazKidsをいやいや音読する息子
  • 音読のスピードが上がった(強弱がついて、リエゾンするようになった)
  • 授業で先生が言っていたことを家で話してくれるようになった
  • 連絡事項もちゃんと伝達するようになった
ただこれ、日本語でも同じことが言えるのだ。
補習校での連絡事項をきちんと話してくれるし、授業で習ったことも宿題やりながらぽろっと口にする。音読も舞台に立つのっていうくらい抑揚をつけて読むようになった。

聞いた言葉をいったん頭にしまって、それを順序良く取り出せるようになった、ということなんだろうか。
言語の問題もあったとは思うけれど、日本語でも苦労していたことが英語でできるわけもなく、そこら辺を処理する脳が発達してきたことが、言語習得にも良い影響を与えているのかもしれない。どんな言語を話すにしても、ある程度脳が発達しないと順序立てて文章を作ることってできないのよね。

***

息子はいまだにELL生徒なんだけど、
「アニー(仮名)もELLなんだよ」
と息子が言う。

は?ELLなの?
うん。
だって、英語めちゃめちゃしゃべってるじゃん
うん、でも英語全然読めないんだよ

読めない!

アニーは息子のクラスのかわいい女の子で、私にもものすごくフレンドリーに話しかけてくれる、積極的な女の子である。まさか英語を読めないとは!

日本人ってたいてい文字優位である。
しゃべれなくても、ある程度読むことはできる。
だから、「しゃべれるけど読めない」というケースがすっぽり抜けていた。
そうか、そういう生徒がいてもおかしくない。

確かに、ESLとか図書館のTalk Timeとか行くと、日本人以外の方でものすごくしゃべるのに、何か英語の記事について話を展開しましょう、みたいな感じで順番に記事を読ませていくと、全然読めない人がちらほらいたりする。
私としては、読めなくてどうやって英語を学習するのだろうか?と疑問に思うわけだけど、確かに耳で聞こえた通りに口から出した方が、アメリカでサバイブしていくのに必要な英語は効率よく身に付くのかもしれない。
(でも、独学は難しくないだろうか?そもそも独学なんて考えていないのかしら?彼らは積極的に周りの人に話しかけるのかな...うん、想像に難くない。)

日本の教育の特性が文字優位なのか、それとも日本人と言うDNAがそもそも文字優位にできているのかなんだかよくわからないけど、日本人ってつくづく不器用でサバイブするのに適していないなぁと思ったりした。
(もちろん個人差はあります。)

***

日本語を維持するために、補習校でも音読を重視しているんだけど、日本に帰国してから英語を維持しようと思ったとき、やっぱり音読が効くんじゃないかなーと思う。これならそんなにお金をかけずに手軽にできる(その代わり、継続するには意思がいる...)。洋書は高いけど、日本で使っていた図書館の蔵書検索したら、マジックツリーハウスがそれほど貸し出された様子もなく置いてあったので、いくらでも読めそうではある。

神戸新聞NEXT|教育|神戸の中1、TOEIC980点 海外生活ゼロで
これすごいよねー。やっぱり本好きって大きいのよね、きっと。
これで高校で留学でもして同世代の英語話者と揉まれたら、ネイティブと遜色なくなるんじゃないかしら。

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