ここのところ、ワシントン州にいいニュースが続けてあり、ブログ休んでいる場合じゃない、と立ち上がりました(パソコンが)。
余談だけど、時間がありすぎると何もしたくなくなるってどういうマインドなんだろう…えーと、まあそういうことです。(あと、先月の授業ストライキの件を時系列でまとめていて挫折しかけていたというのもあります。言い訳です。)
あのストライキにはまだモヤモヤしている
ワシントン州インスリー知事が、とうとうフェーズ3にも入ることだし、週2日以上の対面授業をするように、というお触れを出した模様である。
ワシントン州知事、全学区に対面授業再開を命じる緊急布告に署名すると発表 | junglecity.com
前回のブログで、1月末から順次、2年生以下で対面授業が始まる、とウキウキで書いたのに、スタートする前日にストライキするって連絡来て、心の底から本当にがっかりした。
まあでもこのおかげで、教職員のワクチンが着々と進んでいるみたいなので、結果的に教職員の安全性がより高くなったということで、ストライキの意義はあったんだと思う。
ただ、生徒とその家族からすると寝耳に水なストライキだったし、そのことで相当混乱して、とくに子供たちが犠牲になったのはひどかったと思う。どう決着するにしても、やはり子供を犠牲にしたのは、私としては許せなかった。
もちろん、BEA側にも言い分はあったと思う。(どっちにしても許せないけど。)
1月末からの対面を協議したのが昨年末で、そのあとワクチンが認可されて接種可能になり、状況が変わったから、再度決定事項を話し合う必要がある、というのが理由だった、ということをニュースで聞いた(ニュースソースが見つからない。ごめんなさい)。
とにかく、安全対策が万全でない中、内容を見直しもせずに教職員を学校に戻すことには同意しかねる、という言い分だったようである。気持ちはわかる。すごくわかる。別に感染者も劇的に減ったわけではなかったし。
この辺は、何にプライオリティを置いて状況を判断するかによるので、私もあまり強く言えない。前日にストライキを決めたことは許せないけど(しつこくてすみません)、自分やその家族が不安に思うというのも、労働者としては当然の権利だと思う。
こういった経緯は、BSDから出されるニュースレターなどでは確認ができず、シアトルローカルニュースの KING5がものすごく役に立った。うちはたまたま毎晩息子が寝る前にKING5を見る習慣があったのが良かった。
学校オープンに向けて(今回は平和にお願いします)
先週金曜日(12日)に突然来たメールがこちら。
A Message to Families: Emergency Proclamation – Bellevue School District
要約すると、
- 知事令を遵守するために、BEA(ベルビュー教育協会、労働組合のようなもの(?))と協議中である
- K-6は4月5日までに、7-12 は4月19日までに少なくとも週2日は対面とリモートのハイブリッド学習をスタートさせる必要がある
- 6-12 に対して、ハイブリッド学習の希望者がどれくらいいるかの調査(survey)を来週実施する
6-12 Back to Buildings Family Survey – Bellevue School District
23日火曜日が締め切りである。すっかり忘れていたんだけど、以前にも同じ調査があって、その時の回答がすでに選択されていた。内容に変更があれば、直して提出、ということだった(変更ない場合も、変更なしで提出する)。
こちらが対面授業再開に関しての、最新のメール(3/19付)。
Back to Buildings Update – Bellevue School District
要約すると、
- 知事令を守るために、BEA と安全性などの協議をしている
- k-2 は、すでに対面授業を開始しており、3-5 は現在準備中である
- 感染者が減り続け、公衆衛生上問題がないと判断された際には、秋からは完全に学校を再開する計画を進めている
- すべてのエレメンタリーの学生は、4月5日までにハイブリッドでの対面授業が開始される予定である。3‐5 は、学校からの連絡を確認してください
- 6‐12 は、知事の布令によれば、4月19日までにハイブリッドで対面授業を受けられるようになる。BEAと交渉プロセスを進めるところである。
- K-2 と中高生のCTE (Career & Technical Education コンピュータやエンジニア系)クラス、陸上競技、バンド、オーケストラでは、すでに対面授業が行われている
6年生が、前回は小学生と同じ4月5日から、となっていたのが、7年生以上と同じ4月19日に変更されていた。前回は、6年生は教室の移動をしたことがないので、その練習のためかな?と思っていたんだけど、単純に間違えてアナウンスしてしまっただけなのかもしれない。
他のアメリカ国内の学区の状況は
私は、とあるSNSの在米日本人コミュニティに参加している。そこで、「すでに対面授業を開始されている学区で、どのように安全対策を行っているのかお聞かせください」という書き込みがあって、何件か回答がついていた。
びっくりしたんだけど、感染者数が多いと言われていた東海岸の学区で、昨年3月から週2, 3日の対面しています、と書いている人がいた。昨年3月って感染拡大しているまさに絶好調の時である。もしかしたら、数字を間違ってしまったのかもしれない。でも、どちらにしても、すでに長期間対面で授業をやっていることに変わりはない。
その他も、主に東海岸側で、昨年9月からハイブリッド、または低学年はすでに週5日完全対面で、という学区がたくさんあった。ワシントン州でも、ベルビューよりかなり東の内陸よりの学区で1月から対面が始まった、と言っている方もいた。同じワシントン州なのに…
ただ、あまり中高生の保護者の方がいなかったのか、中高生の対面授業は低学年ほど進んでいないということなのかわからないけれど、書き込み内容はほとんど低学年のケースだった。もしかしたら、中高生の対面授業はどこも慎重なのかもしれない。
というわけで、ひょっとして、ここまで対面授業開始が進んでいない学区は、実は珍しいのでは?みたいな気持ちになってきた。
こんなにハイブリッドで対面授業やっている学校が多いのであれば、おそらく安全対策の知見もたくさん集まるだろうし、その辺の知見を駆使して安全な学校運営をしていくことは可能なんじゃないだろうか…そんなに簡単じゃないのかな。
そうそう、中でもすごいな、と思ったのが、家庭での健康観察をしてなにやら学校システムに毎朝入力すると、学校に入る前に学校から配布された自分専用のQRコードをスキャンすることによって、そのデータが確認できる、というシステムだった。もし、朝、家で保護者がその入力をし忘れると、スキャンではじかれて学校には入れない。それから、もし学校で感染者が出た場合、濃厚接触者を割り出して、自宅待機になった生徒はやはりQRコードではじかれて、学校に入れなくなる、という話だった。すごい。
いずれにしても、感染者が出ることは前提で仕組みを考えるべきだ、ということでは話が一致していた。どんなに対策を施しても、感染を100%防ぐことは不可能である。ただ、感染者が出たとしても、そこからクラスターを作らない、感染を拡大させない、そのためにどうすればよいか、という対策が一番大事だとみなさん言っておられた。あとは、実際にやってみないとわからないことも多いので、その都度改良していく姿勢も必要だということであった。
すごい。SNSすごい。東海岸の人たちなんて、そもそも時差もあって交流大変なのに、こんなに有益な話が聞けるなんて、いい時代になりました。
個人的希望
個人的には、感染拡大の懸念と子供たちの社会活動の制限を天秤にかけた時、やはり子供たちを優先するべきかな、と思っている。昨年の、何の安全対策もない学校に通い続けるのはさすがにリスクが高くて、学校をクローズしたのはあの時の状況からすれば当然だったと理解できるけど、1年はさすがに長すぎる。
今は、感染を防ぐための知見は集まっているし、ワクチンもがんがん接種が進んでいる。昨年と状況は変わっており、子供たちを優先しない理由がない。
ただ、100%オンラインになったことで、何らかの事情で学校へ行けない子どもたちが目立たなくなったこと、そしてその子たちがほかの子供と同様の教育を受けられるようになったことは非常に良かったと思う。フルタイムの対面授業が戻った後も、オンラインの授業を選択できるように残してくれていたらいいな。
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たまこさん、こんにちは。お隣の学区に通う子をもつ母です。うちの学区もいろいろありましたが、先週からエレメンタリーは全学年ハイブリッド学習が始まりました。でも半分以上の子供達はそのままリモートを希望してリモートを続けていることもあってクラスは再編成されました。いろいろ心配ではありますが、子供が楽しそうなのでほんとよかった!です。 たまこさんのところももうすぐですね。
返信削除ここのところ、更新が滞っているにもかかわらず、ご訪問頂きありがとうございます!!
削除全学年でハイブリッド始まったんですね!リモートが半分以上ですか。意外な気もしますが、それくらいゆっくり始まった方が、お互いにとっていいのかもしれないですね。お子さんが楽しそうにしているのが何よりです!家でラップトップの前でお勉強なんて、本当につまらないですよね。
BSDからは、ミドルに関してまだ詳細が来ておらず、すっかり疑心暗鬼になっております(笑)