アメリカ西海岸、シアトルのお隣ベルビューにいます

2017/09/21

初めての洗車

アメリカで車を運転するようになってそろそろ2年なのだが、一度もやってこなかったことがある。いや、いっぱいあると思うけど、その中の一つをクリアした。

洗車である。

今までどうしていたかと言うと、ガソリン入れるたびに、脇に置いてあるブラシで特に気になるところをゴシゴシやって、ペーパータオルで拭いて何とかしのいできていた。
だって、だんなさんがそれでずっとしのいでいて、一度も洗車したことないって豪語していたから。

でもそうは言ってもですね、あまりにも汚い車だと、ちょっとヤバ目の人が乗っていそうじゃないですか。
たまにボコボコの車見かけるけど、何となく近付いちゃいけないような雰囲気出しているよね。
以前、後ろの窓が全部割れちゃって、段ボールと黒いビニール袋をガムテープで留めていて、でも端っこがびろびろしちゃっている車見て、本当にビビった。こんな車走らせていていいのだろうか...そもそもバックミラー見ても何も見えないんじゃなかろうか。いいのかな...

でまあ、息子を補習校に行かせている間、たまたまだんなさんと洗車の話になった。
彼の車がかなり汚れていて、
「後学のためにぜひとも生贄になって見学させていただきたく」
と進言したところ、なんだかだんなさんも乗り気になって、二人で洗車体験することになった。
でもこうしてテキストとして書き起こすと、40も半ばになって、この夫婦は何を話し合っているのだろうか、ばかじゃないのか、という気分になるな。

余談だけど、ワシントン州では洗車した後の石鹸水を排水してはいけないという条例がある(たぶん)。
What you can do: Car washing | Washington Waters - Ours to Protect | Washington State Department of Ecology
洗車自体は禁止していないみたいだけど、その汚染水(?)を下水に流さないように配慮しなくてはならないようである。そんなこと現実的には難しいので、実質、路上での洗車はできないようである。確かに、家の前で洗車している人を見たことがない。

機械式洗車は、簡単であった。
拍子抜けしてしまった。
ベルビュー宇和島屋に買い物するついで、ということで、Chevron Tiki Car Wash の例です。
  1. 待ち行列に並ぶ
    当たり前だけど、車に乗車したまま、洗車レーンの後ろに並ぶ。
  2. 洗車コースを選ぶ
    店員が2名、洗車マシーンの前にいる。洗車コースを聞かれる。
    Basic $9; Basic よりちょっといいやつ $11; 一番いいやつ$13
    *コース名は忘れました。
    値段表示をよく見る暇もなく、Basicで即決。上のコースはコーティング的なことをしてくれるっぽい。
    ここで支払いをして(現金で払ったけど、カードでも大丈夫だと思う)、いざスタート!
  3. 洗車レーンに入る前に、ものすごく長いモップを持った店員にゴシゴシされる
    有人なので、機械で取り切れないところなどをゴシゴシしてくれる模様。ついでに内側を拭くためのタオルを貸してくれる。
  4. ギアをニュートラルにする
    店員にニュートラルにするよう指示される。窓も全部閉まっていることを確認。
    洗車レーンに乗る(私でも外れず乗れたので、誰でも乗れると思う)。いったんレーンに入ったらブレーキをかけてはいけない。危険なので。
  5. ブラシで前から後ろから横からゴシゴシされる
    機械の中に入ってしまうと、まな板の上の鯉である。されるがままにゆっくり進んでいく。進みながら車がきれいになっていく。テンション上がる。写真も動画も撮ってしまった。40も半ばなのに。
    「おさるのジョージ」でも洗車する回があった。案の定、ジョージが窓を開けちゃって大変なことになるんだけど、本当にそのまんまだった。
  6. ドライヤーでブオンブオン乾かす
    ドライヤーの頃には、窓の外に明かりが見えてくる。出口はもうすぐだ!
  7. 最後に店員が乾き残しのところを拭いてくれる
    出口にも店員がいてびっくりした。水滴がまだ残っていたりするのでそれを拭いてくれる(後で見たら、拭き垢があった...)。
  8. チップを入れる
    出口付近にチップを入れる箱が置いてあったので、$1入れた。
終わったら速やかに立ち去る。後ろから次の車がどんどん押し出されてくるので。

だんなさんはえらく感動していて(40半ばでも感動することはまだまだあるのだ)、こんなに簡単ならもっと早くからやっておけばよかった、としきりに後悔していた。車を降りるたびに「いやー、車がピカピカだよ。窓も明るい!」とドヤっていた。
そうですか、よかったですね。

***

予習は終わった!次は私だ!
息子が「お母さんの車やる時はオレも乗せて!」と言っていたんだけど、息子が帰ってきてからわざわざ行くのは面倒なので、内緒で一人で行ってきた。すぐにバレた。ごめん、だってあんた連れていくと面倒なんだもん。

時間帯が悪かったのか、行ったら前に2台並んでいた。
待つのいやだなー、と思いながら後ろに並ぼうとしたら、前の車が下がってくる。なんで?なにかトラブル?
よく見たら、その前の車のボンネットから煙が出ていた。ふつうに洗車に並んでいる途中でいきなりボンネットから煙が出てくるってどういうことなの?教えて!もー、怖すぎるでしょ!

というわけで、やや頭を混乱させながら私もバックした。煙もくもくの車を外に出してあげた後、気を取り直して再度並んだ。Car Wash に大行列しているのを何度も目撃しているのだけど、みんな洗車好きなのかしら。

さて私の番!
予習しているからね、間髪入れずに「ベーシック」って答えてやったわよ。速攻ギアもニュートラルに入れて準備万端よ!どっからでも来いや!(前からしか来ません。)
すごいよねー、楽しいよねー。座っているだけなのに、車がどんどんきれいになっていくなんて、セレブ気分よ~。たったの$9でセレブ気分よ、奥さま!

そんなこんなでお上りさん気分をばっちり堪能した後、ブオオォ~と乾かされてあっという間に外へ。お兄さんがサイドミラーなどをふきふきしてくれて終了。チップもちょろっと入れて無事クリア。
最後、どのタイミングでギアを入れたらいいのかよくわからなかったのと、振り向いたら後ろの車が迫ってきていて焦ったことを除けば、洗車楽しかった。
次はいつ行こうかな~

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