アメリカ西海岸、シアトルのお隣ベルビューにいます

2018/08/11

What a coincidence!

かなり話が遡ります。

6月末に日本に帰った時のこと。
成田空港からNEXに乗り、そこからさらにタクシーを拾って家まで帰るのがいつもの道程。そのタクシーに乗っている間に、びっくりするような偶然が起こった。

途中までは、息子と「久しぶりだねー」とか「くたびれたねー」とかつまらない話をしていたのだけれど、最後の幹線道路に入ったところで、幹線道路のくせにごみごみしていて車は多いし、何とはなしに
「お母さんはこんな道路で車線変更できる自信ないわ」
と息子に言うとはなしに言ったところ、それまで黙々と運転だけなさっていたドライバーさんが
「お客さん、失礼ですが、海外からいらしたんですか?」
と聞いてきた。

ええ、そうです。
どちらからですか?
アメリカです。
アメリカのどちらで?
シアトルです。

ずいぶん突っ込んで聞いてくるので、何かしら?と思っていたところ、

シアトルですか、いえ実は、もう20年位前なんですが、6年ほどベルビューというところに住んでおりまして。

なんですと!(゚д゚)!

え!
私たち、まさにベルビューから来たんです!!
シアトルって言いましたけど、正確にはベルビューなんです!!!
そうでしたか、私たちはベルビューの中の ABC という学校の近くに住んでいましてね。
えーー!
(息子を指しながら)この子、その学校に通っています!!
そうなんですか、うちの息子はそのまま DEF という中学校に進みまして。
そうですそうです、この子も学区変わらなければそのまま DEF に通う予定です!

ぎゃーーーーー
なんたるぐうぜんーーーーー!!!!!

でも今は小学校の近くはものすごく高くて庶民は住めません。
あー、そうらしいですね。当時の友人がまだベルビューに住んでいまして、ついこの春に遊びに来てくれたんですよ。その時に同じ話をしていましたね(笑)

(笑)って!!!

当時は本当にいなかで、何にもなかったんですよ。
学校のそばに住んで、のびのびやっていました。

お仕事の関係で、家族帯同で駐在していらしたそうである。
あとは私の想像だけれど、会社をリタイヤされた後、タクシードライバー始めたんじゃないかと思う。
当時のお話をいくつか話してくださったりして、そうこうしているうちに、あっという間に家に着いてしまった。もっと話したかったのに…

このタクシードライバーさんも、ふだんはそんなにおしゃべりされる方ではなさそうだった。海外に住んでいるっぽい人を乗せた時だけ、ちょこっと話しかけてみるくらいなんじゃないのかな、とにかく紳士的で静かにお話をされる知的な印象のドライバーさんだった。

私だって、ふだんはそんなにドライバーさんと話し足りない、と思うことはそうそうないんだけど、今回ばかりは残念だった。しかも、バカなのでタクシーカードももらわなかったし、お名前も確認し忘れてしまった。カードで支払ったので、レシートの車番だけが頼りなんだけど、来年も会えるかな…(涙)

うちの近所は一方通行だらけで、しかも一方通行じゃなくても車のすれ違いが厳しい細かい道路が続くエリアなんだけど、
「道が狭くてすみません、一方通行だらけなのでここから出るのも大変かも…」
などと余計なことを口走ってしまったのだけれど
「いえいえ、運転歴50年くらいありますので大丈夫です」
とにこやかにお答えいただいた。

運転歴50年…おおお…後光がさして見える…

なんていうか、この出会いがあっただけでとても幸せな気分になれて、素晴らしい出会いだった。本当に話しかけてくださってありがとうございました。
まだまだ続く海外生活、楽しみたいと思います。

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