アメリカ西海岸、シアトルのお隣ベルビューにいます

2019/04/13

Perfume! Perfume! Perfume!!


行ってきました!!
Perfume!!!
図らずもデート的な!夫婦で!
仕方ないからお供させてあげたわよ。
チケットも取ってくれたし、運転もしてくれたし、まあ楽させてもらったわ。

始まりはTwitter

それは、われらがジャングルシティのツイートを目にしたところから始まった。
これ読んですぐにオットに「4月10日はPerfume見に行くから早く帰ってくるように」と連絡した。するとあろうことか、「俺も行きたい、あんたに先に見つけられて悔しい」とのたまった。
ふふん、ジャングルシティはいつもチェックしているからね。

Perfume と言えば、もちろん国民的アイドル、紅白出場歌手ではあるのですが、結構最近までそんなに興味なかった。私がはっきりすごいかも!と思ったのは数年前、アメトーークのPerfume芸人見た時から。
この、阿佐ヶ谷姉妹のお姉さんの感激ぶりが頭から離れず。
素敵な出会い 姉 | 阿佐ヶ谷姉妹、久々にブログを始める
(日本語が美しいわ。)

まずは会場~パラマウント・シアター

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座席数が2000くらいと、Perfumeとしては小さい会場。(ライブでは席は取られてスタンディング。)
開場前から長蛇の列だったけれど、中に入ってみるとそれほど混んでいなかった。日本で見ることを考えたら、チケットも当日でも買えたし、ハコも小さくて近くで見られるし、日本の熱狂的なファンには悪いけど、いいところで見させてもらった。
ただ、難を言えば音響がな…演奏ばかり聞こえてきて、肝心の歌声があまり聞こえなかった。大きいところだったらこれでいいんだろうけど、パラマウントでは歪みがひどすぎて音響失敗だった(個人の見解です)。
肖像権とか怖いので遠目ですみません

アイドルは正義だ

でも総じてすごく楽しかった!
40代のくたびれたおじさん&おばさんで見に行ったけれど、年代関係なく楽しい!彼女たちだってアイドルとはいえすでに30代。でもパーフェクトなアイドルだった。
ちょっと言わせてもらえれば、あの演出はもっと大きなところで見たかったけれど、それでもすごかった。最後はあまりにも感動して泣いてしまった。最近泣いてばかりだわ。若い人ががんばっているだけで泣けてしまう中年おばさんです。

歌やダンス、演出も当然面白かったけれど、MCも良かった。
英語はたぶん、ずいぶん練習したんだと思う。
アイドルはスポコンと同じだと思う。努力と根性、1%の才能。99%の努力なんか微塵も見せずに、涼しい顔して笑顔振りまいて、生まれた時からこんなの踊っていました、みたいな感じで、なんだか本当に素晴らしかった。

Perfumeは、見に来ているお客さんから通訳を募るというのが定番だそうである。
今回も、途中まで一生懸命英語で「楽しんでるー?!」などと言っていたのに、いきなり日本語に切り替わって「えーっと、この中で、ネイティブで日本語できるっていう人いますかー?」とボランティアを募りだした。
会場にたくさんの手が上がる。すごいわ。日本語レベルに差はあると思うけど、少なくとも「通訳やってくれませんか?」という日本語は理解しているということだし。
幼稚園で「〇〇やってくれる人ー?」に対して園児が「はいはい!!オレ!はい!当ててー!!」という感じと似ていなくもない。

一番前に陣取っていたアジア系の男性が選ばれた。
自己紹介して、と言われて彼はマイクを持って言った。
「私は、ボブ(仮名)と申します」
日本語うまい。ていうかふつうに日本人みたいだ。

絶妙な通訳とオチのない女子トーク

「シアトルには何かの1号店があるでしょ?」
「あー!言っちゃダメダメ!私たちはね、タリーズしか行かないの」
「(指でお金の形をとりながら)ほら、日本のCMでさ、お金絡みね、ふふ」
「写真撮ったけどね」
めっちゃウケてしまった。

あ~ちゃんのオチのない女子トークをたくみに通訳していくボブ。
本職ではなかろうかという素晴らしい通訳だった。
最初に、かしゆかが「大丈夫?あ~ちゃんの日本語難しいよ(笑)」と言っていたのがわかる。日本語ネイティブが聞けば、話が多少取っ散らかってもネイティブ力で足りない部分を脳内で補正できるわけだけど、それをうまいことつなげてニュアンスまで伝えるの、本当にこの人その辺のファンなのかしら?という出来栄えだった。ボブ。

あ~ちゃんも、どうやらダラスから当日着いたばかりだったようで、観光中に時差ボケと移動に疲れちゃって、という件で
「もーさ、タイアドタイアドー💕」
などと微妙にカタカナ英語を混ぜてきて、それもボブを通すと
"We're exhausted."
とちゃんと返してくれる。日本人の英語に慣れているのかしら。

弁解させていただくと、あ~ちゃんのトークは絶妙で面白いです。取っ散らかり方もバランスがよくて、さすがだわ、と思いました。

ホールフーズ前の塑像

ひとつだけ、ボブが聞き返した単語があった。
「どーぞー?」
Perfumeの3人が、シアトル観光中にホールフーズに行ったらしいのだが、その店の前に3体の銅像が立っていたそうである。(知ってます?)
3人でそれぞれの銅像のポーズをまねして写真を撮ったんだけど、よく見たら、その銅像の制作者が日本人で、Akio Takamori さんというUWの教授だった方。アメリカに来ても結局日本人に目が行ってしまって、自分たちはやっぱり日本人だなーと思ったの、という話だった。
ボブ、途中で「どーぞー」が "Statue" だとわかって、うまいこと通訳していた。

さすが、すでにツイッタラーから現地報告が。

後半もイケイケノリノリ(死語)で、アンコールもきっちり2曲、久しぶりにアドレナリンたっぷり出て、3歳くらい若返らないかしらと思ったり思わなかったり。
彼女たちにとって、シアトルはただの通過点でしかないと思うけれど、在米邦人にとって、少なくとも私にとっては、日本の風を肌で感じられた素晴らしいイベントだった。

その間息子はどうしていたのか

忘れてはならないのが、大きくなったとはいえまだ10歳の息子。

オットが「オレも行く」とか言いやがったので、どうにか預かってもらうところを探さねばならない。夜も遅いので友人を頼らざるを得ず、近所の方に打診したところ快諾してくださった。ありがとう!感謝しかない!
本来、ヤツが何とかすべきところを、私が何とかしたのは若干納得できないが。
息子は棚ぼた的に友達の家でスリープオーバーすることとなり、ものすごく楽しかったらしい。お泊り楽しいよな。

息子は案の定、持っていったスイッチのドッキングステーションを忘れてきて、またさらにご迷惑をかけてしまった。なぜこの子は大事なものを忘れてくるのか。

この楽しいイベントも、いろんな方々のおかげで参加できた。本当にありがとう。
代わりに、私も誰かのためになることをしようと思います!

思い返せば、こちらに移り住んで4年弱。
この間、こちらで日本発の作品で見たものと言えば、「シン・ゴジラ」「この世界の片隅に」という映画2本のみ。そこに…日本のアーティストが…ううう(涙)

↓会場では、連絡先を知らないけど久しぶりな人に会えて嬉しかったです。ポチッとしていただけたら嬉しいです↓

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