アメリカ西海岸、シアトルのお隣ベルビューにいます

2016/06/28

帰国する日本人家族を送り出す季節にて

「駐在妻」と言っても、さまざまでありまして。

私自身は駐在員の妻ではないので、正しくはただの海外暮らしの日本人である。簡単に言うと移民だ。
それから、私の周りの日本人コミュニティにいるママたちと話していても、だんなさんは駐在員ではなくてアメリカの大学へ留学している「留学生」であることもある。あとは、アメリカ人と結婚して、ここに住んでいるケースも多い。
だから、純粋に「海外駐在員」および「海外駐在員の妻」というカテゴリにおさまる人というのは案外少ない。

現地校が夏休みに突入し、留学で来ていたご家族もそろそろ帰国というこの時期、私の狭いコミュニティでも何家族か帰国される。ただでさえ、身を寄せ合って細々とやっているのに、そこから帰国されてしまうのは、何というか、切ないし寂しい。

先日、アメリカ人と結婚されて、日本に戻る予定のない方とお話ししたところ、「もう10年住んでいるけれど、ローカルの人たちとそれほど仲良くしているわけではないし、結局日本人と話している方が楽だから。でも、仲良くなってもみんな帰国しちゃうからね」と、寂しそうだった。
私も、期限付きで日本に帰れるなんて羨ましくもあり、送り出す身となっての初めてのこの夏は、何かと悲しい。

ところが、1年限定で渡米されて、この夏ご帰国予定のママ友がぽろっとこう言っているのを聞いた時、「はっ!」と思った。

あともう1年いたかったなー

これは、私にはない発想であった。

確かにたったの1年で帰国となるのだったら、私も「もうちょっといたかったなー」と思ったかもしれない。
この1年で、私の中で何かが劇的に変わったということもなかったし、アメリカ生活満喫した!というほど遊んだわけでもない。
確かに、彼女の感想は真っ当である気がする。
こんな気持ちで海外生活を送っていたら、もっとずっと楽しい毎日を過ごせたかもしれない。

それで思ったのだ。
自分の立場次第で、気持ちは大きく変わるんだな、と。
中には「1年たった、やっと帰れる」という人もいたし、同じ1年でもその人の受け止め方でも違うことだってある。

私の中で、この先何年アメリカ生活が続くのか、果たしてこのアメリカにどれだけ馴染めるのか、今後自分がどうアプローチしていったらいいのか、1年たってもさっぱりわからない。
どこに向かって走ったらいいのかわからない状況で、ただただ「いつの日か日本に戻りたい」と漠然とした希望を抱えただけでは、走るペースをつかむどころか路頭に迷って野垂れ死にするかもしれない。

そういう意味では、アメリカ人と結婚されてアメリカ生活を送っている日本人の方の中には、もしかしたら同じような気持ちの方もたくさんいらっしゃるのでは、と思った。
(前回記事、駐在妻の精神状態 ~ もうすぐ1年 ~にコメントくださったトラトラさんも、おそらくはそのお一人ではないでしょうか。コメントありがとうございました。私の中にはない切り口で目が覚めました。)
私からすると、アメリカ人と結婚して(ということはおそらく英語も堪能で)、私よりも数段階上からアメリカ生活を始めていらっしゃる方は、アメリカが好きで、私なんかよりもずっと楽しく暮らしているんじゃないかなー、などと勝手に思っていたんだけれど、実際に話を聞いてみると、そうではない方もとてもたくさんいらっしゃる。

私は日本人のだんなさんなので、将来的には日本に帰る可能性はあるけれど、国際結婚してアメリカに在住されている方は、その可能性すら低いわけで、もしアメリカという土地になじめなかった場合、私よりもかなり困難な状況に接しているといえるんじゃないだろうか。

というわけで、今回もとくに解決策も何もなく、ただ漠然と「私はいったいどこへ向かっていったらよいのだろうか」と問いかけるだけみたいな内容になってしまった。
今がちょうど別れの季節で、心が疲れているのかも。
時が解決しますように...

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