これぞギフテッドでございますわよ。
実録!翔の『極楽カナダ生活』
カナダ在住の大川翔くんという、平たく言うと「神童」である。
圧倒的「神童」とご両親
日本のメディアでも一時期取り上げられたし、本人の著作本もあったりするので知っている人もいるのでは。私はたまたま有名(?)になる数年前に偶然ブログを発見して、あまりのすごさにRSSで追っかけていたので、メディアに取り上げられたときは「そっとしておいてやれよ…」という気持ちだった。
今はブログをあまり更新していないんだけど、ちょうど12歳くらいの頃のブログすごくおもしろいので暇なときに読んでみてください。本当にすごいから。
本人がすごいのは、まあ、もちろんなんだけど、やっぱりというか当然というか、親の働きかけが違うんだな、というのはとても感じた。親に限らず、成長期の子供のそばにいる大人の在り方がとても重要だということはよくわかる。
おそらく、翔くんのご両親は特別なことをしているつもりはないのだと思う。子供を見つめて(これが意外と大事)、その子供が熱中していることは何か、興味を示す働きかけ方は何か、そこから学びの楽しさをどう伝えるか、みたいなことをただやり続けてきたんじゃないか、という気がしている。子供をのびのびと育てていたら、周りから天才と呼ばれるようになっちゃった、みたいな。教育熱心な親御さんからよく発せられる、ガツガツしたところが感じられないのだ。
ご両親の子供との関わり方
最初に読んだのはこの記事なんだけど、おおお、やはりこの親すごい、と感動したのを覚えている。実録!翔の『極楽カナダ生活』 - (丸秘)どうやって英語力を上げたか?
こんな方法全然思いつかないよね。
たぶん、ご両親とても忙しかったというのもあるんだけど、ベビーシッターをただ頼むんじゃなくて、安いバイト代で小学生にひたすら本を読ませるとか、時間無駄にしないっていうか、人に丸投げするんでもただ丸投げじゃないぞっていうか、うまく言えないんだけど、とても効率的なのだ。
本人もそれを楽しむ気質があるというのももちろん素晴らしいわけで、子供の性格もうまく活用していて、子供を伸ばすってこういうことなのかな、子供が優秀すぎて参考にはならないけど、私も無い頭絞って考えろよ、と反省した(反省だけで今に至る…)。
これも面白いです。車の移動中も、必ず何かしているとか。百人一首覚えるとか、ことわざ合戦とか。
実録!翔の『極楽カナダ生活』 - 「ことわざ戦い」
面白い記事たくさんあるんだけど、中でもこれなんて本当に漫画みたい。
実録!翔の『極楽カナダ生活』 - スペリングピー・コンテスト
他にも空手も黒帯だし、ピアノの腕も(選曲から想像するに)かなりなものだと思う。
世の中には圧倒的な天才がいる
世の中にはただただ天才っていうのはそんなにいなくて、素質や環境ももちろんあるとは思うけど、「本人が目的に向かって努力することができるかどうか」が肝なんだと思う。翔くんは本当に集中力が半端じゃないし、興味のあることに対する探究心も強い。だからそこに向かってコツコツと積み上げていくことができる。誰かが「こうしなさい」と強制する必要なんか全然ない。あれ?でもそうか、それが天才ということなのか。
凡人は「努力し続ける」なんていう非効率なことはしたがらないし気力も続かない。それが凡人たる所以なんだろうな…
というわけで、この翔くんのブログを読んでいると、世の中にはどう逆立ちしても絶対にかなわないくらい圧倒的な天才というのが存在していて、逆にうちの息子が普通でよかったなーなんて思ったりする。だって、親も普通でいいからね。
息子が翔くんみたいだったら、もしかしたら才能をつぶしちゃうかもしれないじゃない。
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