息子の英語力も着々と進化している。
進化している、と言ってもペラペラには程遠いです。
能力別に見てみると。
- Reading:
Phonics の効果が出ていて、初めての単語でも、半分くらいは正確に読むことができる。息子は Mo Willems という作家の絵本がお気に入りなのだが、彼の作品に [That Is Not a Good Idea!] と言う作品があって、これくらいは読めていた。ただし、意味が分かって読んでいるわけではない。ELLで借りた本 中身はこんな感じですごくシンプル - Listening:
"Sit down", "Stand up" などの基本的なチャンクはわかるらしいが、その他はほとんど意味が分からない。算数の授業はわかるが、リーディング/ライティングはわからない。雰囲気とかニュアンスで乗り切っているようだ。 - Speaking:
こちらはさらにほとんどできない。
息子の通う小学校に、同じ学年で同じ9月入学の女の子がいるのだけれど、先日、うちに夕飯に招いたところ "Can you pass me xxx?" を使いこなしていた。やる気があれば、これくらい3ヶ月でマスターしてしまうのだ。えーと、つまり、うちの坊ちゃんはぜんぜんやる気がない。
あえて言うと、会話にところどころ英単語が混ざってきた。
例) 「ELL で、先生が icicle の picture を見せてくれたよ。」 - Writing:
毎週宿題として出される10単語を覚えるくらい。日本語でも作文ができないことを考えれば、今はこの程度できれば御の字である。
毎日手を変え品を変えしてその週の10単語を練習するのと Phonics 効果で、金曜日の単語のテストでの満点率がかなり上がった。間違えてもかなりいい線で間違えている。音は聞き取れるようだ。
学校生活をそれなりにがんばっていることを考えると、本当に頭が下がる思いである。
そして、それくらいしないと英語は身についてこない、ということなんだろう。
ここに来た頃、半年でかなり耳が開いてくるよ、お母さんの発音を正したりするよ、と言われたけれど、果たしてそうなるだろうか??
***
こちらの記事、本題とは別なところで「ほー」と思った。
ダイバーシティって、本当にいいと思いますか? (5ページ目):日経ビジネスオンライン
たまに、こういった体験談に救われる。
それから、そうです、頭が柔らかいと言われている子供だって、3ヶ月で英語はペラペラにはならないんだぞ、ということも、河合さんのコメントから読める大事な教訓の一つである。
***
こちらの記事、本題とは別なところで「ほー」と思った。
ダイバーシティって、本当にいいと思いますか? (5ページ目):日経ビジネスオンライン
河合:やはり子供のころ、米国にいたことが大きいと思います。しかもアラバマ州のハンツビルという田舎でした。すごくいい話だと思いませんか?
入山:アラバマですか!!アジア人は珍しがられたのではないですか。
河合:1970年代でしたから、なおさらです。まだ黒人差別もありましたし、私が通ったエレメンタリースクール(小学校)で、私は最初の日本人どころではなく、最初の外国人だったんです。異分子で、マイノリティで、最初から負けていますよね。当時、小学校4年生だったのですが、父には「3カ月もすれば英語はペラペラになるよ」と言われていたのに、全く話せなかった。鮮明に覚えているのは、実際に3カ月経ったときに大泣きして、「パパ、薫ちゃん全然、英語ペラペラにならないよ!」ってビエンビエン泣きまくったことですね。
でも、子供なりに何か踏ん張っていたんでしょうね。外国人が珍しいので、学校ではみんな私のことを見に来ます。何を言われているか分からないから、とにかくニコニコしていました。そうしたら先生が、その学校のスマイルチャンピオンに私を選んでくれて、ローカル紙の一面に載ったんです。後にも先にも、その学校のスマイルチャンピオンは私だけだったので、先生が私のために作ってくれたんでしょうね。
だから、ずっと負けていても、1回くらい勝てるときがあるんです。踏ん張っていると必ずサポートしてくれる人が現れて、ヒョイって壁を超えられる。今もその繰り返しです。
たまに、こういった体験談に救われる。
それから、そうです、頭が柔らかいと言われている子供だって、3ヶ月で英語はペラペラにはならないんだぞ、ということも、河合さんのコメントから読める大事な教訓の一つである。
0 件のコメント:
コメントを投稿