補習校のオンライン学習支援

ブログ書く気を削がれた最大の理由は、補習校が始まったことにあると思う。

補習校のオンライン学習支援が始まってから、私のメンタルが明らかにおかしくなった。人のせいにするな、と息子にはガミガミ言っているけど（ごめん）。でも絶対そう。

5月から学習支援が始まった

現在の補習校が言っている「学習支援」は、平たく言ってしまえば自習である（学年やクラスによっては、スライドやビデオが用意されているようではある）。
６年生は、先生から課題が与えられ、自分でやってくださいね、わからないことはメールで聞いてくださいね、という内容であった。
補習校としても、全員が一堂に会せない中、どうにか連絡を取り合って相談して、おそらく今できる最善の方法を模索してくださったのだとは思う。でも、やっぱり、メールで課題だけ渡されて、あとは自分でお願いします、と言われると、困惑してしまう。

この記事にもある通り、脱落する子も出てくるかもしれない。
仏、コロナで拡がる教育格差 | NEXT MEDIA "Japan In-depth"［ジャパン・インデプス］

こういう時期なので、仕方ないし、もちろん協力はしていきたいわけだけれど、何か提案しても、学校側が職員が集まれない以上、なかなか決定には至れないのだと思う。だから、学校が提示した内容を甘んじるしかないように見える。

理解はしているが、子供には関係ない

自分が小学生時代を思い返しても、小学生にそれだけの情報で自習は辛いと思う。私は中学受験したので、比較的自習は慣れている方だったと思うけれど、それは教材が潤沢にあったからできたわけで、教科書と先生からのメールだけでは、親のサポートなしに理解を深めるのは難しいと思う。本来は、授業でその課題をこなすための何らかのヒントなりなんなりがあったはずなのに、それがすっぱりなくなってしまった。しかも、授業ではその場で一緒に課題の答え合わせもしていたはずである。今は、その課題のフィードバックもない。そこから得られるものがほとんどなくなってしまう。

ここにきて、私の中で何かがプチっと音を立てて切れてしまった。

今まで何とか現地校の課題をこなして、一日の流れにも慣れてきたところだったのに、そこに本来心のよりどころであるべきはずの補習校から「自習でお願いします」と突き放されてしまった（ように感じた）ので、ダメージが大きすぎた。

大人の都合に子供を巻き込んではいけない

国語もなかなかな内容で、日本語力が落ち込んでいる生徒には、かなりきついと思う。しかも、メールで質問…日本語で…本当にわからない時って何を質問したらいいかもわからないじゃない？せめて課題を提出させれば、その生徒が理解できているかどうかはわかるはずなのだけれど。
いや、補習校だから基本的にメールを書く日本語力がないといけないのはわかっているけれど…
現状を飲み込んでください、ご協力ください、と言われて、こういう時だから仕方ない、と思おうともしたんだけど、子供の日本語力の低下をただぼんやりと眺めるなんてとてもできない。大人の都合で子供の学ぶ機会を奪うわけにはいかないのだ。子供には「教育を受ける権利」がある（ちょうど社会で習った笑）。

そんなわけで、一時期、この補習校の学習支援にものすごく頭に来ていたんだけど（誰が悪いわけでもない）、もう怒っても仕方ないので、今、自分の置かれている環境の中で最大限自分にできることをやっていかないと、と思案している。

いっそのこと、自分で授業のスライド作ろうかなと思ったりもしたんだけど、学習計画表も配られていないので、次週の課題がわからないから準備もできない。先生に問い合わせても「わからないことは、本人に質問させるようにして」と言われちゃうし。そうなのかなぁ…

どんなサポートができるか模索中

そうだ、これは絶対言っておかなければならない。算数はすばらしい動画を作ってくださって、ものすごく助かっている。これだけ見ていると、明らかに通常の授業の準備より時間がかかっているだろうなぁ、と思う。それなのに、授業料半額で申し訳ない。先生、ありがとう。

しかし。国語と社会だ。特に社会なんて６年生は４・５月は政治の分野で、めっちゃ大事なんだけど！もう歴史の単元に入っちゃうなぁ。はっきり言って、縄文土器とかどうでもよくない？三権分立の話の方が100万倍大事じゃない？？息子が社会の音読しているのを聞いていたら、どれもこれもものすごく大事な話が書いてあって、いちいち「それめっちゃ大事！」「それもすごい大事だからよく覚えて！」などと言う羽目になってしまって、すっかりうるさくて面倒なお母さんになってしまった。

しかし、大人になって教科書を読み返すと、これは素晴らしい書籍だなぁと感心しきりである。わかりやすくよくまとまっていて、しかも読みやすいように工夫されている。素晴らしい。日本国憲法とか三権分立とか、これちゃんと授業でやるべきじゃない？大人がある程度の熱量で話して聞かせないと、子供に関心持てっていっても難しいよね。

魔が差しました

この間、他のアメリカ国内の補習校はどんな感じかと調べていたら、ダラスの補習校はオンラインで授業しているらしくて、それ読んで心の底からがっかりした。もちろん、規模も職員も環境も全然違うから、同じように比較はできないんだけど、どうしてダラスにできてシアトルにできないのか、その違いは何なのか、絶望にも似た気持ちでPCの画面をぼんやり見つめていた。

いやいや。
とにかく、今は与えられた環境で最大限できることを考えなくては。他人をうらやんでいても何も解決しない。

↓今のところ、ただただ課題をこなすだけになっていて、悔しいです。ポチッとしていただけたら嬉しいです↓