アメリカ西海岸、シアトルのお隣ベルビューにいます

2020/03/16

COVID-19: 休校が与える影響と個人ができること

前回、「BSDは強気で休校にはしないと言っているが、現時点ではその判断を支持する。子供を学校に囲い込んだ方がいいのではないかと私は考えている。」と書いた。

そのちょうど1週間後に、とうとうBSDが「2週間休校」とアナウンスし、さらにその数時間後に「2週間から6週間に延長します」とアップデートがあった。
まさに3月11日(3.11,日本ではすでに12日だけど)のことである。
この日はてんやわんやだった。
いろんなところからたくさんメールが来たし、私がぼんやりしていると思われているみたいで(否定できない)、何人も私に知らせてくれる友人がいた。みんな、ありがとう。

当日の流れ

■キング郡保健局の声明
New limits on large gatherings, other emergency strategies to slow the spread of COVID-19 – PUBLIC HEALTH INSIDER
※現在は州知事の学校を休校にするという声明について追記されているが、3月11日時点ではまだだった。
■Bellevue School District 休校宣言
Dear Bellevue School District Learning Community - March 11, 2020 (pdf)
■ワシントン州知事による休校要請
Inslee announces school closures in King, Snohomish and Pierce counties | Governor Jay Inslee
■州知事の要請を受けて、Bellevue School District 休校期間延長のお知らせ
Dear Bellevue Learning Community - March 12, 2020
■パンデミック宣言

そして休校になった

BSDの判断が正しいかどうか、そして休校にするタイミングが良かったかどうかは私には判断できない。判断する立場にもない。それはこのパンデミックが落ち着いて終息した段階でしか判断できないと思う。すべては結果論である。
感染を広げない方策として機能したとしても、休校が社会に与える影響は計り知れない。この時に学校で得られるはずだった教養を受けなかったばかりに、10年後や20年後に何か不利益を被る可能性だってある。

休校は感染の抑止力になるのか

学校の休校についての二つの記事。
新型コロナ なぜ一斉休校しないのか? 英国の首席科学顧問がお答えします イランでは長さ90mの墓穴(木村正人) - 個人 - Yahoo!ニュース
コロナ対策に休校は無意味なのか?医療政策のエビデンスをもとに解説(津川友介) - Y!ニュース

イギリスは、休校によるメリットよりもデメリットが上回ると判断し、休校しない方針のようである。
2番目の記事は、休校が感染拡大を防ぐのに有効な手段だと言っている。
ここでの肝は、やはり休校によるデメリットをどれだけ減らせるか、という点である。それは国や環境が違うので、とても単純に比較することはできない。

教育格差が際立つことに

こんなつぶやきを目にした。

この下にぶら下がっているツイートも全部読むと、胸が痛くなる。
世界は広く、子供を取り巻く環境は子供の数だけある。自分の価値観だけで判断できることなんてほんの少しなのだ。

信頼できる情報ソースを絞る

混乱した状況では、人はあらゆる情報に踊らされることになる。
メディアでは、わりと好き勝手なことを言っているようである。確か、最初のころ、コロナは27度で死ぬとかいう噂が流れていませんでした?おいおい、人間の体温何度だと思っているんだよ、と思ったけど、室温を上げたり白湯を飲んだりしている人が本当にいて、そっちの方が怖かった。関東大震災で朝鮮人がリンチにあって死んだりしたのも、人の心に余裕がなくなって、全く根拠のない噂に踊らされたからでしょう?

最近、本当に怖いと思うのは、行動が制限されて、抑うつされてくると、みんなイライラしだして誰かのせいにしたくなってしまうことである。

敵は何なのか?自分が今すべきことは誰かとケンカすることなのか?

こういう時、自分が信じる情報ソースを絞るといいのだと思う。
私が頼りにしているのは主にキング郡の新型コロナ関連ページ。
Coronavirus Disease 2019 (COVID-19) - King County
同じくキング郡のページ。
Guidelines while schools are closed - King County
こちらは休校で子供が集まる時のガイドライン。さすがに子供が家に閉じこもり続けることは難しいし、友だちとも遊びたい。心の成長のためにも、他者とのかかわりはとても大事なことだ。
ガイドラインによれば、少人数であればあるほどよく、外での活動はむしろ推奨されている(ように読める)。ただし以下のガイドラインを守る。
  • 手洗いや咳エチケットなどを習慣づける
  • 他人とは6フィート以上離れる
  • 他人と触れないようにする(ハイタッチや握手などはNG)
  • シェアした道具は消毒する
室内でも6フィートルールは守られるべきだそうなので(それはそうだ)、室内遊びは難しいかもしれない。豪邸なら別だけど。

とにかく、情報ソースを絞り、自分のすべきことを単純化する。
今は、感染の拡大を食い止めるために、手洗いと消毒、なるべく人の集まるところには行かず、よく食べよく寝て心身ともに健康に過ごすこと、そして知事やカウンティのアナウンスに従う、これくらいだ。
そうそう、あとは「不確実な噂は流さない」。これも大事。

補習校の配布物(メールにて)の中に、こちらのファイルへのリンクがあった。
新型コロナウイルス感染症市⺠向け感染予防ハンドブック
これもわかりやすくて良かった。

新型コロナウイルスの行方

最後に、クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」で一躍有名になった感染症専門医の高山先生の記事。これほどのウイルスも、風邪ウイルスの一つとして、数年かけて人間と共存していくことになるのか、という私の想像をはるか超えた内容だった。


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